いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

立山【富山県】~ハイシーズンは渋滞の登山道、手軽絶景ハイキングは魅力的、山上の宿泊者だけが堪能できる天の川も魅力的~【2025年8月】

2025年の山旅は天気の都合がつかず休みをとっても雨天雨天。7月初旬に槍から穂高まで縦走したかったのに全日雨天予報。九州が晴れるというので、予定変更して上陸するも雨天雨天で霧島周辺も開聞岳も上がれず「梅雨開けは嘘やないか!!」と雄たけびを上げる程である。高山帯に飢えわらわらと飢餓状態になっていたところ、雷鳥荘の予約に空きがあり即予約。もう若くないので週末に思い立って、関西から2000m超えて即行できるのは木曽駒ケ岳、白山、剣山ぐらい。気合を入れて立山、八ケ岳。霧ヶ峰とか美ヶ原も微妙に頑張れる。立山は遠いが「雷鳥荘」がハイシーズンなのに何故か、前日に空きが出たので即予約。その後、すぐに満室となっていました。ツアーのキャンセルでもあったかな? 雷鳥沢キャンプ場での野営や下山してのビジホ等々も考えましたが、飯付きに最高の温泉に入りたいと相方の大希望により天界の極上湯で心身を癒すことに。

関西から夜間ぶっ飛ばして、5年前と同じケーブルカーに最も近い第一駐車場に24時ぐらいに到着。北陸道の大改修で車線規制により到着は1時間程遅れ・・・深夜にも関わらず駐車場の空きがほとんど無い。さすがハイシーズン。

ケーブルカーに乗るまで1時間or2時間掛かったよ、という声もちらほらあります。事前予約が一番なのですが、天候を見てから行きたいのが本音。

出発前はネット予約は全て満席。到着後、ケーブルカーの空席がないかと焼酎をあおりながら車中でスマホをいじっていると・・・雷鳥荘と同じくまとまったキャンセルが出たのか、7時30分のケーブルカーに直前予約できました。これはとんでもラッキーでした。

相方は駐車場到着前から道中寝まくりの、のび太くん充電モード。標高の低い立山山麗駅付近は暑い。携帯扇風機を凍らしたペットボトルに当てて回したが全く効果がない!! you tubeでも試してる人がいたが車内の温度は全く下がらないという検証結果は正しかったようだ。暑さのせいで自分は4時間ぐらいの断続睡眠でしんどい。相方も熱くて起きたようだが移動中の睡眠で艶々。夜明け前には、第1駐車場は満車となっていました。

web予約してるとはいえ、どのように動くかは分からないのが登山バス。 行列が出来ていたら困るとweb予約のマシーンに並びにいきます。

初便前にはチケット売り場には案の定行列ができていましたが、聞いていたほどではなく7年前よりも短い行列でした。

web予約の発券機は行列どころか誰も並んでいない始末。むしろ並んでいないことで、どこにあるか探しました。

初便にできた行列でしたが、随時臨時便が出ていたので登りに関しては、スイスイと室堂へ嫌でも上げてくれます。

傾斜30度を超えるケーブルカーで標高を一気にあげていきます。

現在は道路が付きトラックで荷揚げするほうが効率が良さそうなのに、美女平間は観光の要素もあるのか、現在でも資材も運んでいると現役のアピールアナウンスもありました。

天気予報の加減か、はたまたツアーの関係なのか、ありがたくも隙間に入り込んだ早朝便のweb予約で楽々チケットをゲット。

ケーブルカーを下りて美女平から室堂まではバスに乗り換えます。

前回もそうだったのですが、ハイシーズンは大体(信用はしないでね)臨時便が出ているかと思います。到着して20分待ちのはずが、すぐにバス乗車で乗り換え時間5分。早朝便は観光客はおらず全員登山客です。

屋久島の縄文杉に匹敵するという立山杉の巨木の案内もあります。

針葉樹の間から見える「称名滝」で観光停車。

樹林帯を抜けると絶景と共に一気に森林限界になります。

ここからは立山と大日岳などカールを形成する山々が見えてきます。

この時は天気がいいんだよなぁ・・・。

やがて剣も顔を出し始め、前の席に座っていた若者が「剣やっぱ、かっけ~~!!」と興奮し始めました。

時間を忘れて景色を見ていると、あっという間に室堂ターミナルに到着です。

このフロアは売店や喫茶店、名物のうどん屋などもあり昭和の新幹線の駅のようです。

上階にも大きなお土産コーナーとレストランがあり、ホテル立山のエントランスでもあります。

ホテル立山さんは2025年8月いっぱいで営業終了だそうです。以後は準備が整い次第、星野リゾートさんに経営が代わるようです。

さて、日帰りでも往ける立山登山ですが、今日はせっかくなので山パワー充電に雷鳥荘さんにお世話になります。なので、余計なお泊りセットは室堂のコインロッカーにしまいます。←これが後々仇となる。

荷物預かりのサービスが無くなったので、コインロッカーの空きが気になっていました。予想は的中し、2番目の便で上がってきたにもかかわらず8割のロッカーは埋まっていました。

乗り物で楽々と標高を上げた先にこの絶景があるのが立山の凄い所なんだろうなぁと思う。

7割は登山客で3割は観光客。思っていた以上にインバウンド客がいませんでした。

雪の壁がないから??

ここで改めて本日のコースどりは富士の折立までを予定したのですが、昼からは景色がよろしくないので大汝山まで取り敢えず行きました。往路は2時間50分、復路は2時間10分で富士ノ折立まで行くと+30分。

俊足な方は日帰りで周回する方もいますが、日帰りを考える場合、最早便に乗っても8時過ぎに室堂に到着なので、休憩などを考慮すると雄山がゴールなら10時スタートでもOK。それよりも奥に行くのであれば室堂を9時までには出発したい。

7月8月のハイシーズンは恐らく登山道は渋滞の可能性が高い。実際、今回は登山道の渋滞待ちで+2時間分ぐらいになりました。しかも、コインロッカーに荷物を預けたので回収する必要があり周回するには時間がない。次回、ハイシーズンにくるなら絶対にピストンは止め周回にします・・・。

室堂ターミナル前の「玉殿の湧水」は、そのまま飲めるという天然水です。帰りにも汲んで自宅で焼酎の水割りに、お米を炊く際に使用しました。いずれも美味い酒と美味い米に大変身します。

前回も汲んで帰り安物焼酎が神の水割りに変貌する山の恵。雷鳥沢キャンプ場にも水場はありますが、煮沸推奨とあったので飲み水はここで確保しておくのが良いかと思います。

この時点で渋滞と曇天は知る由もなく。というよりは天気予報で昼からは絶景が無いのは分かっていたのです。でも、コースタイムでいけば山頂では快晴の予定だったのですが、渋滞がとにかく凄く山頂に着いた頃にはww 11時までしか晴れないので、とにかく今を堪能し最高の気分で進みます。

パノラマでは剣もひょっこり移り込み大日岳から別山~雄山の縦走路が丸見えです。

地図で見ていたらこの角度から剣は見えないような気がするのですが、左の奥は剣だよな??

観光用の石畳の散策路は、ソールが硬い登山靴にはとにかく歩きにくい。

目標は赤矢印である。

終わりのアザミからチングルマ、コバイケソウの種花など賑やかな花畑。

目標は赤矢印である。

一の越の取り付きにやってきました。

この年は大雪だったこともあり、夏季真っ只中になっても雪渓?が多く残っていました。

ここは平らで往来に全く問題はありません。

ここから先の雪渓が3カ所ありUP&DOWNだけでなくとにかく色々と大変。

チングルマの花畑が傍らにあるのですが、室堂ではすでに種畑になっているのに少し標高が上がると花が咲いている。メジャーだが繊細なお花です。

黄色の花はミヤマキバエ。

花の名前がなかなか覚えれない・・・年ですわ。

振り返ると大日岳と室堂山荘。

二つ目の雪渓も30m程度で平らなので問題はなく歩みを進めます。

しかし、往生し始める登山者がちらほら・・・嫌な予感。

2度目の雪渓を渡ったあたりから込み始めました。

前を行くのは軽装の女子高校生の元気ジャージのワンダーフォーゲル。

キャピキャピと恋愛話などをしながら登る姿は、おっさんには眩しすぎる。

相方が「今のうちに楽しんどかなあかん!!どうせ、男も女も爺と婆になるんだから!」と忍ぶ。

超軽装と超重装備が行き交うなんとも珍しい登山道。重装備の方は立山縦走後に剣まで行かれるのか。先ほどの女子高生のワンダーフォーゲルは息切れで抜かせてもらう。自分も若ければ勢いだけで行ったと思う。おっさんになって思うのは疲労しないペースを如何にして保つのかが山行の鉄則と問う。

3度目の雪渓はこの大渋滞です。 傾斜が付くと進めず滑る人が続出。スニーカー組がとにかく進まなくなりました。 立山登山ツアー客や地元中学生の団体もあったので、雪道に差し掛かったところで横逸れして前に行かせてもらいました。

地元の中高生の野外活動に、立山を知るという登山実習があると聞いたことがあります。

一の越への登山客はとにかく多い。

混雑はあるが歩みは止まる事はこの時点ではありませんでした。

以前は同じ時期に来たと思うが、こんなにも人は多くなかったと記憶が蘇る。

再び振り返ると、室堂と雷鳥沢キャンプ場が中央に見える。

この時はまだ大絶景

一の越手前の休憩所。

ここまで整備尽くされた登山道。矮小な気質故、先に行きたくても、お先にどうぞがないと思うのはのは立山流?? みんなで立山の神々を愛でて愛でられる足取り。

そういう山と分かっていながらも、煩悩まみれの狭き心の自分は先に行きたい・・・昼前には絶景がなくなるのだから・・・。

雪渓になると雪に慣れていない登山客で渋滞になります。

難所で停滞することはありましたが、富士山でいわれるような交通集中の登山道渋滞は始めての経験。もしかして今まで恵まれていたのか??

室堂方面は快晴ながらも、大日方面からは雲が張り出してきました。

やはりヤマテンさんとSCW通りなのか・・・外れてくれたまえ。

一の越山荘が見えてきました。

雪渓で待ち時間もありましたが、この時点ではコースタイム的にはオンタイムです。

とにもかくにも人人人で画像が全てモザイクで埋まってしまうほど人&人。補給できることもあり、多くの登山客が休憩していました。はやくも昼食と行動食で山頂へのカロリー補給をしている人まで。個別ツアーなのか引率者が補水とカロリー摂取を、お客さんに強めに促していたのは印象的。この日は涼しくはあるが熱中症と脱水の患者は出したくはない。

ここからは立山の山頂である「雄山」への縦走路です。右手の建物はトイレ。

脱水予防に水分多めなので、山頂までの1時間半トイレはないので用足して上がっていきます。画像では捌けているのですが、一時期は物凄い列がなす登山道でした。

立山は登り下りの左右ルートに分けれているのが特徴的です。

振り返ると室堂とみくりが池が一望できます。

SCWではこの景色はこの時間で終了なので目にカメラに収めておきます。

雄山への登山道は高山では初級なのかな。普段運動していないと、しんどい。1時間30分近くの急登ですが、難所はなく尾根道をひたすら上ります。

振り返ると岸壁の浄土山と龍王岳。行っては見たいが立山三山ほど良景ではないようなので嗜好が向かない。

龍王岳尾根お奥に見えるのは憧れの裏銀座でしょうか。

薬師岳と水晶岳とお見受けする。

登山道に咲く鼻は真っ盛りイワツメクサにミヤマアキノキリンソウ。

イワギキョウかと思う。

渋滞の登山道なので何度も振り返る時間がある。

雲が張り出してきて大日や別山はお隠れになられたようだ。

どうせ、ゆっくりなんだからと景色は隠れるが花が愛でよと誘ってきます。

渋滞はまだまだ続く・・・コースタイムぐらいでしか歩けない自分ではあるが、歩みが止まるのは逆にしんどい。「山に来てんだだからイライラすんなよ」と花々に肩を叩いてもらい熱気を冷ます。

コースタイムからかなり遅れて雄山の社殿が見えるところまでやってきました。

直前になって、人気はまばらでやっとこさ自分のペースで歩けました。

雄山社殿に到着です。ここも一の越山荘に負けないぐらいモザイクばかりの人だかり。

社殿ではお守りなどの販売がありました。我が家はバンダナのようなお弁当が包めるものが欲しいのですが、手ぬぐいしかなく・・・。

雄山山頂のお社では祈祷が終わった方々の万歳三唱が行われていました。

取り敢えず山頂社には行かないにしても、前と同じく雄山神社の碑の前でおむすび撮影(適当)。

山頂社手前には縦走路が続いており、本日のゴールである富士ノ折立てへ向かう道がついています。今までの喧噪は何だったのかと思うほど、いっきに登山客が激減します。

この時点でコースタイムから60分ぐらいの遅れです。

剣へ向かう縦走路はまるで神の道。今回はこれを見に上がってきたはずなんだが・・・コースタイム通り60分早く登って来れていれば、剣の雄姿と周辺の山域の絶景を見るはずだったが・・・これも天啓か。

山上での景色はこれが最も良い景色で1分もありませんでした・・・天気運が悪すぎるますわw

景色は晴れるであろうと願いつつ、富士ノ折立てまで予定通りに歩みを加速させます。

急下りな鎖場もあり子供の身の丈だと大変な箇所もあるものの、3点支持を約束していれば全く問題はありません。

室堂とみくりが池の方面は雲が下がり、大日と別山方面はガス。

今回もlooserになるのか・・・

数分後には景色は失われていました・・・。

早朝出発なのに完全に負け組ですわ。

これを見て相方は納得するはずもなく。

「いつもの罰ゲームか修行の始まりか~~??」と、ぼやき始めました。まぁ、そうですねとしかいいようがない。

ただ、時期が悪かったと次の教訓へと活かす。最近の夏山高山は昼には雲が張り出し、夕方のスコールありきが当たり前と思っています。

大汝に向かって足を進めますが、剣はお隠れにになり景色が見えない疲労しかない悪夢の始まりです。

カラフルな大汝休憩小屋が見えるところまで歩いてきました。

剣は腹立たしくもチラ見せを貫いており、山頂までの軌跡を全く魅せてくれません。

立山三山の一峰である大汝にとりあえず寄っていきましょう。

軽い岩登りがあります。

山頂は思った以上に広いが足場は悪い。

晴れてないのに周りの登山者はテンションが高い。

針の木、蓮華方面は景色が広がっています。眼下には黒部ダムも見えます。

この左手には五竜や唐松も見えるはずなのですが、そちらはお隠れです。山頂からの景色は本当にこれだけです。

大汝休憩所まで下りて、トイレをお借りしてコンビニおにぎりを頬張って空腹を満たします。

この景色なので富士ノ折立まで行っても期待はできないので諦めよう。

雄山への戻り路もガスの中へ。

お社に近づいてきたら雲が捌け始めましたが、どんどん雲は低くなってきて曇天。

雨は降らないという予報だが風が無茶苦茶モイスチャーでしけてきました。

雨の予感しかない・・・。

社務所前はとにかく先ほどよりも人が多くなり下山ラッシュが始まっていました。

この時点で察していたのですが、行きも帰りも同じ渋滞なのでは??

山頂でいつもの虫との戯れナウシカタイムが始まりした。

相方は当たり前のように捕まえ、懐柔させたトンボを足元でランチをしていた小学生にプレゼントするという。

最初は喜んでいたが、戸惑いの方が大きい小学生。

何とも複雑な心境であろう。

飯を食べていたのに突然知らないおばさんから渡されたトンボで片手が埋まるという謎の所業。

「離していい?」となぜか相方に許可をとるというw

トンボ事件はどこへやら、自由に最後の山頂を楽しんで今宵のお宿へ向かいます。

予想はしていたが・・・すさまじい渋滞に巻き込まれた。

キッズがたくさんいて身の丈の岩を降りるのに難儀していたりするのは仕方がない。

ただ、修験者体験らしき一行がおられたのですが、この方々が修行の一環なのか素足で登山をしていた。なので、スーパー鈍足。マイペースを保てば事故もないのは確かなので、その理論も分かります。

この方々の後ろへどんどん人が詰まっていきます。まぁみんなの山ですから・・・といいたいが、特に立山では道を譲る方はいなかったので立山ルールでもあるのだろうか??我が煩悩だらけの矮小な心が剥き出しになってきたw 

開けたところでこの一行の方がホラ貝を吹き「ぷぉおお~~~ん」という音が聞こえてきました。

ここで相方がぽつり「ほら貝吹く前に靴を履いてくれ・・・」

ごもっとも・・・修験者さんの素足旅に合わせていると、一の越山荘まで+60分と本当に全く進まない。渋滞列から「トイレに行きたい」「おしっこしたい」という女性と子供の声が多数聞こえていたのは事実・・・。

しかも、雨具を装備するか悩むぐらいの雨がぽつぽつと降ってくる始末。

自身の修行も分かりますが周りへの慈しみも煩悩修行の1つじゃないですか?と、偉そうにも修験者さんに屁理屈を言ってみたい。

でも、「粗相も神々のお導き」とか「粗相も悟りへの一歩」まで言われてしまうと敗北しかないwww

でも粗相したら誰が責任をとるのか!!そう、私的には私的よりも譲り合いだと思います。炎上もあるが、立山ルールがあったにしても、譲るほうが安全なら優遇されるべき。

一ノ越に着いてから女性トイレは行列ができていました。

相方も漏らさずに済んだと安堵の笑み。

途中雨が降り出したのでほとんど撮影はできず。一気に一の越山荘までワープ。

室堂から近いけど値段設定は他の山小屋とあまり変わりません。

雨降ってたのに降りてきたら景色広がっとるやんけ。

最も長い雪渓でまたまた大渋滞。

10台?20代?順路の道筋で今度はスニーカー組が滑りまくりで前に進めず。雪渓から「ワー!!キャー!!」と後方を待たせている意識は全くありません。もちろん安全第一なのでみんなおとなしく並んでいますが・・・みんな雪渓をちらちらと首を伸ばしてみています。本当に全く進まない列にみんなのイライラオーラが出まくっているのが察知できる・・・。

自分が雪渓近くに着いた時、丁度自分前の登山者が踏み跡が付いてるルートを外れて、雪渓の主ルートの下側を歩き始める。ると、わらわらわら~~~と列に並んでいた登山者さん達は、堰を切ったかのように渋滞の列から外れて追い抜かしていきました。まぁ、ルート下なら雪崩の心配もないし、みんなよく我慢したかと思う。実際、前の人がルートを外れなければ自分が外れようと思っていたので有難しでした。

室堂まで戻ってきました。お泊りセットをロッカーに預けているので、ピックアップして雷鳥荘へGO!!

雷鳥荘への道を進んでいると、何か晴れてきてるやんな??

天気予報では曇天予報だったのに、しかも下山してからってw いつもこうだよww

雷鳥荘は室堂から1時間ほどの距離があります。

途中、みくりが池をぐるっと廻る遊歩道を往きます。

立山の観光遊歩道でも熊さんの活動が活発となっており、ついには、このみくりが池で水泳している熊さんがいたと報道がありました。しかも、弁当を食べている背後から襲い掛かるでもなく、覗き込んできた熊さんに驚いて弁当を投げ捨ててしまい、熊さんが食事をしてしまったというニュースもありました。人慣れしているのは間違いないようにも思いますが、観光エリアで、にゅっと出てきて弁当クレクレされると流石に怖すぎるwww

見えてきたのは「みくりが池温泉」で室堂から近く、料理やおつまみも旅館料理ということもあり人気の山小屋?というよりはほぼホテルとの噂。

なんやねん!!むっちゃ晴れとるやん!!

水面リフレクションはパーフェクトではないが綺麗ですわ。

観光なら100%!!

さて、みくりが池温泉へ・・・と言いたいが、人気過ぎて予約がとれない。

ここから45分かけて雷鳥荘さんまで移動です。

寄り道宿泊なのに遠いです。

少し開けたところは、エンマ台になるのか。

天然記念物の石碑の裏側には大日岳の絶景が広がっています。さっきまで雲の中だったのにww

際まで行くと地獄谷の様相が見て取れます。かなりの硫黄臭があります。

かつては観光用の遊歩道があったのには驚きです。

ガスが発生すると警報されるセンサーもあります。

この付近を通り過ぎると、硫黄臭と共にガスを吸い込むと、むせ返るほどの刺激臭があります。感覚的にはいきなり気道を剣山で突かれたような痛みを伴います。腐海の瘴気はこんなのかもしれない。硫黄ガスによりここまでむせ返ることは今まで体験したことがありません。この地点を通る登山者全員がゴホゴホしていたので、知らない間にガスに巻かれて命を失うのだなと感じた瞬間でした。

雷鳥荘へは尾根火山外輪に沿って道があるので、周りこみながら向かいます。立山の尾根がくっきりと見えています。下山後晴れあるあるだが悔しすぎると思うので、また来てしまうのだろう。

右には「血の池」の池塘を眺めながら行きます。

名がない池をぐるっと廻っていくのですが、地獄谷の温泉成分が流れ着く池のようで硫黄成分の蓄積が見えます

この池を周り込むように、雷鳥荘まで道があるのですがなかなか近づかない。

後方に立山連峰を臨む下り階段。

どこを歩いても絵になります。観光ハイキングでもこの景色が楽しめるのだから人が集中するのは当たり前ですな。

右手を見ると雷鳥沢キャンプ場が見えます。5年前はあちらにテントを張って周回しました。

 

雷鳥荘

旅情

言ってる間に雷鳥荘に到着です。室堂から1時間となっていましたが、実際には40分ぐらいでした。

雷鳥荘前からは雷鳥沢キャンプ場と別山乗越方面が鮮やか。

さて、小屋へお邪魔します。玄関には湧き水で冷やされた飲料の販売があります。インフラが整っている立山ならではの値段設定です。

雷鳥荘さんでは我々のように登山を終えてチェックインするもの者もいれば、観光で宿泊する者、バスの最終便で翌日の登山に訪れる者、夜空を求めて出入りする者、夜間以外は出入りがとても激しい。

17時ぐらいまでだったと思いますが、軽食もいただけるのでそちらを夕食にしている方もちらほら。

フロント前は喫茶スペースとなっています。

持って上がったカルパスと夕食前でしたが、生ビールをグビッっと5分で吞み切って一気にほろ酔い。

喫茶スペースにはオリジナルグッズが!!旧商品がかなり安くなっていたので手ぬぐいを購入。

山小屋でガス管やライターまで売っているのは始めて見ました。

お酒のラインナップがヤヴァイww 立山ならではというべきかワインフルボトルはあっても、750mlの角瓶は他の山小屋ではまずないでしょう。

ジャックダニエルまであります。ん?ジャックダニエルの方が安い??下界での値段設定は逆じゃなかったか?

湯の提供もありましたが、冷蔵庫が普通においてありアイスの販売もあるという。電気のインフラが素晴らしい。山小屋の定義を逸脱した民宿と旅館の間です。

喫茶スペースの隣にはお洒落暖炉を取り囲むように席を設けたくつろぎ処があります。読み物がたくさん置いてあったので読みふけておられた方多数。

他の設備として乾燥室もあります。

他の山小屋との違いは冬季のバックカントリースキーに対応しているので暖房が強い。

サイドカントリーでパウダーを楽しむことはありますが、バックカントリーもしてみたい。立山だとカール内を滑るので比較的ハードルが低いのかな?

気になる山の上のトイレ事情ですが、普通の洗浄機つきの水洗トイレです。

気になる臭いもなく完全に街中トイレです。

洗面所も普通に水が出るうえにそのまま飲めます。

ハンドソープも備えてあり歯磨き粉も使えます。

さらに紙タオルまで備えてありました。

お部屋

扉が開いていたので、個室を覗かせて頂くと和室スペースがある二階建てベッド。

畳スペースでも寝ることができるようです。

一般客室は普通の山小屋スタイルの蚕部屋です。ここは旅館❓民宿?という感じではありません。

ただし、他のお客さんと相部屋になるようなことはなくカーテンの裏側は個別空間となっています。

蚕部屋の一室は立ち上がると頭をぶつける感じの山小屋風ですが、造りがかなりしっかりしており防冷温の建物です。

ヘッドランプは不要で蚕部屋にはちゃんとした電気があり、ハンガーも1人につき2つ用意があります。

通常の山小屋ではないコンセントの備えもありました。

見た目は山小屋、装備は民宿。

お風呂

地獄谷温泉からの引き湯のようで加水ありとなっていますが、濃厚硫黄泉をほぼ源泉かけ流しで楽しむ事ができます。白濁として白い湯の花が大量に舞い、弱酸性なのか少し酸味を感じる極上湯です。湯使いは加水があっても湯量豊富なほぼ源泉掛け流しです。

入り口は手前に内湯がありこちらは白湯となっていますが、立山の天然水を沸かした物だそうでそれだけでも十二分に贅沢です。内湯を抜けた先に露天風呂があり天気が良ければ大日岳の絶景を見ながら入ることができます。

夕食

夕食の開始時間には制限はありますが、一斉スタートの山小屋ではなく旅館のようです。

飲み物はオーダーではなく、飲み物カウンターがあるので、そちらまで赴いて注文します。

参考程度の料金ですが、2025年ではテーブルの上にこのように表記されていました。

最初の配膳で、ほとんどが出揃っていました。さすがに熱々提供は難しく、焼物や揚げ物は常温です。

蛸の刺身はガッツリと茹で入れた物ではなく、緩い食感を残しており山上でいただく味ではない。茹でタコの冷凍パックだと思うのですが、噛むごとに蛸味が堪能でき酒も進みます。味付けはテーブルに置かれた甘醤油で。

おからは蒟蒻、法蓮草、根野菜は絶妙で量はモリモリで、パックらしからぬシャキシャキ野菜は手作り感しかなく厨房調理だろうか。右は鶏ささみ梅肉燻製和えなのですが、これも・・・自家製と思うのですが、山小屋で調理設備があるとはいえ、その日に用意するのは面倒? 双方とも家庭的で美味しいかったです。業務用パックではなく、下界で調理してから真空パックで荷揚げしているのかも。

玉ネギ、にんじん、コーン、枝豆のかき揚げです。配膳時には冷めていましたが、これはさすがに厨房で揚げた物です。天つゆの個包装があるほうに驚きがありますww

漬け揚げのようにしてあり、白身魚の南蛮風はサワラのような白身魚でした。

温はなく常温で、きゅうりのザーサイ風の付け添え。

ビフォーアフターの豚肉の陶板です。肉下には玉ねぎを仕込み、ニラを散らしてみたらし団子のようなまったりとした甘餡を掛けてあります。肉質は①ハムのようです②国産のようで雑味のない肉味は蒸し富山ポーク??、と言いたいがブランド肉は山の上ではもっと値段が上がりそう。

山の上では温物で提供される有りがたい一品で酒にも米にも。

米と汁、香の物はセルフで好きなだけスタイルです。

汁はお澄ましで肉厚揚げとネギに大根でした。

インスタントの味なのに山上では暖かいだけでとても美味い。

夜活動

本来であれば翌朝の活動に備えるのですが、翌日いずれかに登ってから関西まで帰る体力は年齢的にありません。なので、日没までの景色を楽しみに表を徘徊します。

雄山方面も一時的にcloudyでしたが、晴れてきました。山頂からの景色は絶景でしょう・・・。

自分の力量では山道の夜間を歩くなど考えられません。

奥大日方面を見るとサンセットが終わっていました。雲の移り変わりが何とも時間を忘れさせてくれます。

バズーカーのようなカメラを構えていた方もいました。良い画は撮れていないようでした。こればかりは自然が作り出す物なので致し方ない。撮影者は男性で、時折、女性が声を掛けに来るのですが、この男性が本気撮影なのに対して、女性は全く興味がないというご夫婦。山の楽しみ方は色々です。

剣に向かう御前から別山、雄山のパノラマショット。体力と日柄、最もたるものが天候だ!!こいつが逢えば行きたい縦走路などいくらでもある。後は・・・休みですわ。休みとって必至に山小屋やテン場の予約をとっても、雨&雨が分かる昨今だと縦走する気が失せるのは困る。知り合いの熟年登山先輩からは、「我々の時には天気なんて気にして行ったことなんてないよ。でも、雨降っても楽しかったけどね」と、その状況を楽しむ時代が最も良かったのか。天気で一喜一憂で時間を使うぐらいなら登山を辞めましたという方のブログを読んだこともある。いずれも最もであると景色を身ながら思いを馳せる。

奥大日方面のサンセットの夕焼けは時間と共に朱になる。

たまに見れるこの景色も毎日の小屋勤めだと当たり前だと著書に見たことがある。

縦走中に雷鳥を見過ぎて無関心になったという山行記録も見たこともある。

毎日感動景色になっていたら慢性化は進む。自分はどっち側にいたいのだろう。

雷鳥沢キャンプ場ではライトアップが始まりました。

日が沈むとキャンプ場はこのようになりました。

御前と別山からは雲が降り、テント村はスキー場のビレッジにようになり、Barとかありそうな街と化します。みなさん夕食時かな。

熊さんガオー!!にならなければよいが。山に登らなくても景色を楽しむだけでも下界からすると別世界。2021年に幕営したときはコロナの影響もあって、発電機を持ち込む街中キャンパーがいたのは驚愕でした。そこら中からBBQによるニンニクの匂いが凄かったのを憶えています。

乗り越し方面向かって、開放値とシャッタースピードぎりぎりに取って撮影。自分の力量ではこれが限界か。渋滞に悩まされたにしても、この景色が見れて来てよかったと思う一日でした。

衛星の軌跡もとれながらも、星屑が点々、天の川もちょいちょい、乗り越しからの登山客のヘッドライトの軌跡も。画はぶれているが夜撮では私的には最高潮。

しかし、日没後に登山客が山頂から下山してキャンプ場に向かってくるのに驚愕しました。日没を山頂で見てから下山する人がいる。立山という整備されたところだから出来る所業でしょうか。ただ、過去に同じようなケースでカール内で遭難して亡くなった方がいた、というニュースは立山だったか他のカールだったか・・・。

おはようございます。

山の上で贅沢時間を過ごして今日は帰るだけなのでのんびりです。

サンライズで心身を浄化して朝食をいただきます。

朝食

山の上とは思えない生野菜があるバイキング形式です。

味噌汁の具材にはネギとワカメ以外にもナメコまであります。

パンもありますが味付けはジャムのみです。肉団子や焼きそばもあったのでサンドウィッチにしてもいいかもしれませんが、オカズのメインは白米向けでした。ほとんどがパック物でよくあるビジホ朝食です。山の上では生野菜があるだけでも贅沢。

朝風呂と朝食をいただいて、名残惜しいですが帰宅の時間です。

休憩いれいると7時間かけて関西に帰らなけばいけないので雷鳥荘に別れを告げます。

室堂から来た道を戻るだけですが、稜線歩きも最高ですが火口?を歩くこの道も天空道のようでいいですね。

振り返ると明らかに人の手が入っているのに秘境感があるのは立山ならでは。

帰宅のための車の運転があるので、1泊2日だと我が家の体力ではこれが限界か。

ただ、ハイシーズンにくるなら、渋滞が苦しすぎたのでピストンは絶対にやめて天候悪くても周回しようと意見が一致。

みくりが池は弱風で昨日よりもリフレクションがハッキリと見えました。

これだけでも来た甲斐があります。

池で熊さんが泳いでいたにしても、池向こうにあるカール内に生息しているという事実+人慣れしてしまっているのは確かに恐怖。2026年はどうなるのか。

室堂に帰ってきました。

バスの時間を遅らせたのでのんびりと景色を堪能。

翌日は早い時間から雲が張り出す予報でした。それでも登山客と観光客はわんさか上がってきます。

ロープウェイとかで上がれる山ってたくさんありますが、公共交通機関で容易に絶景に辿り着けるところは立山がオンリーワンな気がします。他の所は絶景までは多少の努力がいる。前回訪れた時、富士ノ折立で会った登山者は、剣に向かうでもなく軽装で、毎年ホームマウンテンのように訪れているといっていました。確かに・・・次回は雷鳥沢にテントを張り剣に行かなくとも別山、大日方面にも行きたいなと思いつつ、滋賀県の北部に住んでいたのならいざ知らず、関西中心から車ぶっとばして、立山駅まで6時間近くかかる。山上で1泊、車中泊合わせて2泊2日はしんどくなっているww が、それでも行きたくなる手軽な魅力が立山にはある。高山を欲したら立山に行けということだろうか。

ケーブルカーに乗る頃には現実に引き戻され、楽園から失楽された現世へ回帰されます。

社会の奴隷生活の歯車へとシフトチェンジ。

山チャージは2日も持たないが、明日の山生活のために働き山への回帰を誓う。

木曽駒ケ岳【長野県】~ロープウェイのお気楽観光登山、絶景紅葉シーズンのはずが温暖化の影響か枯れ紅葉、数年前にはいなかった癒しの雷鳥が復活~

これまで睨めっこしていた駒ヶ根温泉郷の「やまぶき」さんがお安くとれたので、ついでに10年ぶりぐらいの木曽駒ケ岳に遊びに行くことになる。駒ヶ根のカールには初夏に2度上がったことがあり山頂にもお邪魔したが雲に巻かれ景色は全然覚えていない。どうせなら紅葉時期の絶景と思い、何年か睨めっこするが毎度毎度天候がよろしくなく中止。今回も相変わらず天候は良くないが雨はなさそう。景色も期待はできないが・・・年を取ってくるといつまでも延期になるので、取り敢えず登ってみることに。

いつも通りのヤマケイさんから拝借の地図。ありがとうございます。ロープウェイまで2650mまで上がり、そこから2950m付近まであがる300m上がるだけの高山だが労は低山ハイキングです。山頂と宝剣に寄っても休憩入れて最短5時間ぐらい。

仕事を終えて関西からすっ飛ばして、駒ヶ岳温泉郷にある「菅の平駐車場」まで通常3時間半なのに、到着は4時間半後の到着23時過ぎ。行楽シーズンなのに名神高速道路の工事により一車線規制の区間が多く、京都や恵那山トンネルの渋滞により1時間ほどロスト勘弁してほしい。安全のためとは言え工事していない夜間の規制はNEXCOさん酷くないですか!? 

ぼやきは続きますが、行楽シーズン特有の週末ドライバーによる90㎞/時で追い越し車線を独占ノロノロでトラックと永遠並走にも阻まれる。出遅れると何時間も待たなければいけない紅葉ハイシーズンの駒ヶ根ロープウェイ。早朝出発は必至。天気予報チェックや車中泊準備に30分は取られるので早く到着したいw

しかも、直前でYamaYamaGPVやSCWの雲量は午前中しか持たないという予報が出ていました。尚更、早朝出発で良い景色を堪能したい。

到着した23時前後はガラガラでしたが、起床した5時前には満車です。

駐車場の誘導員さんの会話から「今日は少ない」という言葉が聞かれました。まぁ、天気あまりよろしくない予報で客が減ったのか。

直前でもネット購入ができるバス・ロープウェイのチケットは、何故か2度弾かれたため早朝に並びました。概ねがwebチケットの登山客だったのか、もたもたとしながらも、チケットは時間を要することなく購入できました。

チケットは購入したがバスの列は4回転目ぐらいの位置。

車の台数に比べると早朝出発組みが少ないのか、思った以上に列は長くならず。

時間は5時。通常であれば紅葉シーズンなのでもっと登山客が多いはず。

やっとこさ順番が廻ってきました。

ただ、臨時便が出ていたようで先ほどの行列から15分ほどで乗車できました。

30分ほど林道の様な細い山道を揺られるとロープウェイしらび平駅に到着です。

到着するとすでに空は明るくなっていました。

始発のロープウェイは動いているが、駅の外まで人が溢れています。

ハイシーズンだと1時間、2時間待ちになることもあるそうです。

ロープウェイ駅構内はお土産ショップとなっています。

時計を見ると6時10分。

バスを並び始めて1時間が経過しています。

これでもかなりスムーズな方ではないかと思います。

窓からはロープウェイが降りてくるのが見えました。

ほとんど待つことなく、こちらもバス同様に臨時便が多発していたようで、ロープウェイは時間ではなくピストン運行となっていました。

乗車が打ち切られるかなと思ったのですが、うまい具合にこの便に乗ることができました。

とにかくぎゅうぎゅうな鮨詰め状態。

下界には雲海が広がり、上層雲との間には南アルプスか八ヶ岳か。

7分の乗車時間で一気に2600mに到着です。

時間が速いのでカフェはオープンしておらず、持って上がった朝食を腹に入れる登山客。雲海と八ヶ岳、南アルプスの情景を楽しんでいました。

山頂駅には売店やレストラン・カフェがあります。

オリジナルグッズや軽登山用の防寒具などの販売もありました。

なんだかんだと言いながらも、駅から外に出るとやはり絶景ではある。

ただ、大快晴とは違う楽しみ方。

登山道・カールに出る手前には登山届を出すスペースが設けられています。

前回来た時に比べるとかなり綺麗にリニューアルされている。

地図を持たずにくる者も多いのか、空木岳までのコースタイムが表示されている登山地図も掲示。

最近では、熊さんが出没多発なので注意を促す掲示物も。

カール側へ出ると多くの登山客がとにかく画像を収めようとスマホ・カメラのシャッターが押されまくる。

カール周遊コースにもなる登山口をいきます。

登山口にある神社で安全祈願をする登山者は多い。

社の隣からは登山道が付いています。

なだらかな石畳みの道を上がったり下がったりを繰り返します。

体感温度としては訪れた9月では動くと暑いが、停まると寒い。

カールの袂までは標高を下げつつ、立山の遊歩道のような整備された道を歩きます。

15年以上前、山を始める以前、残雪が多く残るカールを訪れたことがあるのですが・・・晴れてはいたが微妙な感覚であったという記憶があります。何より山に興味がなく紅葉でもなく芽吹きでもなくハイライトがなかったのでしょうな。

標高はロープウェイを上がってからさほど変わらず。

じっとしていると寒さを感じるので10年以上使っている600フィルのモンベルダウンを着る。

年数経っているので600フィルもないと思うww 

だが、やはり温かく動き始めるとすぐに脱ぐ。

普通なら紅葉真っ盛りの季節なのに草木は、紅葉始めましょうか?という雰囲気。

私的には朱と黄に染まっている予定だったんですがね・・・。

登山道というよりは遊歩道を歩き核心部の取り付きまで進みます。

カール内を振り返るとナナカマドの赤い実と雲海。

向こうには南アルプスの山々。

ダケカンバ?とナナカマドの小道で登山口まで誘われます。

ロープウェイから15分もしたら登山口の分岐に到達します。

登山口入り口の赤丸のは注意書きには、雨具、地図、ヘッドランプ、登山計画が無い物は遠慮しろと書かれています。しかも、韓国、中国、英語と多言語の読み取りQRコードがあるにもかかわらず、2000m超えでは晩秋であるのに半袖半パンの外国人が多いのも事実。

救助費と迷惑料はしっかりと請求及び、整備して頂いている方がいるのだから入山料も取って維持して欲しいなぁと思う。なので寄付BOXがあれば、ぶっこむようにしています。ほとんどがボランティアで成り立っているのも、ありがたくもおかしな話です。

上り始めの雲海は変わらないが南アルプスには雲の陰りが見えています。

欧米の方は好き物しか来ないのかsorryとthanksを繰り返し、日本人よりも礼節が良い方が多く、自分が恐縮矮小に気を使います。

カールの隙間を葛籠に上がっていく登山道。

何度も振り返るカールと山頂駅。

下から見た実感よりも上から見下ろしたカールの方が凄みがあるのは事実。

何度目かの登山ブームか。葛籠折りをひたすら上がる大量の登山客。

とにかく人が多くロープウェイが到着した順序に登山客が上り始めます。

自分も夏スキーに飽きた頃に、相方の「山でも歩いたらどうや」と里山を歩き始めたらブームの時期に重なった口。マイペースであれば追い越され、健脚であればグイグイと進みます。

観光登山客が多く、本来であれば遅めの我が家も今回は追い越す側。

葛籠折りが急になってきた。

ただ、行列詰まりが起こり始めます。

振り返るとわずかに天候が回復し、伊那を覆いつくす雲海が見える。

テント泊の若いグループさんは元気だ。

と思いきや、ペースが速いもんだから息が上がっているところを抜かし、追い抜かされ。

核心部にやってきました。

人工的な足場階段が見えてきました。

見えている部分を上り切れば山小屋「宝剣山荘」です。

これからの天気はよろしくはない。

何度も振り返って脳裏に景色を収めておく。

前回は残雪もあったので手放しで上がったような記憶はないが、雪が無いと何とも楽々に整備されている。

宝剣岳直下の際。

いつもなら黄金色になっているはずなんだが・・・青いですな。いや茶色だ。

尾根までの取り付きまでもうすぐ。

SCWでは午後前にカールから山頂までは雲中にあるとの予報。

やはり、上がりながら何度も何度も振り返ってしまう。

言ってる間に峠である乗越浄土に到着。

しかし、浄土ってまた大層な名前だといつも思う。

ロープウェイを使わなかったら確かに浄土かもしれない。

この後すぐにガスってくる予報。

先に宝剣上がるかと考えたが、雲量が多いので景色はおそらく大きく変わらない。

時間があれば帰りに寄る予定とする。取り敢えず宝剣山荘に寄り道しよう。

上り始めておおよそ1時間程。

コースタイム通り。

先ほどから10分もせずこのガスですわ。

宝剣に行かなくてよかったww

いつもの山パワー充電時間が始まりました。

一つ前の画像で何か始めてるなぁ・・・と思ってたんですよ。

そして、ここを横切った子供が「寝てるーー!!いいなーー!!」と指をさす

その子供は相方の後に充電してましたw

本来であれば紅葉真っ盛りのはず。

色が変わっているというよりは枯れているが正しい。

下山後に麓にあるモンチュラショップに行ったのですが、女性店員さんも、「ここ何年かは綺麗に紅葉しないんですよ・・・どちらかというと枯れによる色変わりで鮮やかには変わらないんですよねぇ」と残念そうに話しておられました。

宝剣山荘へお邪魔します。

館内利用は有料です。

人気の山なので持ち込みで居座られると本来のお客さんが入れないもんね。

この日はかなり少なかったようですが、登山客の往来が凄まじいので品揃えはびっくりするぐらい充実していました。

カップラーメンも置いてありました。

トイレは協力金を鍋に入れるという何とも平和。

町の食堂屋さんですかというぐらいメニューが充実しすぎています。

9月末で日が差すことがなかったので、温かい麺類を食べている人が多かった。

山荘裏から頂上を目指すが予報通り真っ白になってきた。

雨が降らんだけ救いか。

木曾駒ケ岳との間にある中岳がうっすら見えてきた。

しかし、テンションあがらんなぁ・・・

振り返るとなんだか雲が切れてきましたよ!

期待はあまりしていなかったが、やはりすぐに真っ白になる。

中岳頂上手前は少しだけ急登になるが労はなく。

人だかりがあるピークにつきましたが全く何も見えません。

わいわいがやがやと賑やかな中岳山頂。

雲が切れてもこの景色。

絶景がないにしても満足のメーターは上がらない。

取り敢えず10年ぶりぐらいに山頂は踏んでおく。

相方はマンネリ化しないように、最近では山頂ショットは意識して変えているらしい。

山頂は広く岩がゴロゴロとしています。

お手軽登山の絶景が本来であれば見渡せるのだろうが思っていた以上にクラウディ。

気持ちもクラウディ。

中岳山頂から見える駒ヶ岳頂上山荘は超絶安全観光登山路。観光とは言いましたが、中央アルプスでは、10月は夜になると気温10度を下回る季節でもあります。場合によっては雪が降ることも。

2000m越えにジャージやジーパン登山客を多く見るのは私的には怖さもある。実際停まると、太陽がないので普通に底冷えします。

山荘前はテン場となっており、物凄く雰囲気がよい。

ロープウェイ頂上駅から2時間もない行程で練習以外にわざわざ天幕するか?と思ったのですが、ロケーション的に張りたい衝動に駆られました。

Hmm...是非に張ってみたい・・・天気の良い日にw

星空と伊那市街の夜景はさぞかし壮観でしょう。

山荘周辺は2900m付近です。

他のアルプスにある山小屋からすると、とても良心的な値段設定です。

山荘を後にして、取り敢えず頂上を目指していきます。

太陽が出るもののガスは全く晴れない。

さぁ!!修行の始まりですよ!!

山荘を後にして上り始めるが背はガス。向かう方面もガス。

十年前と条件が変わらず晴れそうな淡い期待は淡いまま。

相方の表情が修行顔になりつつある。

山頂着です。まぁ・・・まぁ・・・ですわ。

タイガーマスクを被ってツベ配信しているトレランさんもおりました。

調べても上位ランクに入らないのでマイナーな方なのかも・・・。←失礼なやつw

いつも同じポーズだと私的すると、おもろ登頂をマンネリ化しないという相方の配慮。

股覗き山頂ショット。

これは・・確かに通常の発想ではでない放屁ショット。

谷が見えてくるがスカッと雲は取れない。

むしろ、SCWでは濃雲の中で晴れない予報だったので、希望があるだけましなのかもと思いたい。

山頂付近周囲は雲がとれる景色はない。

来た道を振り返ると晴れてきました。

しかし、この数分後にはin cloud。

少し下った所から山頂を見るとガス。

3回来てるが晴れたことがないのはとても縁がない。

ガス山頂を撮影したところでコンビニ昼食をする。

山行の途中で食べようかと思っていたのか、気圧でパンパンなったサッポロポテトをドヤ顔で見せつける相方。

「食べるんか?」と問うと。「美味そうに膨らんでた!!」という。

そして、食べずに持って帰るという高山帯での毎度のやり取り。

帰りは左に大きく巻いて、テント場に戻ってくるというルートです。

カールの反対側になる木曽方面を臨む。

正沢川が見える先には木曽福島がある。

下山を開始。

実は赤くなっているがナナカマドは紅葉を迎えることなく枯れ模様。

チングルマの種花と高山帯の苔。苔って名前調べても出てこないことが多いのよね・・・。

どうせならピストンよりも周り込みしながら違う景色をみて下山。

終始、このような感じですわ。

ただ、霞みが立ち込めてくるとライチョウさんの「グエ~~」と言う声が聞こえてくるのは、これまでにはない中央アルプスの新鮮さ。

中央アルプスのライチョウさんは一度は絶滅。しかし、他アルプスの領域から人の手によってお引越し、その後は繁殖が進み定着しつつあるようです。

苔ではないが低木に実るベリーのような品種。

歩いていると、押しつぶしたようなベリーが落ちている。

足元の石にも落ちているベリーの残骸は・・・。

鳥の糞だよね??

種なども混ざっていて恐らくライチョウさんの糞じゃないの?

テント場を臨む谷筋を見るとカルスト台地のような白い石が見えます。

肌に感じる温度は様々で、相方は寒がりなのでモンベルの上物ダウンを着ています。

自分は暑がりなので秋物厚手の登山用クォータージッブ肌着で寒さはあるが上着は不要でした。体感は15度前後。動くと熱を感じる。本来であれば雪が降る季節でもあるが日が高いうちは夏秋装備で行けてしまう温暖化。

前に進んでいると相方が肩を叩くので何事かと振り返ると・・・「???」

ヒソヒソ声で「ライチョウ」

赤矢印のところにいるのですが保護色過ぎて最初全然わからず。

夏物から冬物への衣替え途中のようだ。なかなかに勇ましい風貌で丸っとしている。足に個体識別用の印が巻かれている。

2022年に人工的ではあるが野性復活した。前回来た時はもちろんいなかった。今は普通にいるのがとても感慨深い。

一匹だけかと思っていたら、岩陰からもう一匹がひょこりと現れた。

番いか兄弟か。複数同時に見たのは久しぶりです。

後からやってきた若い登山客に「近くにいますよ!?」と小声で教えてあげると「ライチョウを見に来たんです!!ありがとうございます!!」と小声で礼をもらう。

中央アルプスのライチョウさんは人工的に増やしているのもあるか、人間に対する警戒心が他の山域に比べるとかなり薄いように感じる。

ライチョウさんを後にして西駒山荘方面への尾根を歩く。

こちら側は好きな人しか往来してこないで快適。

周囲は雲の中で歩いているエリアだけは雲が捌けて景色が広がっています。

足元はやはりベリー系を含む糞が散乱しています。

はっと横をみると何かの計測機器が設置されています。

人の往来数のカウントなのか、自然動物の撮影なのか。気候変動なのか。

木曽福島側の谷を臨み込むと、地図から察するに正沢川が見える。

この標高から見える川としてはかなり太く立派で高山帯であることを忘れる。

テン場への折り返し分岐に到着。

正面から西駒山荘方面からきた男女ペア。10月の木曽駒で半パン半袖のトレランスタイルだがストックもついている。山荘からなのか登山口からなら5時間以上歩いてらっしゃる。無茶苦茶速い・・・

同年の白馬三山縦走で知ったトレランナーの体力お化けを思い出す。

さてさて、軟弱ハイカーの我々は頂上山荘のテン場へ折り返します。

行く先はやはり雲中で特段楽しくもなければダイエットだと言い効かして進む。

 

 

相方が突然

 

「地中に埋まってる人がいる!!助けないと!!」と言うので見てみると、

確かに尻を出して埋まってます。

見事な尻。完璧かつ完全な美尻です。

こんな芸術的な埋まり尻見たことがない。

容体は深刻でしたが、無事埋まり尻の救出もして、テン場まで戻ってきました。

頂上山荘前を抜けて山頂との分岐。

同じ道筋もつまらないので恐らく10年前も通った、危険とある巻き道を行くことに。

バスの停留所で待っていた時間からすると4時間半。

歩いている時間は休憩や寄り道などして3時間半ぐらいかと。

危険巻き道に足を踏み入れると全く人気がなくなります。

メインストリートには避けるほど人がいたのにww

危険個所・・・確かに晴れていると谷が深く高所感はあるが・・・

そびえ立つ和歌山県の橋杭岩のような岩肌。

雲っているとピンとこず高度感もないので恐怖心はさえ芽生えない。

確かに足元は細い所もあるのですが、踏み外して滑落するような場所でもない。

ちょっとした岩登り。下りであっても普段から山に馴染んでいれば全く問題のない行程です。

細い道もありますが、アドベンチャーというわけでもなく相方がアクビをし始めるww

谷側を除くと高度はあるが滑落するような足元でもなくスリルもなく。以前にも通過しているはずなのですが、記憶にないのは恐怖を感じていないからだろう。落ちると確かに大怪我だと思うが、公園のジャングルジムが自由自在な人からすると問題ない感じです。

メインストリートとの合流地点が見えてきました。

宝剣山荘が見えてきました。

宝剣岳方面は完全にガスで雨雲レーダー等々をみても晴れる気配は一切ないのでスルーして下山。

カール内へ戻ってきました。

この画だけ見ていると日本っぽくなく幻想的。

カールの観光周回コースと合流した途端に観光客に混じります。

雪が降ってもおかしくない時期だったが、この年は暖かすぎて装備が無くても上部へ上がってくる観光客も多かった。

天気予報通り晴れることがない3度目の観光道を歩く。

振り返るとカールの全容。

本来であれば時期的に紅葉真っ盛りの黄金と朱に染められていたはずが、温暖化により枯れと名残青による困った景色です。

カールの周回道には撮影スポットもあり外国人の方に大人気。

カールの周回コースにも見所があるので「登山」をしなくてもそれなりに楽します。

ほどなくしてカールを周遊してロープウェイ&山頂ホテルに戻ってきました。

いつもならバンダナや手ぬぐいを記念購入する相方ですが、他の山小屋にあるような無二なものはなく渋い顔でロープウェイへ。

昨今では珍しく鉄柱が傾いたりトラブルが多い木曽駒ロープウェイですが人気なので復旧も早い。降り立つとカールが広がりまくり異世界感が強く、お手軽ハイキングに絶景や残雪もある木曽駒ロープウェイが一番人気と言われると納得です。

中腹もガスが出ていました。

登り始めた登山客と同じバスに乗っていたので、ペース配分はほとんど変わりなかったのかと。

下山後は以前から木曽駒に再訪するなら泊まりたいと思っていた「やまぶき」さんに向かいます。






達磨山【静岡県】~富士山を眺めながら約1時間の絶景ハイキングで楽々縦走~【2022年1月】

 

「たつま」と読みたくなりますが「だるま」です。この季節は登山よりもスキーに行っていることが多いですが、昨今の雪不足と閑散期にお得に泊まりたく静岡まで遠征しました。

西伊豆のスカイライン沿いに絶景を拝める縦走路があると、以前から調べていたのでついでにハイキングもしてみることに。バスの往来もあるので完全縦走もできるようです。マイカーであれば気軽にハイライトだけを楽しめます。

地図はいつものヤマケイさんから拝借。片道1時間というライトに楽しめる山行となっており、登山道は西伊豆スカイラインに沿っているので、場合によっては車道にエスケープも可能です。

スタートは伽藍山の駐車スペースからです。

駐車場から達磨山方面へはしばらく舗装路を進みます。

笹原の向こうに見えるのは南アルプス。

針葉樹の間にあるのは世界遺産富士。

温暖化とはいえ日陰には雪が残っていました。

ほどなくして舗装路から登山道へ入っていきます。

900mと標高はそこそこあります。

出だしは至って平坦な道を行きます。

厳冬期で風が冷たいが澄み切ったブルースカイが気持ちいい。

日の当たらない場所は残雪があります。

冬季はスキーが忙しく登山はしないので分からんのですが、伊豆の山も大雪になるこ

とがあるんでしょうか。

丘を一越えすると縦走路とMt.FUJIがお出迎えてくれます。

ほどなくして古稀山に到着です。

夏季は草も伸びると景色もいかほどのものか。

高低差のない低山でこの景色を堪能できる縦走路はそうそうないだろう。

再度、一般道に出るため階段を下らなければなりません。

階段はがっちがっちに凍り付いており無茶苦茶滑る滑る!!

一般道を50m程度歩いて・・・

ダートの道へ再び進入。

スタート地点と同じ標高に戻っています。

古稀山の標高も920mなのでほとんどアップダウンなしです。

両サイドに笹があると真ん中を歩くから、だいたいどこの笹道もV字になっていることが多い。

標識が多くて助かります。

山頂が見えているのですが標高がほとんど上がらないので、いつもの中々近づかない現象は起こらず確実に歩みを進めます。

2回目の一般道への下りです。

ここの階段は凍っておらず安心。

達磨山の手前に戸田駐車場があるので、ここに車を停めれば達磨山までは最短ルートです。

普段山には上がらないであろう観光客は、ここに停めて軽装で上がってきておりました。

夏ならサンダルでも上がれそうなハイキング道。

ただ、ここから上がってしまうと縦走感は全くありません。

駐車場の端から最後の登りに入ります。

振り返ると歩いてきた稜線が見えます。

ゆっくりと標高がを上げていきます。

駐車場から達磨山の頂まで標高差100mなので、しんどさは微塵もなく。

ただただ富士山と睨めっこを繰り返します。

また振り返る。先ほどまで雲がなかったのに突然に雲量が増してきました。

周りに高い建物や山がないのでとても空が広い。

言うてる間に到着ですわ。

山頂は多くの人で賑わっていました。

山頂は思ったよりも狭くすぐに人で一杯になり、ゆっくりとランチを楽しむといった感じでもなく。天気がいいので足を運んだ人も多そうです。

しかし、風が強く身体が冷えます。

中央に富士が見え、左方に南アルプス、右手には裾野、下方に駿河湾。

山頂からの景色は噂通り360度のパノラマ絶景でした。

帰路は冷えた温泉に早く入りたく、時短に道路を歩いて車まで戻りました。

本日のお宿「湯ヶ島温泉 湯元館」に向かいます。

 

白馬三山【白馬岳・杓子岳・白馬鑓】~北アルプスゴールドスタンダードの縦走コースは整備と補給が充実されまくり、二食が約束された屋根の下で寝れる小屋泊、一日の歩行は5時間という楽ちん絶景登山はまさに山岳リゾート~

夏休みをとったのはいいが山の天候はどこも良くない。当初計画していた憧れの雲の平の天気予報はいずれのサイトも雨ばかり。休みをとったのはいいが10年以上天候と睨めっこしていた雲の平は今年も雨天中止。天気に恵まれず縁がない。しかし!YamaYamaGPVやSCWの天気予報では辛うじて白馬岳付近は昼までに山小屋に到着すれば天候が持ちそうという偶然。 ただ雲量は多く景色がないかもしれないと思うと、山に上がるご褒美がないと自分のテンションはただ下がり。だが、相方は「休みとれたし行くところがないんだから、行っとこうや」と何だかウキウキし始めている。

地図はいつも通りヤマケイさんからお借りしました。いつもありがとうございます。

小屋で寝るには相部屋の人に気を遣うので、天候が約束されているのならテントが良い。1泊2日程度ならいいのだが、2泊以上になると体力的には厳しい年齢になってきているのも事実。しかしながら、台風で天候が落ち着かないということもあってか、ハイシーズンなのにキャンセルが出まくったようなので、白馬大池から白馬鑓温泉の予約が、2日前なのに容易にゲットできたという異常事態。これは・・・小屋が空いてゆっくり寝れるのでは?

雲の平でゆっくりタイムで休みをとっていたもんだから時間はある。拍子が抜けるほど山小屋が空いていたので、3日がスタンダードルートだが、体力がない我が家はのんびり山の偉大なパワーを吸い上げる時間を有意義使い楽しむことに。白馬雪渓が通行止めなのは残念だが、取り敢えず麓まで行って考えることになる。

First Day

関西からはやはり北アルプスは遠い。

前日に仕事を終え車をぶっ飛ばして5時間半かけて松本入りして、さらに早起きして栂池ロープウェイまで1時間半。夏休みなのに駐車場は驚くほど空いていた。

麓は晴れており、そそくさと用意を済ましてゴンドラへ向かう。

栂池からはゴンドラとロープウェイを乗り継いで1800mの標高まで一気に運んでくれます。

向かう山頂は予報通りガスに包まれており不安しかない。

時折、青空も見えることもあるがスカッと晴れることはなく、ガスと僅かな日差しを繰り返す。今年の山はいつもこんな感じだ。

ゴンドラ山頂駅からは砂利の舗装路を歩いてロープウェイに向かいます。

スキーでは何度も来ている栂池ですがロープウェイには乗ったことがない。

ロープウェイは出てしまった後のようです。人が少なかったためか、この日は20分毎の運行となっていました。20分て急ぎ山行からすると結構なロス。

時期により運行開始時間も変わるので出発前にチェックしておくことをお勧めします。

さすがに20分も待っていると30人ほどの登山客が集まりロープウェイは人だかり。

ロープウェイが動き始めた頃には、下界には見えないが太陽光が差してきました。

まぁ、このあとすぐにガスるんですけどね。

ロープウェイ頂上駅では最後の身支度ができます。

トイレもあれば自動販売機もあります。モンベルの登山用品も少しだけ置いてあり防寒具程度の品揃えがありました。

すぐに登山道ではなく頂上には湿原歩きができる自然園があるので、まずそちらを目指します。

10分もせずに自然園前にある宿泊施設でもある栂池山荘と栂池ヒュッテに到着です。

ここはほとんど下界と変わりません。

登山を終えた男性が美味しそうにソフトクリームを食べながら戻ってきていました。

相方「ほんまに美味そうに食ってた!!」

自然園に入園するためのビジターセンターにはトイレも併設されています。

大池までの最後のトイレとなるので用すましをします。

山荘とビジターセンターの間に登山口があります。

出発は9時と遅めです。

無料朝食を悔しくも食べず松本のビジホを出たのが5時半、到着までトイレに寄ったり、ロープウェイを待ったりしたことで意外と時間が経過している。コンドラに乗る直前にコンビニパンとオニギリで食を繋ぎ炭水化物でエネルギーチャージ。

一日目は白馬大池山荘でお世話になるので、標高差600mを3時間ちょっとなのでかなり余裕があります。

最初の出だしは木の階段を上がっていきます。

最初の20分ぐらいで木の階段から岩がゴロゴロとした足場に変わります。

雨の予報ではない天気は持ちそうか。

自然園周辺から花が終焉ながらも温暖化により満開に近く咲いていました。リンドウとミヤマアキノキリンソウ。

雨がポツリポツリ。まぁこんなもんでしょう・・・。

晴れ時々ほとんど曇りといったところです。

振り返ると辛うじてロープウェイの駅は見えましたが、雲の流れがはやくすぐに雲隠れ。本当に落ち着かないやつらです。

登山道が小川になっているところもあります。

水が逃げるところがないので、雨天後というよりは普段から水が流れてそう。

少し開けた所まで上がると地図上では水場となっています。

銀嶺水と看板にあります。

湧き水なのか噴き出し口の透明度は確かに高い。

水場扱いになっているということはそのまま飲用できるんだろうか。

登山道両脇にはキイチゴのベリーが大量になっていました。

調べるとナワシロイチゴとか?食用できるそうですが酸味がむちゃくちゃ強いんだとか。これを食べている野生動物がいたようで糞に種がたくさん混じっていました。

天が開けた場所までやってきました。

登山道脇には、これまた見た目は完全にブルーベリー実。

枝が赤色を呈しているのでブルーベリーでないことは分かります。

天狗原に上がる手前に広い休憩ポイントが表れました。

この広場は丁度腰を掛けるに程よい大きさの岩がゴロゴロとしており多くの人が休憩していました。歩き始めて丁度1時間ほど。

コンビニで買ってきたオニギリやパンなどの行動食をお腹に詰めます。

休憩ポイントから少し上がると晴天へと移っていきます。

やがて木道が見えてきます。ここからはしばらく水平道が続くので楽です。

岩から木道でとても優しさを感じる足元。

出発から1時間50分程度。休憩を取ったので実質on timeか。

狙ったかのように天候が回復?白馬乗鞍の山容が表れました。

天狗原に到着。

いつものあれですわ。

相方「ゴールか~~?」

ここで野営をどうぞ。

振り返ると岩の上にお社がありました。

天狗原を後にして木道を進むと、山の中腹青矢印のところに登山者の姿が見えています。

横に目をやるとなんぼでも花が目に入る。赤イワショウブの蕾。

反対側には満開のイワショウブの白開花。

原と呼ばれるだけあって、湿原の平野で小川のようになっていたり池塘のような物が点在していて見るに飽きません。

一つ目の分岐点。

右側が風吹大池、左が白馬大池方面なので左に進路をとります。

木道の終点の先は岩歩きになるのだが・・・明らかに滑るしかないツルツル苔。

下には水もあるので序盤から水ポチャは避けたい。

苦労はないが大きな岩登りが連続します。

雪渓が見えてきたが道のりはまだ遠い。

時間的にはほとんど経過していないのに近づかない。

天狗原を振り返ると怪しいガスが覆いかぶさってきました。

白馬乗鞍まであと180mの高低差だが恐らく誤差があるので100ちょっとか。

相方がしきりに呼ぶので何事かと思っていたら・・・

なんで指に蝶々停まってんの?? おかしくね??

ラン♪ランララランランラン♪ラン♪ランランラララーン↓

不思議な呪文の詠唱が始まったよ・・・また蟲使いナウシカですかww

ドヤ顔ご満悦顔の相方 ( ゚∀゚)  

いやほんまにおかしいやろwwなんですぐに蟲が寄るんやww

相方「何で皆、生き物の声が聞こえへんのや?」という始末。

調べてみるとキベリタテハという名称だそうで、花に寄るのではなく樹液や腐った果実、獣糞から栄養をとるのだとか。

相方の指から一体なにが放出されているのか・・・蝶ストロー伸ばして指からなんか吸ってるしww

さらに調べてみると幼虫はダケカンバの葉を食べ、赤と黒のトゲトゲ毒々しい超絶恐ろしい黒いフォルムに驚愕。興味があればググって調べてみて下さい。かなりグロいですから。

相方のナウシカパワーが発揮された根子岳の記事もよければどうぞ。

まだまだ続くよ足場の悪い岩場。

捻挫を起こさないように確実に一歩を進める。

ここで相方がへばり始める。先々週に六甲山を足ならしに行った際、夫婦で無事熱中症になり、その教訓から自分は5Lで相方が3Lという余計な重りをぶら下げていたので、結果体力的にバテた。北アルプスではそこまでの水分は不要だったようだ。

この時点で相方の水は2.5L、自分は3.5Lになっていたので相方の1.5Lを貰い、ストックなどの余計な重量も持つことに。

さすがに岩歩きも飽きてきた頃、軽くなった相方は元気を取り戻すww

相方「軽いって楽だし正義だわ!!

ジャスティス!!」

そらそうだろうよww

急激にテンションが上がり始める相方。

景色があれば依りテンションもあがるのですが、見えている以外のところはやはり雲。

画像では開けているように見えても、開けている瞬間に撮っているので80%は雲の中です。

かつてのルート上にあったのか雪渓の位置に変化があったのか、現在のルートからは外れた場所に大池への案内が書かれています。

訪れた時は丁度相方が歩いているところを多くの人が往来していました。

雪渓の渡りは自宅で確認した情報では10m程度だったのですが実際には10㎝。

この雪渓の谷。どうやら相方が止まっていたのは涼しい風が抜けていたからだそうだ。

急登は落ち着き高原のような雰囲気になってきました。

白馬乗鞍まであと20m高。

標高計は概ね合っているみたい。

時間に余裕があるのでこまめな休憩で体力温存して歩いているので、コースタイムからはかなり遅れている。テント泊ならいざ知らず、熱中症対策の水重量が効いている。

少し開けたかと思うと真っ白になったりと忙しい。

ん?なにかケルンのような物がみえますねぇ。

晴れていたら明日からいく小蓮華山や白馬岳の稜線が見えているのだろうか。

のっぺらいところに山頂があるという変わった頂です。

ところでなんで、相方は偉そうなポージングなのかw

頂上から白馬大池までは40分とあります。

山頂から5分も歩くと池らしきものがうっすらと見えてきました。

10分も歩くと全容が見えてきます。

山荘から小蓮華山への稜線も見えてきた絶景。

山道は池を回り込むようについています。

熱中症対策に水分を大量に摂取しながら上がってきたのが災いしたようで、相方はトイレが近くなってきたのでダッシュを開始。自分もトイレを我慢していたがダッシュするには水分が重い。見えていたから捨てればよかったのだけど、初ルートだと水がどのように確保できるか分からないので、そのまま飲める水は大事。

先人たちの記録にはどのような状態で水が得られるのかと言うのが記載されていないことが多い・・・。ライフラインの記録があるのは大変ありがたいのだけど。

大池は土などの沈殿物はあろうが、表層の水はとても澄んで青みが掛かっているようにすら見えます。

小屋に到着するころには真っ白ガスの中となっていました。

道迷いがなく標も明確なのですが、人気の山域にしては案内はかなり少ない印象。

小屋の正面に回り込むとテン場があります。すでに賑わいを魅せるテン場は思い思いに山ライフを楽しんでいるようです。

白馬大池山荘

画像左手の扉はテン場受付に軽食と売店があります。

プロパンガスが置いてある隣は小屋泊専用の入り口となっています。

小屋は大規模で150名まで収容できるとあります。

白馬大池山荘では携帯電話の電波は入りません。電波欲しければ入るところまで登山道を登る必要があります。なので、今では見なくなったNTTの緑公衆電話は衛星電話なのでかなり高い。

フロント前にはオリジナルバンダナや手ぬぐいの販売に、ナッツやチップスターなどの菓子類、ビールの販売もしています。プロテインバーやソイジョイのような高カロリー食も置いてありました。お弁当などだけでなく行動食の補充もできるってゴールデンルートならでは? 関西に住んでいると山小屋概念も少なく、西日本の百名山なんてカップラーメンと水ぐらいの販売しかない記憶。

ロビーに雨雲レーダーと細かな天気予報がモニターで紹介されていました。

明日は晴れ・・・否! GPVとSCWは雲中とある。てんくらも曇り時々晴れである。

こちらは食堂で夕食後の団らんです。

夕食前にはここに水、湯が用意されています。

夕食後は売店前にポットが移動していました。

スティック型コーヒーは一杯100円。

湯があるのでドリップタイプを持って上がるのもいいですが、ゴミはもちろん持ち帰り。

到着したのは13時過ぎ。

スーパードライ500mlは1000円と下界の3倍だが、500ml分疲れて持ってあがるなら、働いて稼いで小屋で1000円払うほうが疲労がない。購入した缶は回収してくれます。

当ては行動食でもあるカルパスとナッツ。

宿泊棟は蚕部屋になっています。150名も入れるかなぁ・・・という広さ。

2階階段は急斜ラダーとなっているので注意。

最奥にはトイレと乾燥室があります。

今回泊まった一室は4畳を5人で利用します。

15時の最終チェックインでは4名となり、東京から来たという年齢差のある男女ペア。物凄く山ベテランさんで物腰低く、しばらく山談笑を楽しみました。1泊2日で鑓下山のスピード登山。女性は相方ぐらいの年齢で、男性の方が自分より一回り上ぐらい。一日余裕をもって体力的に余裕があれば行けるところまで行くプランを組んでおられるようでした。「金に物を言わせて登らないと生きてる間に行きたいところなんていけない!」と言うと、「その通りです!」とおっしゃる相部屋女性。

関東からのインフラの選択肢は多いのでプラン立ても豊富にできる。関西からアルプスにアプローチするには車以外の選択肢がほとんどない。ダメ元でトライ、来週にまた来ようというには片道6時間以上車で走り、前泊当たり前で時間もインフラもない。というようなことをお話しすると相部屋の方は驚いておられました。関西からだとジャパンアルプスは来週にまたトライと言う山ではないww 金を使っても時間がないww 現に今回の登山で関西弁でガーガー言っていたのは我が家のみww 長野県のスキー場は関西弁に支配されているというのにwww 

西には大山とか石鎚山もあるのではと尋ねられたのですが、8合目ぐらいまで膝丈の鬼階段上りですよwwwと話すと「それは無理ww」とおっしゃっていました。

4時に出立するというのですが、波風立てることなく忍びのように出立されました。目が覚めていたが、起きさせまいという配慮行き届いた方々でした。頭が下がるありがたし。夕食は食べておられたようですが、朝食はお弁当にされたのかな。バックパックも必要最低限のようでした。自分が荷物持ちすぎなんだろうなぁと、つくづく思う。エマージェンシーを考えるより金を払って保険に入れが正解なのかな・・・

昨今は靴の取り間違いや盗難が多いのか部屋の下に忍ばせてくれと小屋からの要望。

部屋には注意書きがあるので読んでおきましょう。

自分も水欲しいのですが、と恥ずかしながらフロントに聞いてしまいました。

ちゃんと蛇口の水が飲めると書いてあるのにwww

蚕部屋の奥には乾燥室があります。

ただ、夏季は自然換気だけでストーブは焚かれていなかったので、夏季は実質乾燥室としての機能はないと思います。

太陽が出ているなら日光に浴びせて乾燥させるほうが良いかと。

びっくりしたのが手洗い洗剤があったことです。

自然回帰タイプなのでしょう。

トイレは少々アンモニア臭ありますが綺麗です。

テン場は別にトイレがあるので、こちらが混み合うことはなかったです。

女性側は個室は少ないので、出発時刻には待ちが発生したが、テン場のトイレを使わせてもらったと相方から。

消灯は21時。

到着したのは13時過ぎ。

小屋泊とテン泊のお客さんが次々に上がってきます。

夕食の17:30になると宿泊客が一斉に食堂前に列を成す。

・鉄板定番のカレー

・付け添え フライドポテト、オクラ、福神漬け、人参・赤カブ?ビーツ?のピクルス

・味噌汁、サンキストのパックリンゴジュース

2016年に訪れた方の記録をみても全く同じメニューでした。メンチカツが湯煎ハンバーグに変わるぐらいの変化だと思います。連泊でもカレーだと、どこかの記事で目にしました。

このカレー・・・パックなのに安くない味。お替りは好きなだけできます。

カレーを2杯いただいて炭水化物をチャージ!

18時までには夕食は終わってしまうので、

やることなく再び小屋周辺を徘徊する。←ひたすら寝るのもいいですが、徘徊してサンセットや一瞬の絶景に徘徊するのは山の醍醐味です。

この時間から晴れ間が覗くようになり明日行く稜線が現れました。一瞬だけでしたが・・・

うっすらとガスが掛かっているので綺麗ではないが朧月も見えてきた。

チングルマ畑の向こうには夕焼けも。

ここ最近の天気では、このような夕焼けを見れることは少ないようで、山小屋の若い従業員さんが建物の屋根に登って写真をとっておられました。

山で暮らしていたらいつも見れるものだと思い込んでいましたが希少夕焼けのようです。

大池の方に廻ると月が水面リフレクションして幻想的。

もう少し薄暗くなるとさらに映えそうですが、実際のところ夕焼けにしても20分は晴れていなかった。一瞬だけのご褒美でした。

Second Day

朝食は5時から。

この山行は全て2食付きでの旅となっている。食料、テント、寝具を持たなくていい軽量化はまさにジャスティス。

一泊しといて実は山小屋初体験だったりww

雨予報でテントは張りたくないが、昨今の温暖化天気ではそんなこと言ってもいられず、雨の山小屋泊も経験しておかねば!!

・白米、フリーズドライ豆腐?とワカメの味噌汁

・厚切りハム、パックオムレツ、オクラ、お新香、梅干しに蒟蒻と蕗の胡麻和え?

白米と汁、お茶はセルフで付けます。

朝食でも白米2杯で炭水化物をエネルギーをため込みます。

予約サイト:白馬館 予約サイト

宿泊料金:16000円/1人×2人=32000円

う~む、他の登山者も言っていたが山小屋はかなり高くなった。

料理からすると割高だが昨今の物価高からすると妥当だと思う。

テントより楽なのは確かでが、テント泊もコロナ前からすると4倍ぐらいの値段はする。

軽量化をお金で買う感じですな。山小屋への存続の寄付&人件費の高騰。

朝食を済まして部屋で準備をしているとサンライズが始まりました。

良い天気に恵まれそうな予感だけはする。予感だけは。

小屋前から伸びる砂利道から登り始めます。すでに部屋から見たサンライズはクラウディ。

今日は標高2400mあたりから2900mまでを緩く登っていくだけの有難い日程。

低山じゃん♪

ただ、昨晩19時ぐらいに布団に入るが全く寝れず。

結局就寝できず皆が静かになる20時頃まで、持って上がった自前のウィスキーを食堂で200㏄ほど眠り薬に摂取。

これがいかんかったのか、標高による悪酔いか体調がよろしくない ('A`)

むしろ相部屋の方に気を使って寝れていないのが一番だろう。

フラットに寝れて防寒がいらない山小屋も一長一短があるので快適に過ごす方法を探るしかない。耳栓は必須だと思う・・・。

「相方からも無茶っスローペースやな!!」ってイジられる始末ww

しんどいんだよ・・・

普段24時に寝てる人が20時に寝るとか無理よww

相方は24時間起きなくても問題ない「睡眠スキルのび太君属性」の保持者なので布団兵器な人。

いつまでも眠いという感覚が強いがチングルマ種畑をみると美麗に目が覚める。

体調不良でもカメラは撮らねば記事にならない。

池との描写が芸術的すぎる。

この時が最も美しく水面に雲が跳ね返る。

これ以降はガスの中に消えてしまいました。

当然のようにガスと晴れが交互にやってきますが、晴れ3:ガス7ぐらいの割合。

晴れている時しかシャッター押してないので、山行の8割近くは雲の中です!!

ネットにアップされている画像や動画が嘘ではないですが、大体は良いタイミングでシャッターや動画撮影をしているのがほとんどだと思いますと付記したい。

歩いていると登山道には着替え一式の忘れ物?パンツまであります。

落としたというには不自然。ライトに捨てたという感じ・・・

普通、いかなる理由があっても登山道真ん中で着替えを脱皮しませんな・・・

しばらくのっぺらいガレを進みます。

振り返ると大池は完全にガス中へ。

足元には終わり掛けのコマクサ。

そして、始まる前から終わり掛けの相方と私。

少し傾斜がついてきました。葛籠葛籠で折り返し上がっていきます。

樹林を抜けていくこともしばしば。出たり入ったりを繰り返します。

やはり晴れ時々曇り&ほとんど曇り。は、昨日から変わらず、時折り白馬山荘傍らにある旭岳が顔を覗かせてくれます。癒しにはほど遠い景色。

再び腰丈のハイマツの中へ。

ハイマツを潜り抜けて、のっぺら地帯を通りすぎると、ご馳走の尾根歩きが始まります。

通常であれば絶景のはずが、このあり様なのでテンションは上がらずワクワク感は低い。

反対側を除くと下層と上層の雲に挟まれているのがよく分かる空が見えます。

これもYamaYamaGPVの予測通りでよく当たる。ほんとに困る。良いように外れてくれたまえよ。

ピークが見えてきましたよ。

白馬岳には船越ノ頭と小蓮華山の二つのピークを超えて行く必要があります。

旭岳が応援してくれますが、エールは雲によりあんまり届いてないぞ。

なかなかに良い尾根・プチトラバースを歩く。

山頂が見えてきました。あと1分もない。

船越ノ頭に到着~~。

山頂はさして広くはない。

大池で宿泊もしくはテントで、ここをピストンしている登山者もいてました。

体力がある方は次の小蓮華山や白馬岳のピストンも少数ですがおります。

往く方向の山容が見えている。これも絶景に入る?か否か?

私的には晴れまくって全貌が見えるのが絶景なのでもどかしい。

「絶景フル登山そんなの待ってたら山に登れないですよ!雨に打たれる日があるぐらいでないと行きたいところには行けないです!!」と大池山荘で相部屋になった方に言われましたw そうなのだが雲の平は絶好天でいきたいでしょww

ピークハントが目的でない我が家からするとmoney&timeの比重は、時間を金で買えるのなら買いたい。

年を重ねると体力でカバーはできないのは否めない。働いていると元気なうちに行きたいところへどのような形で行くかって難しいですよね。今回の山旅はまさしく快適を金で買いました。

景色は手前が白馬岳ではなく小蓮華なんだろう。

コースタイムでは1時間であの頂にいることになるが遠くね?

一度鞍部まで降りて登り返す。

フェーン現象が起きまくり。雨の予感しかない。

時折現れる稜線の景色はなんだかんだと一喜一憂をさせながらも疲れと時間を忘れさせる。

大快晴だと昨今の温暖化により暑すぎて歩くのに難儀したという説もある。

好天であるほどに、ニュースでも熱中症からの行動不能の登山客の多い事。

大汗はかかずガスると体温は冷却され熱すぎず寒すぎず快適。

ただ、暑さはあるので水は大池から自分は3.5L、相方は1.5Lで白馬山荘到着時には1.5L余りになっていました。

だ~いぶ近づいてきたが、まだまだ先に見えている。

足元は代り映えなくガレにザレでゆるゆると登っていきます。

小蓮華は2760m。

白馬大池山荘を出たのが6時過ぎ。

体調芳しくないとはいえコースタイムから大きく外れている。

もとより外してユルユル登山にしているので問題はなし。

こんなにも時間に縛られない登山はしたことがない。

ピーク手前でガスかよ~と思っていたら偽ピークでした。

コウメバチソウとハクサンフウロ。

時間に余裕がなければ画像は撮っていないかと思います。

北アルプスでは秋の訪れではありますが、せっかくなので高山晩秋のお花を収めさせて頂きます。

偽ピークを超えていよいよ小蓮華山と思わしき姿が見えています。

調子が悪い自分に比べ相方はどんどん進む。

見えていたのはさらにフェイクのピークでさらに奥に本命が見える。

小岩の登山道を登る。崩れることはなく足処は悪くない。

やっとこさ辿り着いた小蓮華山手前でガスww

さっきまで晴れてましたやんかww

山頂手前にはホタルフクロの群生。

さらにお花色々の詰め込み。

空にさえぎるものが無くなり頂の予感。

山頂は広くたくさんの登山者が休憩していました。

大池に引き返すにしてもコースタイム的に休憩を取りたいピーク。

自分は山小屋到着に遅れることはなかったがコースタイムから大きく40分遅れ。体調不良が効いている。ここでコンビニパンを相方と半分こでチャージ。

腐らないコンビニおにぎりと惣菜パンはコスパ・カロリー共に調理いらずで最強。

さらにカロリーメイトとウィダーゼリーなどをメインに行動食でエネルギーを取ります。

山頂碑は人気がない・・・

こっちの剣?鑓だろう?をモチーフにしたような碑はとても人気。

ここから白馬岳まで1時間半。

自分は不調だが、相方はいつもなら高山病よろしく苦しいとかいうのに全く元気。

「よく寝たからな!!」どこでも寝れる「のび太君属性スキル」が自分も欲しい羨ましい。

1時間半後には赤矢印にいるはず。

おんや?手前にいる登山者さんは神経質に画像撮影中ですなぁ・・・

どうやらライチョウさんを撮影中だったようです。

全然逃げない・・・人は襲ってこないと知っているようです。

このハイマツの下に巣があるのか出たり入ったり。

一瞬だけ晴れてきたところでパシャリ。

画像ではいい景色のところだけを見ていますが、やはり7割はガスの中です。

数十秒後にはこれですからww

ヘブンスロードはどこへ連れていかれるのやら。

グレーの砂利ガレが広がるピーク手前の登りにはトラバースが付いていますねぇ。

トラバースの手前は分岐点である三国境でした。先ほど見えていたトラバースを行くと蓮華温泉や朝日岳方面へ下りていくようです。

ここらへんから何故かトレランナーが急激に増えてきました。

調子があがらないまま何とか、ゆるりゆるりと歩を進めます。

15回ぐらいは道を譲っただろうか。

調子が悪く鈍足とはいえ、ここまで譲るとさすがに心狭き故に、譲った分の通行料をとりたい。

ここでも譲る。とにかく譲る。後ろから次から次とやってくるトレランナー。

ここが最後の急斜です。

こっちも自分のペース配分を崩したくないのは心情。申し訳ないとしながらも後方からやってくるトレランナーさんに道を譲るのが実に面倒になってきた。

最後の急斜を超えると、なだらかな道を山頂に行くのみです。

なだらかといっても、こんな感じのビクトリーロード。

景色的にはルーサーww

あと10分ぐらいなのに全然近づかない!!

右手を見ると旭岳とお花畑に、雲が流れ落ちる谷。

どうやら白馬岳の山頂に到着のようです。

トレランナーさんが時間制限を過ぎたが登頂したと賑わっていました。

どうやら、栂池から白馬岳までトレランをするというイベント?大会?があったようです。

耳を疑ったのが、主催者らしき女性が参加者に「ロープウェイまで戻りま~す♡」と声掛けをしていたので耳を疑いました。

「11時過ぎてるのにロープウェイまで下るんですか??」と尋ねると、主催者らしき女性は「皆さん体力あるので大丈夫です!!登りは大体3時間、下りは1時間半で降りれますので!!」

まじかよ!!??登山ペースだとロープウェイからでは、どんなけ早いコースタイムでも登り6時間、下り4時間30分。若い健脚ならさらに短縮30分以上できるだろうが、往復4時間半は無理やろwww

もともとトレランさんは体力お化けだと思っていましたが・・・「今日は小屋に泊まられるのですか?私も泊まってみたいです!うらやましい~!でわ~!」とトレラン女子は去っていきました。空身なら確かに1.5倍速はできそうだけど、2倍速は無理だろ・・・トレラン恐るべし、どのような体力構造になっているのやら・・・。

シニア登山に近くなっている自分はゆったりと登頂です。

山頂到着時は大池山荘を同じ時間にでたメンバーばかりでした。

山頂からは雲の向こうに辛うじて日本海が見えているのかそうでないのか。

相方は25年振りの登頂。

子供のころ大雪渓から1泊2日で上がってきたらしい。

鑓温泉へ下山中に手のひらを岩で裂傷。縫合が必要かと思われたが下山してたら子供の回復力恐ろしく傷口は癒合していたという。

方位盤には謎の日本硬貨のぶっこみがあります。

相方「25年前と変わらん・・・」

今宵のお宿である白馬山荘は山頂からわずか10分。

快晴であれば頂上から見えるでしょう。

到着時はガス。山頂にいても景色は皆無なので早々にチェックインです。

白馬山荘

画像左から宿泊棟、真ん中が受付および宿泊棟、右手がレストランスカイプラザです。

受付で相方が25年振りと伝えると、この建物も前のレストランも無かったでしょ!?と言われ、相方「何もありませんでした」と冷ややかに答える・・・

取り敢えず受付を済まして、宿泊棟で荷物を解きます。

こちらは二号館かな。

二号館内の玄関です。靴は取り間違いながいようにビニールに入れて部屋に持って行きます。

1階の並びには乾燥室があります。大池山荘とは違い暖房が濛々と焚かれていました。すぐに乾くほどに乾燥室としての機能はかなり優秀です。1時間も干していると靴下ぐらいならカラカラになりました。乾燥できないと3日目になるとメリノウールの靴下も異臭を放ち始めます。

あまり皆さんの記録では触れられていないデリケートな部分、大汗をかく登山では体臭も気になるところ。他の登山者さん達はどうしているのだろうか?

自分はGATSBYの無臭タイプのメンズ大判アルコール身体拭きを一日2枚程使って頭皮から頭髪に局部まで拭き上げています。相方は肌が弱いので乾燥しやすい手ぬぐいで身体を拭き拭き。服は臭いが自分らはこれで身体さっぱり頭皮や髪もギットリせずサラサラを維持して体臭は防げています。

防げてるよな??

館内の奥までいくと自炊室とトイレがあります。

飲料水はこの自炊室の物を利用して下さいとチェックインの際に案内がありました。

トイレ前にも水道はあるのでがすが飲用はできないのかもしれません。

さらに奥には特別室がある3号館、談話室、食堂があります。

談話室前にはアルコールの自動販売がありました。

食堂は時間きっちりにならないと開きません。

カフェテリア形式で、おかずをとりながらグルっと回る感じです。

お替りは並び直す必要はなく、お替りブースが別に設けてありました。

1階と2階の様相はほとんど変化はないのですが、3階だけは2畳個室?というにはパーティションでの目隠しの半個室となっています。

きっちり2畳に区切られています。

2024年では+5000円/1roomなのでお隣さんを気にしないというのであれば十分かと。

今回泊まったのは二号館2階にある6畳個室です。

室料+10000円だったので4名とかで泊まるとお得な感じはあります。

玄関の施錠はありませんので貴重品の取り扱いは注意が必要です。

マットレスを2重にしてフカフカで寝れたのは山旅とは思えない。

部屋からの眺めは白馬岳山頂を臨みます。

ちなみに、反対側の杓子岳方面は西日が入り込み「暑い!暑すぎる!!」とお客さんがいっていたので景色をとるか否かですが、予約時では選択できないので運としか言いようがない。

6時に大池山荘を出発して3時間半のコースタイム。さすがに調子が悪いとしても11時過ぎには到着。荷物をばらして12時前にはお腹が減っていたのでスカイプラザで昼食。

ソーセージや生ハムはすでに完売。

そら~到着したら一杯+逸品&メインにしたいですもんねぇ。

高いが今回はお金に働いてもらうのを前提で来たので非常食以外は持ってきていない。

取り敢えず相方と生ビールを飲み過ぎ防止に半分こすることに。

写真を取る前に口にしてしまうところが我慢できない山上ならでは。

新メニューだという牛丼+味噌汁1600円を頼みました。

絶対どこかで食べた事のある湯煎パックだが、持って上がると体力が削られるし米はフリーズドライになることを思えば美味い。

ちなみに相方は信州丼(山賊焼き&ソースカツ)1800円は、冷凍だと思いますが直前にシュワシュワと揚げている音が聞こえていたので、絶対に揚げ物がお勧めです。

完全に山岳リゾート。

 

 

あまりにも時間があり晴れ間も出てきたので、旭岳を見ながら持って上がってきたクッキーとプリッツにスティックコーヒーでティータイム。

行くか引くかと考えながらの山行になるテント泊からは考えられない余裕。雨天であっても屋根の下で寝れるという、のんびりと山を堪能する山小屋スローライフもハマりそう。

ただのスティック珈琲も絶景と共に口にすると実に美味い。

山荘周辺ではイワヒバリがたくさん飛んでいました。

人間がこぼした食べ物を狙っているのか、とても慣れており逃げない。

「虫さんよりクッキーが好きやで~、そこのそれ投げてクレメンス」と主張しているようである。

高山ハイマツ帯より上部で繁殖し岩の隙間に巣を造り、冬は低山で過ごすようです。

鑓温泉からの下山路では、ハラワタが抜かれたイワヒバリの死骸が転がっていました。

テンやオコジョとかにやられてしまったのか弱肉強食のワイルド。

夕食まで時間が有り余っているので、晴れてきたら往復40分ほどの山頂を散歩する。

谷にガスが張り日差し側は晴れている。これは・・・と谷を覗き込むとかなり遠い位置だがブロッケン現象をget!!

登山道の足元を見るとキラキラとした光る石を発見。

流紋岩?に入る石英筋。

アップしてみるとマイクロクォーツのクラスター。いわゆる水晶の集合体です。

赤丸には極プチ晶洞があり1mm程度の不形成の水晶も見えます。

ここまで肉眼で見えるクラスターがあるのは北アルプスでは珍しいのでは?

2019年に始まったコロナパンデミック以降、人との接触無しで始めた新たな趣味である鉱石探索。足元の石が気になってしようがない。

おお!!明日行く杓子岳が見えそうで見ないが5分ほど見えたこの景色に癒される。

山頂に戻ってきました。

空は晴れているが景色は・・・

辿ってきた稜線は幻想的だが雲の中。

大町?白馬村?の下界がわずかに見えたのみ。

山荘に戻るまでに錆で茶色になった石を発見。

水晶になりかけのクラスターっぽいものがたくさん付いていました。

透明色ではなく晶洞を形成できなかったキラキラと光る石英。

周辺には全くその片鱗さえないのにポトリと落ちている謎の石英クラスター。

山頂散策を終了して、17時半には夕食が始まりましてのショット。

・湯煎の豚の生姜焼きパック、炒り卵、キャベツとブロッコリーのサラダ

・枝豆真丈のようなカマボコ?、大根人参紅白なます、イワシの缶詰・パック煮付け?

・味噌汁、白米

大池山荘よりは生野菜もあったり、食物繊維が多く御飯も進みます。少々味噌汁の塩が薄い。

御飯とお味噌汁はお替りfreeなので、若い方はお味噌汁ご飯の掛け御飯で永久コンボで腹を満たして翌日に備える事も可能です。

夕食を終えても18時の夏季は太陽が沈まない。

杓子岳と旭岳は頭を出し、ワイドショットで夕没の美を魅せてくれました。

サンセットを眺める好スポットだという、ブロッケン現象が発生したところまで上がってみる。杓子岳の白馬村・大町方面の谷の底は雪渓。しかし、雪はほとんどない。この様子だと温暖化の影響から今後大雪渓が開放される期間はほとんどないのではないだろうか。

画像を撮っている後ろから相方がさらに隠し撮りをしていた。

遠望はないが雲海と昨日に引き続いて夕焼けと月がいい仕事をしている。

 

Third Day

個室なので気遣いがいらないのですが、3000m近い山小屋泊なのになぜか暑く寝苦しく断続的に目が覚め薄手のダウンなんていらないほど。寒がりの相方は逆に寒くて寝れなかったそうだ。

何度も目が覚めたが空が白くなり始めた頃。他の個室の登山者が出発したなという気配を感じたさなか、白馬岳山頂へ向かうヘッドランプの明かりを部屋から確認。時間は午前4時。

今回山小屋泊して分かったのがナイトハイクは遭難のリスクも上がる。しかし、大池山荘で同室になった女性のように明るくなる前に歩くというスタイルは、涼しい時間に距離を稼ぐには最も効率的だと思わされた。早朝は雲がない事も多く、景色も良いという昨今の気象状況にあっていると思う。昼過ぎには水蒸気が増え100%と言っていい程に雲が張り出し夕方には雨が降るスコールのパターン。

次回から小屋泊するなら朝食は弁当にして、3時か4時出発が合理的だなと相方と意見が一致。どんなけ長いトレイルにしても、山を堪能し尽しても、12時前には小屋に到着するので利しかないようにも感じた。

早い反省会は下山後に持ち越して朝食です。

白馬山荘の朝食はバランスがいいです。

・野沢菜おやき?、カボチャの煮物、紅白かまぼこ、玉子焼き、野沢菜漬け

・サバの塩焼き はじかみ 大根おろし

・納豆、めかぶ

・味噌汁、白米

いずれもパックですが、おやきなど郷土感を頑張って出しておられる所がなんともww

予約サイト:白馬館 予約サイト

宿泊料金:16000円/1人×2人+6畳個室料10000円=42000円

これはさすがに高かったが、2畳区切りが空いているならそちらがおすすめ。

山岳リゾートと考えると今までが安すぎで、料金しっかり取って設備を充実してもらえるほうが嬉しい気もします。

杓子岳と白馬鑓を経由して鑓温泉に向かう道は白馬山荘前の開けた道を行きます。

出発時は快晴で剣岳が常にこちらを見ているという贅沢。

出発は6時。

本日の行程は杓子岳に寄らなければ4時間30分。休憩なしであれば鑓温泉には12時前には着く。ただ、ピークハントではなく絶景登山が最もたるゴールの自分は今回のハイライトは30%未満。人にも依るが今回の山行での絶景率は自分的には▲。YamaYamaGPVとSCWの雲量予測では本日6時から9時までがピークタイムの大快晴。この三時間をどのように使うか・・・

取り敢えず歩き始める。

剣から常に見られている威圧感。

鞍部まで降りてきたら分岐があります。

左手に白馬岳頂上山荘が見えましたが、テントの張りは6時の時点で4幕とかなり少ない。

雪渓が通れないため白馬山荘も、例年よりお客さんがかなり少ないと言っておられました。

右へ曲がると祖母谷温泉とある。

地図を見て改めてみると黒部峡谷トロッコで行ける秘湯名剣温泉まで降りていくらしい。

まさかここに繋がってくるとは・・・

鞍部から手前にある丸山までの登り返しは全然きつくなく緩やか。

むしろMTBで走りたくなる斜度。

天気は最高だが、やはり少しずつ雲が出てきた。

どこまでもってくれるのか。

丸山に到着。

杓子岳と白馬鑓を臨む相方が、無茶苦茶恰好良く立っているように見える。

山に小慣れている変な大物感を感じるww

向こう側に行って表情をみるといつも通り

(´Д`;)遠い・・・の顔。

ん~何度も眺めてしまう立山方面。

常に右手に剣が居る。

MTBだと涎物の登山道を振り返る。この絶景でダウンヒルしたら最高やろなぁ。

山荘方面を振り返る頂上山荘にある謎の隆起した岩。

隆起したのではなく崩れず残ったのか?

雪渓は雪不足により通行止めとなっておりパッと見ても雪が全くない。

ずっと見晴らしのよい稜線歩きかと思うと、わずかだがハイマツ帯の中も歩く。

山荘からゆる~~い下りと、ゆる~~い上りを、上がり下がり。

時間もたいして経過していないが一向に近くならないピーク。

4日も山中にいるのにこの3時間しか絶景がないのでゆっくりと堪能する。

ミヤマトリカブトが朝露がついてキラキラと太陽を浴びて輝いていた。

雪がない雪渓方面を見ると一面に群生畑が見えました。

すぐに季節は秋。高山帯でのお花も見納めです。

少し歩いてまた群生。都会で見ても感動は薄いが高山で見る儚げな花には何故か感銘を受ける。同じ山路を歩いていた登山客も、このマクロな箱庭に当然のように足を停めて眺めていた。

みんな同じ思いに浸るのだと思います。

雪渓は、ほんまに雪が全くなく7月中頃から通行止め。

よく見てみるとクレバスやら凹みが沢山見える。将来は歩けなくなるのではないか?

山荘から2回のアップダウンを繰り返し、地図上にある最低鞍部を目指す。

所々に終わりかけのコマクサは栄養がなさそうなところに咲く。

鞍部までは葛籠折りで下っていく。

しかし・・・山荘からの道のりはMTBで走るとむっちゃ楽しそう!!

自分は山を始めたきっかけがMTB。その頃に見ていたブログでアルプスだろうがMTBを担いで上っておられた方がいたが、絶対楽しかったと思う。ただ、MTBは15㎏以上あるので20代なら可能かな・・・。おっさんは最上級の軽量MTBでもヘリがないと無理やわww そもそも今のご時世アルプスでMTBしてたら絶対怒られるw

「絶景やけど、全然近づけへんな~~」

「あそこまで上がるん?むっちゃ遠いやん」

「あと何分?30分?トップまで1時間ぐらい?あそこ上がるの?」
「無理やろむっちゃ急やん!!」

「私は撒くわ!!」

相方の言う通り画像ではかなり切り立っているが、近づくと理由が分かりました。

右手を見ると名剣温泉へと行く清水岳の尾根がある。

よく見ると雪に削られたカール状になっている。

上がり始めると意外にきつくなく山容がはっきりと分かるようになってきました。

トラバースするように山肌を回り込み。

尾根に戻って伸びる登山道は杓子岳を撒くトラバース。

白馬岳を振り返ると、あちらも最高の稜線歩きだろうなぁ・・・3時間だけ。

杓子岳の麓までやってきましたが急に足元の様相が変わりました。

途中変な脇道のような物がたくさんありましたが、正確な案内板はこの小さなプレートのみ。脇道を上がってもピークにはいけそうではある。

撒くと言っていた相方も天気は良くピークからの景色は名残惜しいとして黙って杓子岳方面へww

斜面はかなり急で40度近くある上に、足元はガレガレのこぶし大の石。

60代ぐらいのご年配のご夫婦に抜かれたのですが、今回の山旅は疲れない登山のコンセプトの我が家にしても、とにかく、このお2人速い!

途中このような装置が野ざらしに置いてありました。

ふむ・・・気象観測の何か?○○大学と書いてあったのでリアルタイムでデータを飛ばしていたりするのかな?

砂浜のように体重を掛けると雪崩るようにガレに沈み込み前に進まない足元。

相方がガレガレして進まず「全然前に進まん!!」と言い始めたので、「ポール出してゆっくり荷重抜重して歩きなはれ」というと急に進み始めたが表情はやはり死んでいる。

いや~~着いた着いた。

2812mに到着。

一日の行程が5時間以下という奇跡的な楽ちん登山で疲労感はさほどなく。

記念に一画というと謎のポーズを取り始めた。

本人がいうにはバリエーションがあった方がええやろとのこと。

だいぶ雲が出てきた。

山頂は斜めっていて広くはないが休むには十分。

雪渓が閉まっていて平日ということもあってか、びっくりするぐらい人と会わない。

いうなら同じ白馬山荘に泊まっていた4組しか前後にいない。

これから行く鑓方面と清水岳方面。

谷の先に名剣温泉があるかと思うと、人って結構歩いて行けるものなのだと感慨深い。

白馬岳を見返したこの時はまだ雲量は少なくハイライト。

白馬村は雲の下で、妙高・黒姫は雲の中のようだ。

白馬大池から歩いてきた稜線が一望できるパワーショット。

 

稜線を振り返って想いにふける。

どの山にいっても歩いてきた軌跡を見るのってため息が出る。

何度も来ている人は振り返りもしないのか、行く方向はみんな一生懸命見ているのに、ほとんどの歩いてきた道を振り返らないのは何故だろうか。

白馬村方面に雲がなければまた違った景色があるのだとは思うが、杓子岳からの景色は白馬岳バックのこの場所が最も写真映えしました。

山頂で撮影と休憩を楽しんでいると、とんでもないスピードで上がってきた20台半ばの若い女性。ショップの方だろうか。映え写真を数枚撮ってリアルタイムでアップ?したようで去っていきました。

ここで宣伝ではないのですが、相方がインナーに着ている「MILLET ドライナメックメッシュ」。とんでもなく通気性が良く、これまであった発汗して登山ウェアが肌が張り付くような感触は皆無で不快感はゼロ。網になっていることで発汗・乾燥性の効率は素晴らしく、段違いで涼しい&纏わりつき不快感はない登山ウェアとしての新触感だそうです。これまでのウェアからは不快感は極限まで剃り落されているそうです。

サイズや好みの程度もあり、アッパーやアンダーも種類があるので今後の登山に取り入れてみてもいいかなと思います。

もしよろしければ、次の山行に使ってみては如何でしょう。タイプも様々なので、スリーブ丈もお好みで選べるようです。

コースタイムでは杓子岳分岐まで1時間となっています。ヤマケイさんの地図を参考にするなら、杓子岳経由なら+30分から+40分は見ておいた方が良さげです。ガレ足が苦手な方はもう少し余裕を持った方がいいかも。今回の登山で一番の景色があったので、時間余裕があるのでスロー登山の我が家は30分ぐらい山頂で遊んで出発です。

山頂を満喫して今度は鑓へ。

先ほどのスーパートレッカーの若い女性はグングン進んでいきます。ほんまに速い。

ショップのお姉さん認定。

尾根をしばらく進むと標高を下げ始めたトラバース。

鑓はずっと見えている。

しばらくすると葛籠折りに急激に鞍部まで高度を下げていきます。

杓子岳から下山を始めて15分程度だったか、赤矢印の撒き道との合流です。

白馬鑓への登山道が丸見えです。

とにかく上りの取り付き鞍部まで、ゆったりと歩みを進めます。

相方が「みてみて~!!」というので、左斜面を見ると一杯のコマクサの群生。これはすごい!

高山地帯には何度もいっているが、お花畑自体をあまり見たことがないので、白馬岳のルートってこんなにも花が多いの?って感覚です。

鞍部に到着です。地図上では杓子沢コルとあります。
ここからは上り返し。この山旅ルートの優しいのは稜線の上り返しの高低差が、どこをとっても400mを超えないというのも嬉しく歩きやすい。

清水谷方面は鑓を上っていると常時右手に見下ろせます。

地図を見ていると、見えているピークは距離的に似非ピークなんだろうと推察。

あそこがピークじゃないと思うと逆に上がった時にまだ頑張れる。

途中不思議な現象が・・・相方の脳天に向かって飛行機雲が垂直に一筋。

神の思し召しのようにも、魂が抜けているようにも・・・邪気が抜ければ一番いいんですがねぇww

「そんなん人生の面白味がなくなるぞ!!」と返されるw

足元は馴らされて歩きやすいが、斜度が結構きつく小股でいかないとすぐに息があがる。

杓子岳で一緒になったご夫婦に追いついたかと思うと、また離されてを繰り返す。

中腹当たりから東に見えるのは黒姫山や戸隠山だろうか。

ザレガレ+斜度がすべるすべる。

画像の斜度がずっと続くわけではないがイメージとしてはこんな感じ。

これが下から見えていた痩せ尾根の似非ピークです。

両サイドが切り立っていて高度感があり、落ちたら大怪我するやつですが足元はしっかり確保できるスペース。

本ピークへの道のりが見えてきましたよ。

見た感じガレ葛籠らしき上りを終えると緩やか道の様に見える。

白馬山荘を振り返る。旭岳と清水岳、清水谷は見納めか。

ガレっているように見えたけど、袂までくると物凄く歩きやすそうww

葛籠を上がりながら何度も振り返る白馬岳。

大した時間ではないのに、歩いてきた軌跡が一望できる景色にはため息。

テント泊だと良い場所取るのに急いだり、重い荷物を担いでいるので出来るだけ体力を温存したいので無駄な動きは少なくしたい等々。周りを楽しむ時間が半減しているのだと実感。

行く道の左側白馬村方面を見下ろすと、雨天の予兆でもあるフェーン現象が始まり掛けている。昼過ぎからは1㎜以下ではあるが降水量がついていたので、他の登山客は足早だ。

しかし、今回は道順通りに歩けば屋根がある小屋で寝泊まりできると思うと心強い。

正直、雨天でテントは張りたくないヽ(;´Д`)ノ

9時過ぎから天気予報通りに、とうとう白馬岳方面も雲の浸食が始まりました。

ここに分岐がいるのか不思議な感じですが、鑓と迂回路の分岐までやってきました。

もちろん、ここまできたので白馬三山を踏みにいきます。

頂上近くから見えた白馬岳はついに雲の中へお隠れに・・・

今から目指す白馬鑓温泉の風呂で一緒になった方と談笑をしていると、2泊3日で大池から縦走されて来たそうだが、ずっと雲の中だったそうです・・・景色がないので杓子岳も上がらなかったそうです。ご愁傷様でございます。

ピークが見えてきましたよ?

ピークget!!

とにかく相方の、ものすご~~~く渋い渋そうな顔を付きたてる毎度の謎の山頂ショット。

後ろの杓子岳も雲に覆われたり捌けたりを繰り返すがすっきりせず雲中。

山頂はとても広く雲がなければ表銀座の山波が延々と見えるのだろうか。

白馬大池山荘ではキャンセルしたお弁当ですが、ゆっくりと眺望を楽しむため白馬山荘でお弁当をお願いしました。

本来であれば杓子岳に寄っても健脚であれば白馬山荘から鑓までは4時間半からの山行。鑓温泉まで人によっては食事はいらないかも。ただ、昼からは雨が降るかもとの天気もあり皆さん急ぎ足。実際山頂でのんびりお昼をしていたのは我々だけ。この山行で快晴なのはこの日の3時間だけなので山をゆっくりと楽しみたい。あとは雨に打たれても鑓温泉までの下山のみで稜線歩きは終了です。

お弁当の献立

・白米、蜂蜜梅

・チルド?冷凍?でかいシュウマイ、焼き餃子

・パックの丸十レモン煮、きんぴらごぼう、野沢菜?

他の方の記録をみても定番弁当のようです。1000円。

ぎちぎちに詰め込んだたっぷり白米で、味付けはしっかりとある汁が垂れないメニューの配慮とカロリー抜群のバランスです。フリーズドライじゃない白飯が食べれるだけで美味い。メスティンと生米持って上がれよという声が聞こえそうですが、重たいやんか・・・。

この3日間の食事で最も美味しかったのはもしかしたら、この梅干しだったかもしれない。

梅干しにはドーピング作用のある成分がありオリンピックの検査で引っ掛かるぐらいです。ハチミツに加え塩辛さも程よく、剣に供えさせていただきました。

弁当を食していると太陽の周りに虹がでるという「日暈(ひがさ)」という現象です。カタカナで「ハロ」とも言うそうです。

スキー場で何度も目にした事があるので、珍しい物ではないという認識でしたが、レアらしいです。

先ほど見えていた行く先の鑓分岐登山道は、このように雲に覆われたかと思うと晴れて雲っての繰り返し。

かなりゆったり登山で、杓子と鑓で随分遊んでしまったのでお時間は大分遅く。

休憩なしの本来のコースタイムでは8時が登頂タイムです。

山エネルギーを充電しまくり。

山頂で弁当を食べて30分を鑓で楽しみました。

雲中と晴れ前のフェーン現象による映り往く景色に一喜一憂で雨がくるか!?ともやもやしても、約束されている屋根のある宿泊地がある安定感は半端ないwwテント張らなくていいもんねぇww しかも、今宵は温泉まで付いている。

さてさて、scwとyamayamaGPVが提示してくれた通り、ハイライトは終わり、鑓も雲の中になってきたので鑓温泉へ出発です。

鑓からの鞍部へ向かっていくのですが、鑓温泉分岐からの天狗山荘方面は雲に覆われている。大池山荘で同室になった女性はかなりの手練れで、その女性の相方の体調が悪ければ、天狗山荘で宿泊して鑓温泉経由で下山したとおっしゃっていました。

なるほど・・・余裕があればそういう折り返しプランも有るのかと思いつつも、天狗山荘から一日かけて鑓温泉経由下山ってなるとずっと下り6時間!?はしんどい・・・地獄。上り6時間のほうが圧倒的に楽です。ま、得手不得手です。

鞍部を超えてトラバース上り。

名がない山を撒くトラバースを進むと天狗山荘に行く尾根道と鑓温泉への分岐標識がようやく見えてきました。どこにあるのか全く検討が付かないので分岐があるのか?と心配になり。

鞍部が丁度分岐点となっていました。

ただ、20分稜線をいくと天狗山荘があり、テントも張れるようです。

正直なところ今回の山行では、2泊3日だと歩いた達成感はあっても、スピード登山になると花も山肌や造形も楽しむ余裕が自分にはないなぁ・・・と私的には思いました。

晴れたり曇ったりですが、景色は皆無となってきました。

scwとyasmayamaGPV様々です。いつもありがとうございます。

幻想的な風景のように見えますが、幼少のころからスキー場でガス慣れしていると、

(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)<ガスですか勘弁してよ・・・苦行だよ

というのが本音なのは自分だけではないはずw

ガスや雲中が幻想的なのは最初の数回だけですよ・・・

雲中に入り始めると・・・

「グウェエエエエェェェーーーー!!」という雄たけびが聞こえてきたのはライチョウさんの警戒鳴き声? 鳴き声の方向を見ると岩の上に夏服のライチョウさんが見えました。

景色が見えないほどに視界が悪くなると、猛禽類・キツネ・オコジョなどの天敵から見えにくくなるので活動活発になるというライチョウさん。

姿が見えなくても大池山荘への上りで、ライチョウさんの鳴き声を沢山耳にしました。

高山帯の登山では我が家は天気に恵まれないこともあってか、ライチョウさんとの遭遇率が異様に高い。

このライチョウさんは警戒心が強いのか、同じ岩場に立ってずっと我々を見ているようでした・・・・ライチョウって美味しいのかなw 

どうやら相方も同じことを思っていたようで、畜生道の夫婦であることは否定できないww

鬼畜なやつにはもちろん制裁がありガスの洗礼を浴びます。

森林限界が終わるまでの両サイドには沢山のお花畑がありました。

ウド?シラネニンジン?

右手も花&花。詳しくはないが、調べてみると奥にコバイケイソウ、手前のピンクはオニシオガマ?ヨツバシオカマ?

そして、チングルマの種畑をバリエーションも豊かで癒される。

地図には「白馬連山高山植物帯(特)」とある。

晴れていたらここもさぞ絶景なんだろう。

いよいよ木々の背も高くなってきて、なだらかな下りもそろそろ終わりです。

いよいよ樹林帯へ。

鑓から550m下がったあたりから樹林帯が始まります。

道のど真ん中に鎖場の注意書きがあります。

大した事ないだろうと思いつつも一応両手を空けていおくことに。

しばらく足元は水平道をいくので、やはり気が緩み大袈裟だなぁと思っていたんですよ。

さらに「両手空けなはれ」という2回目の注意書きがやってきます。

山肌に沿うように打ち込まれた鎖。

確かに落ちたら怪我がしそうな高度感を感じる。

こんなのっぺらい岩に鎖が必要か?

Σ(ノ゚д゚)ノズルり!! ズルズル・・・

あかんやん!!むっちゃ滑る!!ヤバいぐらい滑る!!

早めに気付いて良かったけど、確かに油断して大きく踏み込んだら大転倒からの骨折コースもありえる。

ナンブトウチソウかな。

高山帯の蛇紋岩崩壊地に特産する多年草だそうだ。

まさしくツルツル岩の蛇紋岩に生きてる。

斜度のきつい場所もそれなりにある。

濡れ岩でなくともツルりと危ない。

一度滑ってからは、この岩の上で絶対にこけたくないのでかなり慎重に歩む。

濡れていたらツルツルで滑りまくりかと思うと雨が降ってなくて本当に良かった。

ナンブトウチソウがこっちだよと山側が安全だと誘う。

もっとも急な下りではあったが足を掛ける場所がたくさんあるので、隙間にがっつり足を挟み込めば滑ることはなく、ツルりん岩の上を歩くよりはるかに安全だった。

鎖場をすぎると優しい木造の階段。

ガスが張っているので景色は見えないが滑って滑落する人でもいるのか・・・

先ほどの注意書きの看板からすぐ小屋が見えてきた。

雲が切れて見えた景色は、落ちたら確かにやべぇ谷だったw

谷に雪が残っていたがこれでも本来からすると少ない方なのだろうな。

サラシナショウマとトリカブト。

細かいことは分からないが厳密にはトリカブトではないという説も。

登山道の脇を流れる水はすでに硫黄の湯の花がついてないか?

白馬鑓温泉

下りは苦手なので、やっとこさ着いたという気分です。

明日はさらに4時間下りってんだから困りますわ。

お食事処と売店を兼ねた受付でチェックインの手続きを行います。

温泉は日帰り入浴も可能。

安達太良山の黒鉄小屋で立ち寄り湯した時は疲労感がかなり和らいだのを憶えている。

天然水の冷蔵庫。

白馬館グループの売店は一律同料金でした。

石鹸類を使わないのは、もちろん山マナー。

こちらの蛇口はそのまま飲用することができます。

売店をぐるっと回り込むと、物干し台+屋外の休憩場所があります。

お客さんらは、いろいろと干していたがこの天候なのでガスると余計に濡れる。

お寛ぎ処として開放されていた食堂。

テーブルに置いてある宿帳に記帳してチェックインです。

最近は吸湿速乾性のモンベルのTシャツも置いてあるんですねぇ。

一緒の行程であるいていた、年配女性は着替えは持たず必要になれば小屋で買い足すスタイルなんだそうです。確かにその発想だと軽量化はできるが自宅にシャツのストック出来まくってしまうのでは?? 記念品としてのお土産でもあるのか。

今宵のお宿は食堂と売店の向かい側にある1号館。

大池山荘と同じ蚕部屋ですがオープン式。

2階の蚕部屋でしたが、トイレに行くには階段が少々面倒。

トイレ問題もあるが2階は荷物置き場があるので、1階よりもスペース広く使えました。

部屋全体はこんな感じです。

ロープを持って上がったので簡易物干しを作成。

ガスガスなので表だと全く乾かない。

5人部屋を丁度真ん中が空くように部屋割りしてくれていました。

荷物を整理したら、いよいよ温泉タイム。

売店前から見下ろすと右手に女性専用の内風呂です。

内風呂は3人ぐらいで丁度良い大きさだったようです。

注ぎ口がすでに気泡が立っており、酸化させて濁りを作っているように見えたそうな。

他人に見られえると気になる方もいるみたいなのでその配慮?

女性専用内湯を右手にさらに一段下へ。

左が混浴露天風呂、右が小屋宿泊者用トイレがあります。

トイレへは女性風呂を取り巻くように道がついています。

天空洗面所。

ここの水は消毒しているかどうかは分かりませんので手洗いのみ。

洗剤が置いてあるのは自然に帰るタイプの物なのだろう。

どこの小屋のトイレもそうだが匂いは仕方がないが、かなり綺麗に清掃されていました。

お待ちかねの名物露天風呂です。基本は混浴となっていますが、夜の20時から21時は露天風呂が女性専用タイムとなり内湯が男性専用となっていました。夜はヘッドランプ入浴になるとか口コミでみたので、明るい時間に水着で入っている方もいました。

10人入っても全然平気な大きさでコンクリート造りという単純な湯舟。

湯使いは当然のように源泉掛け流しで、湯舟に2本のパイプがついていましたが無反応でした。代わりに山側の石組の間から凄い勢いで「あつ湯」が噴出していました。

なので、湯舟の端はぬるく、中央になると熱く入れます。

肌感はツルヌルとしており、噴出口周囲の足元にある石は、ぬるんぬるんに滑るので転倒に注意しましょう。

大量の白い湯の花に硫化水素の硫黄臭を強く感じる、炭酸水素塩温泉で硫黄、マグネシウム、カルシウムが含有されるとwikiにあります。

口に含むとまろやかで、硫黄泉なのに湯上がり後の乾燥するような感じではなく、しっとりとしています。街中でこの湯が湧いていたのなら間違いなく極上温泉扱いです。

小屋側からは見えにくく目隠しもしてありますが、テント場からは丸見えです。

自分も含めおっさんは全く気にもしておらず、すっぽんぽんでしたが、若い男子はしゃがみながら移動してました。

湯舟を下から見た捨て湯口です。完全な滝と化しています。

ここも頻回に掃除しないと湯の花だらけになりそうな様相です。

オーバーフローした湯は川となりてテント場脇に捨てられていきます。

テン場から上を見上げると、別の場所からも温泉が捨てられています。

ボイラー室っぽいのがあったので源泉地なのかスタッフ専用風呂なのか。

テン場に下りて行く途中にテント泊専用のトイレもありました。

朝の出発ラッシュ時小屋のトイレが案の定満室になっていたので、テント泊者も少なかったのでこちらを拝借しました。

テン場はそこまで大きくなく番号区画で整備されていました。

足湯も完備で贅沢な湯量の掛け流しです。

お風呂上りにビールを飲んで、温かいお茶を沸かして休憩しているとお腹が減りました。

夕食はこれまでと同じ17:30からです。

合宿のように全ての客が座ってから一斉に食べ始めるスタイル。

同じグループでも白馬山荘や鑓温泉ではなかった、大池山荘での温かい湯のサービスはかなり有難かったかも。

・ハヤシライス ハンバーグ

・キャベツ、絹さや、ヤングコーン、カッパ漬け、ゴボウサラダ、胡麻ドレ

・味噌汁 白菜 茄子

3日目はハヤシライスで最初から大盛り。もちろんお替りも可能です。

最初の配膳では少し冷めてしまっていたが、お替りすると大池山荘でのパック物ではなく鍋からルーを掬っていました。手作りではなく味もしっかりとした物だったので缶詰かなと思ったのですが、荷揚げするなら効率悪いよなぁ・・・と思案しながらいただく。お野菜も3日のうちでは最も充実している。

食後にもう一度温泉を楽しんだ後、雲が晴れて夕焼けが見えました。

サンセットまで眺めのいい時間がありましたが、日が沈むと雷が鳴り凄まじい夕立ちがありました。山の天気とは分からんもんです。

 

Forth Day

・白米 味噌汁(白菜、わかめ、きのこ)←記憶曖昧

・黒胡椒ソーセージ、塩サケ、玉子焼き、オレンジ、大根?とヒジキの和え物、高菜炒め

3泊のうちで最も品数が多く美味しかった朝食でした。鑓温泉は歩荷で上げやすいとうのもあるのかもしれないと想像。和え物も何となく手作り感がありました。

朝御飯をいただいて外にでたらサンライズが始まっていました。

絶景もいよいよ見納めか・・・シャバに帰る時がやって来た。

予約サイト:白馬館 予約サイト

宿泊料金:16000円/1人×2人=32000円

今日も朝の9時ぐらいまでしか天気がもたない予定で終盤は雨に打たれるかもしれない。

お世話になりました。また、来るんかな~~。関西からは遠いんよ・・・

この時はとにかく天気が良く大晴天しかないのに・・・。

下山路は足湯の横についています。

鑓温泉から猿倉荘まで標高2100mから1200m付近まで4時間の下山。下山が苦手な我が家にとっては地獄。

この晴天やで?ほんまに雨ふるんかいな?

木々が深くなってくるので低山帯の雰囲気がもう出始める。

右手を見ると鑓温泉小屋上でも見られた・・・雪渓ではないが谷川に残った雪は、谷川を覆うように雪が残った雪庇のような物。

この上に身体をあずけると間違いなく谷川へ滑落することだろう・・・。

雪には馴染はあるが、このような情景は見た事がありませんでした。

クルマユリが元気に照り照りに太陽光を反射して咲いていました。

上層でも僅かに目にしたのですが、鑓温泉小屋のこの周辺は群生というには心もとないが沢山咲いていました。

ここでもこれまで見た沢山の花が咲いていました。

儚い終わりを迎える8月末では秋の入り口、オニシオガマが終焉。

分岐はないのですが、案内の標として鑓と猿倉の表示があります。

一本道だがありがたい。

鑓温泉から100mぐらい下りました。

が・・・このあと標高は変わらないのに、樹林帯を1時間ぐらいは上りと下りを繰り返すという修行が待っています。上りなら気にならないが下りだと私的には正直面白くない本当に修行道。

白馬大池山荘の従業員のお兄さんが他の従業員さんと会話していたのですが、鑓小屋は3つの谷に挟まれた所にある珍しい小屋なんだそう。ウィスキーを呑みながら聞こえてきたPUBの片耳話のような会話。実際に橋渡渉が3回ありました。

その話を聞いていた20代前後と思われる従業員さんは「行ったことがないです」と言っておられました。

自分的には山小屋で働く人って山が好き好きで・・・1泊2日で行ける近隣ぐらいは全て歩き尽しているイメージを持っていたのですが、人に依りけりなのか・・・。

足元には1人ずつとある・・・。

確かに豪雨があると冠水・浸水が余裕の状態で安易に流されそうな簡易の橋。

コスパを考えると、お金を掛けてしっかりとした橋がいつ流されるかと架けるより、ランニングコストは安価で木造資材で作れる橋のようが流されてもエコです。

1人で渡れとあるので、川ポチャは避けたいので1人ずつ。

強度は2人乗っても問題ない感じでした。

朝一から遭難でもあったのかヘリが3往復ほど上空を飛んでいました。

木の背が高くなってきた上りのトラバース道。いよいよお楽しみタイムが終焉。

また、少し開けた。

沢を3回渡渉するのでそれまでは、樹林と谷のUP/DOWNを繰り返します。

そして、二度目の渡渉。

橋の手前には「湯沢」と書かれた看板が置いてあります。

湯とあるのは温泉が流れている沢ということかな? 否、湯沢谷ということかと。

終わり掛けのコバイケソウ畑をやはり上り返します。

1800m付近から全く標高が下がらず景色も少なくなってくるとテンションが下がり始める。

再度、樹林のトンネルを潜る。ひたすら山肌を斜め斜めのトラバース。

トンネルを抜けると結構足元が悪いガレをまたもトラバース。

谷筋を見ると木の繁りが強くなってきたが標高は変わらず1800m。

名残の花は何だろう?

グーグルレンズに調べてもらうとヤマトラノオちゃうか?と言う。

谷筋には3度目の渡渉橋が掛かっている。

実はこの手前で鑓温泉小屋から一緒に歩いてきた女性が谷に滑落しそうになっているところを引き上げた。むしろ半分落ちてた縦走で疲労が溜まっているのは間違いなく、自分らも他人事ではなく休憩をたくさんとって下山。

谷を渡り終えて振り返る。

鑓温泉小屋方面も振り返る。

これで見納めか・・・雲も出てきた。

まだまだ続くトラバース。

最終日が苦手な下りだけというのもあれだが、標高が下がってくれないと精神的疲労感が強くなる。

白馬村方面はかなり雲が出てきた。

足元に目をやると真っ赤な実を発見。

ニワトコ? にしては茎はウドとかに似ている。

花は生薬に、実はジャム、若芽は山菜として食せるらしい・・・

ここで相方がズルっと滑る!!

幸い相方は踏みとどまったが、カメラを持っていた手で助けようと右手を伸ばすとカメラが「すぽ~~ん」と手から抜け出し地面に落ち「ガッ!ガガ!!」と2度転がる。

9万円のカメラのレンズカバーが開かなくなる (´・ω・`)

5000円の3年間保証に入っていたが、修理に持って行くと「これは保証対象外です」とハッキリと言われる。まぁそらそうだろうなぁ・・・と思っていたらほぼ新品になって返ってきた!!

すげ~~~!!ありがとう!!YAMADA電機さん!!

 

※相方のカメラをザックから取り出すまでの次の休憩地点まで30分程の画像はありません。

相方のアウトドア用のカメラを取り出して、行動食と水分摂取で小休憩していたら予報通りガスってきた。

そしてまた結構登り返す。

相方の背中もだいぶウンザリ感が漂う。

突然「キノコーーー!!」と叫ぶ相方。

この人いつも何で叫ぶんやろと思うが、「叫んだ方がよく分かるやろ」とのこと。

まぁ、そうなんだけど。

もちろんマッシュルームの種類なんていつもどうり分からない。が、他の山域と違って明確にキノコとわかる物はこの山行では3つしか見なかった。

白い物は危ないやつが多いとどっかで見た。

普段なら沼になっていそうなところに木道が掛けてありました。

小日向のコルに到着。

タイム的に丁度半分だが標高はやはり2時間ずっと1800m。いやまじでww

ここから2時間かけて600mを落とす?直下りの方が簡単だが2時間をだらだら600mはつらす。

ガスが張ってきたが、びっくりするぐらい登山道の整備がされているので道迷いは皆無。

周辺にはたくさんの紫の花。ツリガネニンジンの高山型であるハクサンシャジンという種なのかも。シュッとしたツリガネニンジンとは違い花は丸みを帯びている。

砂利の道が続く。

この葛籠折りで最も標高を下げて行く。

葛籠折りを下り切ると足場の悪い岩場。

鑓温泉の鎖場ほどではないが、ここもよく滑る。

初夏も終わろうかというのにヤマアジサイが元気一杯に咲いている。

旬は5月6月。下界よりもやっぱり気温が低いから咲き誇れるのだろうか。

アジサイの葉っぱに白い蛾が一羽。

ヒトツメカギバという名前だそうでどこにでもいる種

チョウ目カギバガ科に分類されるそうで舌を噛みそうな科目だ。

残り1時間ぐらいのところで、ポツリポツリと雨が肌をうち始めた。

天気予報通りになってきた。

そして、相方が全くしゃべらなくなっている。

ひたすら平坦だがゆっくりと下がっている道を進む。

標高は確実に下がっているが時間とのミスマッチがとても気になる。

コースタイムで4時間。到着時刻が10時。

小休憩が多いとは言え9時50分で残り標高差350m?まだ2/3しか下りてきてないことになる・・・コースタイムでは到着していないと。

さらに雨が大粒になってきて、いよいよかとレインウェアを着こんでしばらく歩くが雨は全くこず暑すぎて体力を奪われるのですぐに脱ぐ。

ただ、足元が石ガレから「土」に変わってきました。

しかし、地図ではもう着いているはずなのに標高落ちねぇ!!

あれ?林道じゃね?

まだ250mほど下る予定やんな?

どうやらプロトレックに一喜一憂してたようです。100mの誤差はあっても200mはさすがに始めてです。物に頼り過ぎるのもいかんですな。

こちらが出てきた分岐点。下山路最弱の我が家からすると、鑓温泉から4組同時出発で2組先行してきましたが、足とか痛くならんのやろか・・・と問いたい。

みんなのザックぺったんこなんだけど何が入っているの?

エマージェンシー関連とか着替えとか持たないのだろうか。

林道を下りて行くと猿倉荘への近道の案内板がありました。

テント泊のようなサバイバル感はないにしても、ゴールが見えてきたら何という安堵感。

猿倉登山口へ無事下山。

上りは追い越してあがる方ですが、下りはとにかく遅い我が家。

行程4時間の6時出発。10時半着だったので休憩を考えれば遅くはないのか。みんなが速いのか。荷物かなぁ・・・。

猿倉荘は山小屋といっても車で上がってことが出来る場所にあります。

到着したらすぐビールの方もいればアイスの方も。

最後に・・・

■初心者ハイカー&マイカー登山で縦走の方へ■

違う登山口に降りる縦走が始めてだったので、タクシーが捕まるか不安だったのでタクシー会社の電話番号を控えてきました。タクシー呼ぶと順番待ちとかになると時間が掛かるのかなと思っていたところ、白馬山荘でタクシーを呼ぶタイミングっていつ頃がいいんでしょ?って小屋番の方に聞いてみると、「大丈夫ですよ~猿倉は電波が入るので呼べば10分できます」とのご回答。うそんww登山客に呼ばれっぱなしで1時間とか待ちがあったりするんじゃないの!?

呼ぶどころかタクシーの運転手さんが「どなたか乗りませんか~」って営業を掛けに来るぐらいタクシーの出入りが多い。運転手さんに登山タクシーの事情を聞いてみたところ、下山後にタクシーが順番待ちになることがあるのかと問うと「ほとんどありませんよ、全ての登山口で空いてる車が順次行きますので」という。しかも北アルプスでも上中下と担当があるそうで?今回のように白馬岳の中域タクシー専属が有るかと思うと、上域では穂高から上って立山に下山で穂高に戻ってくれという客の相手をしたり、下域では定番の燕岳から常念下山ならまだしも、燕岳から蝶ヶ岳上高地下山ルートで中房温泉御帰還送迎もあるそうです。こういう情報ってベテラン登山者からすると当たり前になっているのか、どこまで送ってくれてどれぐらいの待ち時間があるのかは調べても全く情報がないで、今回の山行でタクシーの運転手さんと積極的に話してとても参考になりました。夏登山のタクシーは呼べば来る!距離が長くても走ってくれる!!というのが分かっただけでも安心してマイカー縦走登山が出来ます。

ただ、金次第ですけどね!?(´;ω;`)

夏シーズンの白馬では観光客がタクシーを使うことはほとんどなく、登山客に乗ってもらわないとむしろ夏の収入源が無くなるのだそうです。それ故に、タクシーの順番待ちはほぼなく予約がなくても心配ないとおっしゃっていまいた。

 

下山後、帰路に就く予定でしたが道の駅などで買い物をしていたら、思った以上に疲労激しく相方から珍しく泊まって帰ろうとの提案があり、急遽黒部観光ホテルを予約。

記事にはしていませんが、下山後に部屋が空いていたらギリギリまで予約が可能でした。

現に小屋泊で同じだった登山客を多く見かけたのであらかじめ予約していたというよりは下山後に予約したといった感じがありました。

温泉は循環濾過源泉追加なし。食事はバイキングですが夏はウナギ食べ放題フェアもしていました。何が凄いかというと、夕食時のお酒類も含まれている料金設定なのは驚きました。直前予約、訳アリ部屋で2万円という破格の安さ。時期により値段も左右するかと思いますが、下山後一泊に直前予約を利用してのステイとしては、かなり良いホテルでした。

大町温泉 黒部観光ホテル 宿泊予約

『じゃらん』

『楽天トラベル』

『YAHOOトラベル』

『一休』

三ヶ上【岡山県 鏡野町】~気軽に上がれる1000m級の低山は夏は苦行の暑さだが、生き物の出会いが多い頂からの眺めも良い足ならしのハイキング~

三朝温泉の宿泊割引クーポンを配っていたので、以前から気になる有楽さんに宿泊することになった。温泉宿だけに泊まりに行くのも勿体ない気がしていたので、いつも通り良いお山がないかと調べていたら三朝温泉の近所に1000m越えの手頃な「三ヶ上」を発見。

有名な山ではないため山陰の地図からするとこの当たりにあるお山。

三ヶ上の実質ピークは踏んでいないですが、眺めのよい手前の準ピークまで往復2時間30分ぐらいの山行で足慣らしには丁度よいハイキング。と思っていたら、一時間ほどで標高を400mぐらい上げる意外とタフなお山だった。

国道179号線から林道を上がってくると、ほどなくして登山口駐車場が見えてきます。

地元民に人気のお山とネットではあったが車は我が家のみ。

車を停めてさらに林道をハイクアップしていくと看板が見えてきました。

何とも分かりやすい看板。駐車場といい整備が行き届いている証拠。

整備がしっかりとあるという意味では地元に愛されているお山なのかな。

綺麗な水が流れる小川を渡ります。

ふと横を見ると、ちょむりと座るアマガエルさんの姿は全く逃げる気配はない。

すぐに開けた場所に出ました。どうやら、上にも駐車場があったようで2台車が停まっていました。

上の駐車場すぐ横は堰堤となっており、まだ夜は寒くなる季節ということもあってかサラマンダーが日光浴を楽しんでいた。

三ヶ上の説明が書かれた看板の横からいよいよ上りの始まりです。

登山道の始まりはヌルヌルのヌメリ道でかなり滑るので要注意。

少しずつ傾斜がついてきます。思ったよりも蒸しがきつい。

出発地点はおおよそ610mですでに100m上がってきました。

しかし、蒸す。

上がっては水平道の繰り返しで、ガレ場を見ていると人がしっかりと踏んだような跡はなく、あまり人が入っていないようにも見えます。

当時は流行り病の影響が大きかったように思いますねぇ・・・

水場である「かつらの木」は荒れていて水場らしき形跡は見当たらず。

水場当たりから葛籠折りが始まります。

とにかくモイスチャーなので、キノコさん達が元気になる季節はサルノコシカケかな。

葛籠葛籠で標高を上げていきます。

景色がほとんど変わらないので、相方の顔が実につまらなさそうである。

そらそうだ、無茶苦茶蒸し暑いので何で山に登ってるのか。苦行でしかない。なのに何で登っているのかは当人も分からないが上を目指す。

お?

天が少し開けてきたように見えますな。

空が見えてきたが、山頂まではまだ1.5㎞と朽ちた案内にある。

まだ1.5㎞だけど頭の上が明るくなってくると、景色が見えてきそうでワクワクしてきました

カラ元気だけど

このまま山頂へ直行かと思うと実は峠で、下ってからの上り返しのようです。

「下っとるやん!!こんなん聞いてないわ~~ないわ~~」とぼやき始めた相方。

まぁ、気持ちは分かる。

足元の看板に500mとある。

斜面をトラバースするような細い小道をゆく。

気付けばあと100m付近まで迫っていました。低山だと明確な地図が無いことが多く、先人たちの記録と国土地理院地図が頼り。あとはプロトレックの数的表記で位置を探る。

画像ブレブレですが、山頂手前のこの箇所だけロープが付けてあり、アドベンチャーなアスレチック。

ロープは張ってありますが、相方がロープに頼らなくてもストックで上っていたのでそこまで急傾斜ではないかと。

美しいブナ新緑の森を抜けるといよいよ山頂です。

1時間ほどでようやく樹林帯を抜けました。空が見えると気分的に疲労感が和らぎます。

振り返るとガスが掛かっていて遠望がきかない。天気予報で事前にチェックしていたので、がっかり感はなく「まぁ、こんなもんでしょ」。

いよいよ山頂か?

何か棒みたいなのが見えているので山頂でしょう。

テンションが上がる景色が広がってきました。

左に見えるのは上齋原の集落か。

いや~~~蒸し暑かったの一言に尽きる。

景色が開けてからは風がそよそよ。むしろ、お日様がお隠れでよかったよ。

ピークはピークだが山ヶ上の本当の頂上ではないが、行者石像と不動明王石像が祀ってあります。

こちらが行者さん。

こちらは不動明王さん。

本当のピークはあちら側にあるそうです。景色はこちらの方が良いみたいなのと、ガスがかなり濃くなってきたので我が家の終点はここになりました。

山頂で軽くオニギリを頬張り血糖を上げて下山です。

オニギリを食べ終わった頃合いにガスが下がり始めて遠望は全く効かなくなり。

樹林帯手前ではすでにこんな感じになっており、雨は降らないということであったが、山の天気は分からないので早々に下ります。

木の枝にはカナヘビ君がいました。夏です。

明らかに毒々しいフォルムのキノコ。これは見た事がありませんねぇ・・・調べても出てこないし・・・。

かなりの蒸し暑い山行でしたが往復2時間30分で、下りはあっという間でした。

登山ハイシーズンの足ならしには面白い山行でした。

山での激汗は、本日のお宿「三朝温泉 有楽」さんで流します。

 

弥山【島根県 出雲北山】~出雲の海岸を一望できるお手軽ハイキングと思いきや、短時間で急登と登り返しがあるタフな裏山~【2021年初夏】

弥山と言えば百名山なので奈良県大峰山系、鳥取県大山イメージが強い。泊まるところを決めてから登る山を決めることが多い我が家。お宿は楽天スーパーセールでお得に予約をとった「佳雲(けいうん」さんにすでに決定。さてさて、周辺にいいお山はないかと探していたところ、あまり良いお山が見つからない。弱小ハイカーとしては標高にばかり目が移ってしまうのは、やはりいただけませんね。低山でもいいお山というのはあるもので、佳雲さんの道路を挟んで目の前に!!神々が宿る出雲の街並みを一望できるというお山があるというのです。灯台下暗しとはこのことで、地元の方々に愛されたお山にお邪魔させて頂くことになりました。

「みせん広場駐車場」という登山用ではないと思いますが、無料の駐車場があります。緑矢印を含めて周回すると3時間ほどの行程です。周回予定ながらも梅雨時期の強烈なモイスチャーと高温にやられて消耗激しく、休憩を沢山とって赤と青矢印のピストンで2時間20分ぐらいの行程でした。

無料の駐車場に停めはしましたが、道路挟んで見える建物は本日のお宿「佳雲」さんなので、連絡を入れておけば駐車場に停めても問題ないかと。

駐車場裏手からは山間部の住宅街を登山道まで進みます。画像中央の電柱に登山口への案内があります。

交通安全祈願の「無事カエル」は登山の祈願もしてくれているようにも感じる。

しかし、このカエル。カッパにも見えるし、ゆるキャラ感が全くない。時代を感じる。

歩みを進めて行くと、やはりしっかりとした登山口への誘いがあります。

案内と地図を見ながら歩みを進めると、未舗装路に変わり真新しい獣害柵が現れます。

獣害柵は開けたら麓の田畑を守るためしっかりと施錠します。舗装された細い側溝の水路道を緩やかに上がっていきます。

やがて分岐に到着です。左は林道で右にある階段が登山道です。駐車場からすでに10分程歩いているのではないかと。

ゆるゆると階段を上がっていきます。しかし、何という湿度か!!すでにしんどさはMAX!!汗の掻き方がかなりヤバい。

赤矢印が中級者コース、青矢印は初心者コースです。すでに発汗と風がない登山道で熱による疲労で、かなりしんどい。予定はすぐに変更で周回は無理。迷うことなく初心者コースで山頂を目指すことに。

一合目まではひたすら葛籠折りのややガレたような足元だが歩きやすい。しかし、急勾配。

一合目に到着ですが、なぜかすでに疲労困憊。蒸し暑すぎる。

いつも通り顔がもう死んでいる相方は、かなりゆっくりペースで体力を温存。

少しずつ出雲の街並みが遠巻きに見え始めます。

妙な拓け具合の三合目はザレて滑りやすい。

拓けたザレから再び傾斜のある樹林帯に入っていきます。季節が変われば楽なのだろうか・・・かなりきつい。

しばらくすると空が開けた明るい光が差し込む!

再び開けた場所に到着。三合目と同じようにベンチが置いてあり補水の一服です。

海抜はほぼゼロからのスタートで、やっとこさ山行の2/5終えたところ。液晶上部にある時間と高度のグラフは直登に近い状態になっている。

相方はいつもベソ掻きで、今回もベソベソしているが「とにかく暑すぎる、風がないのがほんまにヤバい!」と言う。いや本当に、止まるとサウナになるので扇子が手放せない。涼しい季節ならまだいいのだろうが、梅雨開けるか開けないかの季節で、この直登はかなり体力がもっていかれます。

何でもない小葛籠も暑さにより、がんがん体力が奪われる。

「いや~~まいった~~~!!」ついつい口から叫びが出ますわ。250mしか上がってないのに、まだ半分か・・・標高的には1000mぐらいすでに上がったようなしんどさww 常時脱水になっているので、補水してもすぐに汗で出ていく感じです。

麓には今日のお宿「佳雲」さんの建物が見えます。早く下山して源泉かけ流しの湯に浸かりたい。夏の低山登山は毎回「何で俺はこんな苦行してるやろ」って自問自答です。

半分超えて来たので、引き返すには勿体ないので、取り敢えず頑張りましょ。

樹林を進むのでやはり風は吹かず、蒸し蒸し蒸し、服の中の熱気が逃げないからさらにムンムンと蒸気が体に纏わりつく。

ふと、登山道脇に目がいくとマムシグサの果実はまだ青い。低山だと普通に実がなっているのですが、一応毒草なので注意。汁も炎症を起こすことがあるようです。

前日雨だったこともあり無数のマイマイを目撃しました。

なにやらガスってきましたな。雨雲レーダーでガスに巻かれる可能性はあるのは知っていたが登頂時景色が無いのは心的ダメージがでかいなぁ。

六合目に到着するとガス効果か、湿気は強いが気温は下がり身体のほてりが減少。

相方のストックつんつんタイムが始まりましたわ。今日はなにを突いているのやら。

調べても全然分からないのはキノコというやつです。この色合いのキノコは基本的には口に入れてはいけない。

弥山を整備されている愛好家の方々が作られたのか、お手製の案内板がありました。ありがたし。6合目からは緩い道のりです。

言うてる間に七合目を過ぎ。

八合目までもすぐに到着。6合目までの疲労感とは全く異なります。ガスは出たり引っ込んだりしますが、ほのかに風が吹いてくるので体感的には身体はかなり楽に感じます。

八合目からはロープ場に前日の雨によりツルツルに滑りそうな岩肌。

九合目からは50度から60度ぐらいありそうな岩登りがやってきます。しかし、ここから山頂までは単純な葛籠折りに比べると変化があるので早い。

相方がポールをしまわずに上がれているので、見た目は急でも岩への取り付きがよく安定した足場です。

山頂手前のレンゲツツジは今回唯一のお花でした。

頭の上を遮る物は何もなく、いよいよ山頂です。

山頂には祠があり、丁寧に手が入った気持ちの良い庭の様です。ただ、登頂と同時にガス!! これまでとは違い湿度90%ぐらいのミストですが、風が吹き身体を撫でて実に気持ちがいい。昼も大分過ぎていましたが、大量の発汗と熱にやられたので、おにぎりを頬張ります。

丁度、赤矢印ぐらいから1つ上の画像を撮りました。赤矢印先には縦走路があります。

山頂には暖かい地方でよく見られるツマグロヒョウモンのオスが一匹だけヒラヒラと。キザキザ尾羽の模様が美しい。自然界では珍しくメスの方がさらにカラフルな種です。

お社に参拝して、いつも通り「無事に下山させてくたさいまし」と願を掛けます。こんなけ頑丈なら風化も相当防げそうです。

祠裏手には縦走路が見えますが、景色は今一つどころか何も見えません。

同じく祠裏手からの出雲市街地は、うっすらと見えていますが全容はなく・・・。

出雲大社と海岸線沿いの景色はガスがなければ、海岸線をずっと一望でき、低山ながらも火山によってできた珍しい独立峰である三瓶山という山もしっかりと見えるそうです。以前、登ったことがあるのですが、小火山のお鉢巡りが楽しいお山です。

20分ほど休んでみたが、ガスはますます強くなるばかり。佳雲さんで早く風呂を頂きたいということもあり、景色は断念して元来た道を下山開始です。

そして、下山途中で見えた景色は快晴で、海岸線がばっちり見ました。特に日帰りの登山って登頂時は晴れないが、下山して山頂見ると晴れてるという事が多い。この日も天気予報は雨だったので、到着して降っていれば中止のつもりながらも、このような景色を眺められるだけ有難い物です。

下山したらすぐ目の前にある「佳雲」さんが本日のお宿。早くだくだく汗を流したく急ぎ足に下山です。





 

若杉山【鳥取県 三朝町】~山頂手前の開けた草原は、かつては牧草地だったそうな. 手軽に登れるマイナー低山でありながら花と眺望に恵まれたハイキングが楽しめる~

低山ながらも山頂は森林限界のように開けた眺望が楽しめる若杉山。気軽なマイナーマウンテンながらも季節の花々が出迎えてくれ、整備の行き届いて散歩やハイキングと言った感じで登ることができます。

実質の山行時間は往復2時間程度で、山頂は標高1021mとなかなかの高度感があります。

こちらは鳥取県、兵庫県北部、京都北部の日本海側の局所地図です。お隣の百名山の大山は表記があっても、かなり拡大しなけれ表記が現れない程にマイナー。公式の登山地図はなく自分は先人の方々の記録を頼りに登りました。

こちらは登山口駐車場に至る砂利のダブルトラックです。車の底をする程ではありませんが、傾斜や轍の削れが強く、雨でもないのにFF車でも前輪が空回りして上がれない箇所がありました。タイヤの踏み位置を変えながら上がればなんとか駐車場まで到着できました。

何とか駐車場に到着すると、7,8台は頑張れば停めれるスペースがありました。先行の登山客は1台のみ。

駐車場からの林道を上がっていくと、ダブルトラッが明確に付いており車が上がったであろうという轍があります。

マイナー低山では登山届がないところの方が多いですが、若杉山は管理がしっかりとされておられるのか登山届BOXもちゃんとありました。

登山届を出して林道を進んで行くと何やら道を遮るものが見えてきました。

かなりかすれて見にくくなっていましたが、これ以上は車両の立ち入り禁止とありました。

林道傍らには終わりかけの白いガクアジサイ。

種類の判別は分からないが食べれる野イチゴ。

何でもすぐに口にしまう相方情報では、まぁまぁ甘かったようです。

初夏の毛虫も元気に活動中です。

かなり整備された林道ですが、刈っても刈っても伸びてくる植物はきりがないのかと思います。やや鬱蒼とした道を進みます。

横を見るとまだ蕾が硬いタニウズキ。日本原産の花なんだそうです。

最初は標高を上げるまでは葛籠の折々が続きますが、そこまで急登はなくユルユルハイキングです。

途中、水場のような箇所も・・・飲水できるかは不明です。調べてみたが誰の記録にも記載はなくチャレンジャーもいない・・・。

明らかに軽トラが上がっているであろうというダブルトラックの林道が続きます。

樹に埋め込まれるようにあったキノコは、椎茸のようで美味そうです。

もちろん素人はキノコには手を出してはいけない。

足元には蹄の滑り跡がありました。山陰だと鹿でしょう。

種は調べても分からないが野イチゴの花か。標高が下では実、上ではまだ花です。

山頂への道は、なだらかな樹林道を往きます。

しばらくすると樹林帯を抜けて山頂への展望が一気に拡がります。もちろん1000m付近なので森林限界によるものではなく、人工的に刈り取られたものです。

山頂手前に咲く小さな黄色は季節外れのオトギリソウのようにも見える。

終わり掛けのヤマツツジも、ちらほらと。

毎度をお馴染みの山頂が見えているが、なかなか近づかない現象が起こり始めました。

急登ではないが、ここから若干傾斜が強くなってきます。

出発時よりも雲が多くなってきたが天候はもちそう。景色が開けて高度感が出てきました。

ついついまっすぐと行ってしまいそうなこの場所。親切に立ててあったと思わしき標識は倒れてしまっていた。赤矢印のヘヤピンカーブ。

標高を上げてくと頂上が近づき、遮る物がなくなり空が広がります。

今日、お邪魔する三朝温泉は山の向こうか。

樹林帯を抜けてから15分も経っていないのに物凄く時間が経過したように感じる。そして、山頂はやけに遠く見えるが恐らく5分もかからない。やけに遠く見えるなぁ。

いよいよクライマックス。のっぺらい平坦な山頂が見えてきました。

休憩と補水をしながら上がりました。概ね1時間の行程です。

ありがたくも山頂にはベンチが一基置いてあります。ここで相方からクレームが入りました。

「このベンチ、むちゃくちゃ右傾斜してて全然休憩させてくれない。というか・・・むしろ体幹を鍛える何かの修行ぐらい傾いてる」

自分も座ってみたが、確かに腰を下ろしたほうが無駄に踏ん張ってしんどい。確かに昼飯どころではないww

結局、敷物を敷いて土の上でランチを済ます。今思えばベンチを平らな所に移動させれば良かったww

360度パノラマの山頂ですが山々に囲まれているので、遠望があるのは日本海側のみ。しかも、メインディッシュである大山はおろか手前にある蒜山もギリギリ見てているか否か。メインはないが、低山里山のほのぼの景色も嫌いではない。

動くと暑く止まると肌寒くもある季節。きつくない山行に、ランチを済まして下山開始。

さてさて円形脱毛のように、てっぺんが禿げているザビエルへGO!

途中何故か一輪だけスミレの花が咲いておりました。

雲が低くなってきて、湿気のある風が強くなってきました。

ザビエルヒルが近づいてきましたよ。

オトギリソウと同じ黄色ですが、花びらや弁の形状からキンシバイとかかな。

ザビエルヒルはどうやら牧草保護のため囲いがしてありました。昔はここまで牛に草を食べさせるために連れて上がっていたのだとか何とか。

下山は特にイベントが起こることなく無事に駐車場まで戻ってきました。

下山後は登山口から25分ほどにある、今日のお宿「三朝温泉 清流荘」さんへ汗を流しにいきます。

西穂高岳 独標【岐阜県 新穂高ロープウェイ】~ロープウェイで楽々登山の大絶景、紅葉のピークが過ぎた山上には積雪の始まり、過酷な冬山を予兆する激冷の風~【2021年11月】

鳥のウンが付いた山頂碑。なんという奇跡的なピンポイントにウンが付いた西穂高独標はさぞかし運気が高いのであろう。そのウン気にあやかりに偶然が偶然が重なりにお邪魔することに。

10月に入ると2000mを超える山には雪が降り始める季節。我が家の秋冬登山は低山で紅葉を楽しむか、週末はスキーシーズン前のスキーショップに入り浸るかの日々。冬山をやらない我が家はやることがなく、当日予定していた宿泊先である「斎藤別館」さんで温泉と料理だけを楽しむ予定でした。しかし、その予定は相方がネットである情報を入手したことで覆されました・・・。

2021年は流行り病の影響もあってか、お客さんが少なかったようで、繁盛期を過ぎてから「お買い物券を付けます」という超短期のイベントが催されていました。

 

乗車券2900円+お買物券2000円を2900円で販売。

 

え!? ちょっと待ってくださいよ。

お買い物したらロープウェイ代実質900円になりますやん!?

「登るor登らない」にしてもロープウェイ楽しんだ方がいいんじゃね?ということで、取り敢えず登山の用意をして、前夜に出発し近畿発の我が家は「ひるがの高原SA」で車中泊。

ロープウェイ始発に間に合うように奥飛騨へGO。

またまた、周回遅れの2021年の記録ですが、よければ見てやって下さい。

 

ロープウェイを利用して西穂高独標までのピストンです。ヤマケイさんの地図では往復4時間50分の山行ですが、実際には休憩入れても5時間30分程度でした。山頂駅からは標高差は600mもないので、普段から山に触れている人からすると里山程度の疲労感です。歩きやすく整備されているので、体力のある方だとコースタイムよりもかなり速く独標へ登頂することができると思います。西穂高岳も日帰りで往来する方もいるようですが自分は無理ですwww

新穂高温泉から第一ロープウェイと第二ロープウェイに乗り継いで山頂に向かいますが、第二ロープウェイからも乗車ができます。こちらは第二ロープウェイの駐車場。

観光のピークが去っているので駐車場は朝一番の便でも御覧の様に下の段はガラガラです。

駐車場から第二ロープウェイ山麗駅まで向かいます。

山麗は名残紅葉で、木によってはしっかりと赤色が残っていました。

ロープウェイ山麗駅はがらんとしています。11月だと登山客がメインのようですが、風雪になることもあるのでお客さんは無茶苦茶少ない。

余裕をもって到着したはずが、臨時便が出るというので急いでチケットを購入して飛び乗りました。

ロープウェイ内からの景色もどうだろう。焼岳方面?

新平湯温泉街と奥にある雲海の向は白山だろうか。

物見遊山どころか、ぎゅうぎゅうの鮨詰め状態だったので、やっとこさ着いたという安堵感。

朝一番から営業している山頂駅の食堂。観光客向けのお洒落カフェ的なメニューから、ガッツリ朝食がとれる登山客用メニューも充実しています。

食事スペースは今風ではなく、平成初期のままの雰囲気が残っています。その年、その時期にも依るかと思いますが、すでに朝ごはんを食堂で摂っておられる方もいました。

ロープウェイを降りて赤矢印から上がってきて、青矢印から登山道へ出る事ができます。

トイレなど準備をしていると、同じ便で上がって来た 御高齢の 濃熟女ガールの4人組女性が、「ラーメン屋さんに行きましょうよ!!ラーメン、ラーメンよ!!」

「ラーメン屋さんにいくわよ!!」と連呼していて何の事かサッパリ分からない。これが後程「ラーメン屋」の正体が判明することになります。

外に出る前に登山届提出ポストがあります。ボランティアの方だと思うのですが、「登山届は出した?」と尋ねて来られました。年齢的には70を超えておられるか。遭難予防や身元確認ができるのは、このような方々のおかげです。

赤矢印の所から出てきましたが、すでに山頂駅周辺にも雪が積もり始めています。チェーンスパイクは持ってきたが、いきなりこの景色を見ると不安になってきます。

出だしは完全な観光登山で整備は行き届き普段運動してなくても問題なく歩けます。

少し歩くと登山口の標識が見えてきます。登山というよりはまだまだハイキング。

少し開けた場所から見えるのは行く先の西穂高岳。周りにいるのは日本人だが景色は雪も相まって海外にいるようです。

何やら建物が見えてきましたがトイレではない。

建物手前に「これより登山道」という案内があり、装備がなければ入らないでという看板。多国籍言語で案内しても、軽装の外国人の方はがんがん突っ込んでいく。明らかに観光であろう日本人も気にもせず入山する。

大丈夫かいな・・・

先行者により霜柱も崩された跡ですが、11月の2000m超えはさすがに融解はしない。

標高はじわじわ上げていく感じで全く疲労感はありません。

終始整備された木造の階段道と慣らされた平道の、ほとんどUPはない道をユルユルと歩きます。トレランナーさんにとっては最高の道かもしれない。ということはMTBでも走りたくなる。

奥には西穂高。雪の重みよって根本が曲がった針葉樹は自然の厳しさ。

登山道はやはり明確でとても歩きやすい。高低差はほとんどないが時折UP/DOWNの登り返しもあります。

岩場をちょっと下る。

標識を横目に迷いはない。

ゴロゴロ石を少し下る。

足元ゴロゴロ石を下る。まだ、下るの?

標高的に50mも下らないが観光気分で来るとつらいかもww

鞍部を過ぎてゆるりゆるりと登りかえしていきます。

影に入ると登山道は積雪と凍結があります。11月を過ぎると高山ではこのような景色が常になっていそうです。じわりじわりと西穂高へ近づいていますが一向に近づいてこない感はいつものお愛想です。

谷筋に渡した橋にはルートを外れないでという注意看板が立っていました。夏ならともかくこの季節はルートを外して迷い夜がくると確実に死にます・・・。

この辺りが鞍部のようで西穂山荘へ登り返していきます。

最新モデルに身を包んでいると雑誌に掲載されそうな登り返しからの一画。だが、我が家の装備は使用できるなら使えるまで使いつぶすので、あまりいい絵になりませぬ。

地味な緩い登り返しがとても面倒ですがしんどくはありません。

UP/DOWNを繰り返し、鞍部はカリカリに氷ついていました。どうやら一日を通して日差しがないので溶けずに凍結してしまったようです。

いよいよ空が高くなってきて、ぼちぼちかと思っていたがそうでもなく、緩やかに上って緩やかに下るを繰り返す。

ロープウェイを降りてからの登山道は、どの道しるべも物凄く高い位置にある。物凄く豪雪すると案内板が雪に埋まってしまうためでしょうねぇ。

この辺りから最後の上りが始まりました。

空が開けてきた場所から石の階段で標高を上げていきます。

振り返ると笠ヶ岳が美しく挨拶をしています。

チェーンスパイクを履くほどでもないが、石階段は完全に凍結してツルッツルッ!!滑るとガチで怪我をするので慎重に乾いた所を足場に。

とても長いシャクシャクの霜柱の踏み心地がたまらん。

最後は足場が凍っていたため若干時間を要しましたが、言うてる間に西穂山荘に到着しました。緩いUP/DOWNはあったが激登りはなくコースタイムを15分ほど巻きました。

汗をかかない季節に登山をすると、夏場の暑さというやつは、かなりの体力を奪っているのがよく分かる。

小屋の周辺は一日影になっているところは雪が溶けず、このまま根雪になりそうです。

小屋の正面へ移動です。風もなくとても穏やかでポカポカとして、多くの登山客が休憩をとっていました。

小屋前には西穂高岳と上高地の分岐があります。小屋で少し休憩したのち西穂高方面へ向かいます。

時刻はまだ午前だがテント組が幕営を始めていました。明日に西穂高岳にアタックするのか?装備がないので当然だが、雪の降るこの季節にテント泊は怖いなぁと思ってしまう。皆たくましいわ。でも、ロープウェイが近く小屋前なので、夏冬に関わらず練習には最適な場所に思う。

取り敢えず記念撮影。

とても立派な小屋です。しかも新しく見える。

入り口には軽食の案内がありました。

西穂ラーメン・・・なるほど、ロープウェイの所にいた、濃熟女ガール達のラーメン屋さんとは西穂山荘だったようですww

店内は感染症対策にかなり厳重な間仕切りがしてありました。売店も充実しています。

オヤツとお茶を軽くとって出発です。

先ほどの分岐を西穂高方面へ。

西穂山荘からの出だしは、四肢を使う急登です。

しんどくはないが中々にワイルドで岩を跨いだり身体が一気に温まります。

景色がすばらしいですなぁ。

左には上高地だろうか。手前に焼岳、奥には乗鞍岳が見える。

急登は一旦終わりここからはしばらく緩やかなバレーボール大の岩歩き。

今日のゴールである独標も背景に映り込み。

上高地方面の下界はまだ紅葉が残っているのが見える。

下界という表現も変だが、上高地も下界の下界からすると上界。

相方が「しんどいわ~、しんどい」

「何かしんどいわ~」とぼやき始めた。

いつも通り表情は死んでいる。

風も強くて呼吸もしづらく酸欠やな。

登山道の稜線は視界MAXで気持ちが良すぎるが、反比例して相方の表情はゾンビになっている。何だかんだとブツブツ言いもって歩いている。

ケルンがある1つのピークに到着しましたが・・・風が無茶苦茶強く煽られるので踏ん張るのに体力をもっていかれる。

常に笠ヶ岳の視線を感じる山行です。

1つ上に上がって丸山に到着です。

相方はここで満足したようでMyGoal。ゴールというよりは空気が薄くなってきて頭が重たくなってきたようで。休んだら小屋まで戻っているということで相方をデポ。

後ろに映っている、おにいさんもここがゴールだったようで写真を撮って、コーヒーをゴリゴリ挽いて一杯飲み干したら下りて行ったそうな。「山コーヒー」もひそかに流行っていると某ラジオ山番組で言ってましたな。今日の登山客は皆が皆独標を目指しているようでもなく、山頂を目指さない各々の目的をもって楽しんでいるように見えました。

物静かな登山客ばかりで時間も空間も静寂しかない。山と言う物を満喫できます。

自分はせっかくなので独標を目指してみます。

足元は永久凍土のように登山靴のソールの形に固まっています。

すぐにガレガレの苦手な足元。シングル山行になってもペースを乱さず進みます。

振り返ると西穂山荘から歩いてきた尾根が見えます。

相変わらず景色は絶景ですが、雲と霞が掛かってきて遠望が効かなくなってきました。

少し上がるとロープウェイの山頂駅も見えてきます。西穂山荘までの道のりも良く見えます。

現在も万年初心者の自分だが、この画をみて「意外と歩いてないなぁ」と言う感想だが、山を始めたばかりの頃は「よく歩いてきたなぁ」と思うだろうと想いに耽る。

独標前の峰に上る階段あたりから風が更に強くなって、風のせいなのか標高のせいなのか空気が薄く感じられるようになってきました。

右手には常に上高地の景色を見下ろします。随分前はあそこにいるだけで満足していた自分がいたのに不思議な感覚だ。

階段を上りきると本日のピークが見えてきました。

さらに風は強く息苦しい。

標高が上がって息苦しいという感覚は感じたことなどなかったのだが、年のせいなのか風のせいなのか。 風に飛ばされないように踏ん張るという行為自体が体力を持っていかれる。

登山道は歩きやすいが途中雪の積もった所も歩く。雪が硬いので滑落に注意が必要です。

登山道の脇はこのように切り立っているので落ちると無事では済まない。

独標のピークが見えてきました。

ここからは大岩のアスレチック的な場所もあり最後は岩登りになります。

ピーク手前のこのガレ急登を最後のとりつきまで頑張ります。

この時点でまぁまぁの高度感があり人によっては腰が引けます。

最後の岩登りは垂直ほどではなく、少々の足場の試行錯誤はいりますが、子供の頃ジャングルジムと上り棒が得意でしたという方には問題なし。ただ、右上の男性のように3点確保は絶対の岩場なので、ゴール手前で体力低下が起こっている場合は、休んでから余裕をもって挑むほうが良いかと。若者は気にせずガンガンいけます、いきましょうwww 

躍動する動作で筋肉に酸素をとられると、空気が薄いためか気圧に押されて肺に空気が入りずらく感じる。

山頂手前の2700m。時間はお昼前。西穂山荘で休憩を取ったにも関わらずコースタイム通りとは頑張ったほうかな。中年になってコースタイムより早く到着できるのは何となく自信になりますわww

ロープウェイで楽々なのに足が向かない。難度が高い山も行ったはずなのに、いつでもいけると思うと何故か腰が上がらない。 不思議なものでロープウェイ代が実質900円!!となると何故か腰が浮くwww 卑しくも、とうとうお邪魔致しました西穂独標。

高度感は増すが景色は「丸山」付近から大きくは変わらない。

笠ヶ岳の荒々しさ。いつかは上るのか・・・1泊2日で関西まで運転して帰る?年齢的にはピストン泊もきついなぁ。

西穂高岳方面を見ると、ルート取りが見て取れるので、自分の年齢体力では「日帰りは絶対無理だわ」と思いました。上り返しで心というよりは体力が折れそう。西穂山荘早朝出発が必要。

20代なら楽勝だったと豪語するでしょう。

「身体を使うアクティビティは若い頃に走破せよ」が全てだと今になって身に沁みます・・・スキーで大きな怪我を何回かして思うのが、引く時は引くという怪我のないチャレンジが一番。

標のパノラマ。

ピークは広くなく、腰を据えて座る場所があるでもない岩場です。

独標碑を見たピーク。見えはしないが笠ヶ岳の向こうにある雲の平を想う。行ってみたいなぁ・・・計画は立てるが天候などで実行できない。

山頂はかなりの強風で話をするにしても声が届かない。絶景だが皆さんのランチタイムは寒そうだ。自分はオニギリ1つ頬張り必要なエネルギーを補給して景色を眺めて下山です。

向かいにある笠ヶ岳の岩稜を目に焼き付け。

1か月前に上った焼岳を見下ろし、4年前に相方がライチョウにおちょくられた乗鞍岳を最後に刻む。

当時を思い出すと、だいぶ離れた所にライチョウの夫婦がいて、こちらをかなり警戒していたのですが、何故か!?いきなり!! 相方の足元数センチ前をトトトトトトッと登山道を横断するではありませんか。

一緒にいたライチョウを追うカメラマンさんが「えええええ!?」とビビるぐらいの、大接近だったようで、ライチョウの判断では相方のことが「こいつはのろそうだ!!こいつの傍なら登山道を横断できる!!」と思われていたのでしょうなぁ・・・

カメラマンさんが本気で驚いていたので、物凄く稀な体験なんだろうと思います。ライチョウさんには何回もお会いしていますが、3m以内に近づけた事などなく相方はかなりレア体験をしたようです。

まぁ・・・菅平でのナウシカパワーが出ていたのかもしれません。

相方のナウシカパワーが発揮された山行記事もよければどうぞ。

 

来た道は上から見ると垂直に近い大岩の下り。手足の取り付きは問題はないですが、滑落すると大怪我という心的恐怖心が先にでる。若い頃は恐怖なんて感じたことなどなかったのは身体機能が充実して余裕があったからなのだろうね。

老いというのは体力が無くなる変わりに、詫び寂びと儚さを与えて絶景の楽しみ方を一変させると説いてみる。

上りとは違い乗鞍岳には雲がかかり始めました。西穂独標にも日の陰りが入るほどに雲が多くなり始めます。

独標手前の難所を過ぎると緩い丸山までの下山です。100mも下ると危険個所はなくなります。

丸山に到着です。相方の姿はなく西穂山荘まで下山します。

西穂山荘手前まで戻ってきました。昼を過ぎると気温が上がるからか、空には水蒸気が立ち込めて遠望がなくなりました。

相方が風を避けて、仙人岩のようなところでリラックス日光浴をしていました。

ここで丁度、西穂山荘をラーメン屋と呼んでいた濃熟女ガール達が到着したようです。

「ラーメン屋さんでラーメン食べていく?」

「ラーメンは食べないの?食べていくの?」

「ねぇ!!ラーメンラーメンラーメンラーメンラーメン・・・」とラーメンを食べるか否かでお仲間内で10分程ラーメンを連呼して悩んではりましたwww

どうせ皆、食う気満々なんだから、もう食べて行きなはれ・・・

濃熟女ガール達は独標に行って戻ってきてから、西穂ラーメンを食べるという結論になったそうです。

実は我々も悩みましたが、火とカップ麺を持って上がってきていたので、お湯を沸かしてカップラーメンをお腹に入れたら下山開始。今度来たら是非に食そうと思う。

上りよりも下山のほうが雪道は危ない。まだ13時過ぎだというのに気温が下がり始め雪は緩む事なくツルツル。

ピストンなので来た道を戻るだけです。

小屋前からの急登を下りきると、後は緩いアップダウンを繰り返すだけ。

イベント発生は何もなく。

下山はあっという間にロープウェイ山頂駅に着きました。危険なのは雪道ぐらいかと。

時間的なこともあるのか、下山のロープウェイを待っているお客さんのほとんどが観光客でした。山の中でもすれ違ったハイカーはそこまで多くはありませんでした。この時期に高山を上った事が無いので、登山客の少なさにびっくりします。

新穂高ロープウェイは日本に1つしかない2階建てのロープウェイだそうです。

往路とは反対側の窓へ。山の上は積雪期ですが、下界ではまだ秋模様が残っています。

お買い物券が4000円分あるものの、どこで使えるか全く分からない。

毎度毎度、こういうクーポンというのは無駄な物を買ってしまう傾向にある。

GOTOのクーポンもそうでしたが、我が家は無駄のない酒か米を買って備蓄します。

丁度、ロープウェイの駅には売店があり、好都合にも酒が売っていたのでお持ち帰りとなりました。

「ロープウェイがお得だから、ロープウェイだけの予定のはずが、登山する気は無かったのに随分上ってしまったわ」と最後に相方がボソリ。

どうやら相方は登山をする予定はなかったようですw

 

今宵のお宿は白骨温泉にある「斎藤別館」さんでお世話になります。

 

焼岳【長野県 新中の湯ルート】~初心者ハイカーでも挑める百名山、日帰りで上高地を見下ろす絶景と活火山の様相を楽しめる5時間行程の半分は山頂見え見えの極楽登山~【2021年9月】

既に周回遅れになっている記事ではありますが、2021年9月の焼岳の登山記録を。

いつもお世話になっているヤマケイさんの地図を拝借。少し見やすく上高地をいれて広域の地図を入れてみました。ヤマケイさんのタイムコースでは登りが2時間50分、降りは2時間10分と計5時間の山行です。登山口すぐに駐車できれば標高差900mぐらいで、まぁまぁタフな感じですが、登り返しなどがないので実質まっすぐ900m上がるといったところ。往路いずれも上高地に下りるコース取りもできるのですが、車を取りに行くために舗装路は歩きたくないので毎度のピストンです。

西からの遠征なので、東海北陸道「ひるがの高原SA」車中泊で翌朝5時に出発、中の湯登山口に到着したのは6時半過ぎだったが、駐車場は車がすでに車道へ溢れ出ていました。準備を整えて登山を開始したのは7時。画像真ん中の赤矢印が登山口なのでアクセス抜群の駐車場です。

焼岳は日本百名山に選ばれた山ですが、今回のルートは初心者でも時間を掛ければ登頂は可能とあります。我々にぴったり。ひたすら上るので体力勝負ですが、終盤は絶景があるので疲れはさほど感じなくなるかも。

9月の気温は15度あるかないかぐらいだったか、とてもひんやりとしていたので上着を一枚羽織って上り始める。

山麗はまだ木々の色付きはない。気温は低いが風はなくモイスチャーですぐに汗だくになり、上着を脱いで誰も来ないうちにタイツも脱いでしまう。

「場合によったら噴火しまっせ~」という案内板があります。何年前だったか「ちょっと危ないよ~」という時期があり、警戒レベルが上がった時期があったような無かったような。隣には登山の装備はちゃんとしてねという注意書きも。

最初は道路にそって登山道が付いており、これだけ見ると低山の雰囲気ですが標高は1500m付近からのスタート。

周辺の熊笹などの低木は身丈ほどに高くなってきます。

樹林が深くなり始めると葛籠折りの標高稼ぎが始まります。

葛籠折りの合間に空が開けるところがあったり階段が付いていたりします。

石道とダートが交互に入れ替わります。しかし、無風で9月の高山とは思えない暑さ。

最初のキノコはブナハリタケとか?

空は時折明るくなるが開ける様子はなく黙々と上がっていく。

まだ1700m付近だが、このあたりの登りが最も楽と言えば楽で、急登もあれば緩登の繰り返し。上り返しがないのはある意味足の負担が少なくてこのコースは好きです。

足元はかなりヌカるんでいるがほぼ平坦です。序盤の葛籠に比べると身体への負担は少ない。

空を見上げるとブナの隙間から見える青空と緑が心地よい。

数百年?は生きたかと思われる幹の太さ。前回、上がって来た時はこんな朽ちた木があったかな?

傍らには天然の苔リウム。

無茶苦茶きつい登りはないがモイスチャーで景色がないとやはり疲弊が始まります。

自分らが遅いのか速いのかは分かりませんが、まったく気配がなかったところへ、他の登山者さん達に追いつきました。

一度だけある下り。

実際、視覚的に下りるのはこの程度で標高差的には20mもないかと。

下るともちろん登り返します。足を振り上げて登らないところがないのは初心者にはやさしい。

登り返すと出発から1時間ちょっとで1860m。

時々平坦になりこのような足元が悪いところには丸太を渡してくれています。

ヌカるみの蹄の跡はカモシカかな?

ヌカるみの道を進んで行くと

「!!」

何か見えてきましたよ。

登り初めておおよそ1時間30分。

こういう景色が現れると疲れを忘れるワクワク感は、おじさん・おばさんになっても童心回帰が止まりません。

登山道横にはナナカマドの色付きの始まり。

ゴールが見えてしまう広場に到着。すぐに着きそうな距離に思うが、これを許してくれない「見えていても近づかない現象」。

この広場で小休憩をとっている人が多い。

ん~山事情と腹具合は難しい。このルートはトイレが無い。「携帯トイレを常備せよ」は実感的に難しい。腹の具合によっては第1波を携帯トイレでやり過ごしても、腹というやつは2波もやってくる。山の中でもお腹の調子が悪い時あるもの。でも、せめて埋めるか、使用したティッシュは持って帰るようにしないと、この場所は大変なことになりそう・・・。

自分もお世話になること事もあるので、むしろ料金とってトイレ設置の方が簡単明快だが税金とかどうとかありそうで・・・まぁまぁ意味深な言葉ですが、ご察し下さい。

杞憂はさておいてテンションが上がる景色に向かい疲れ知らずに進みます。

相方は「前も登ってるし、焼岳も見たし今日のゴールはここでいいでしょ!?」という始末。いやいやいや、この晴天で登頂以外の選択肢はないやろww

と、言いつつも相方も歩みは止まることはなく口とは裏腹に足は山頂へ吸い込まれていきます。

少し上ると葉ではなくナナカマドの身が真っ赤に色付いています。

標高は1900m越えてきました。出発から1時間30分ほど。

樹林帯は続きますが、紅葉というには黄葉の初秋のトンネルが迎えてくれます。

ナナカマドの植生が強く実が真っ赤。

相方は何か発見したのか観察中。

何かあったん?と問うと、

「見たことのない虫がいたとかどうのこうの・・・」

見た事のない虫を何で素手で触るんやww

後から腫れた、痒い、イボが出来たという言うんだからwww

足場はガレガレの歩きにくい登山道で、自分は一番嫌いな足元です。

いよいよ天が拓けた。登山道からは焼岳の山容が見えてきます。空の白は雲ではなく火山の噴煙です。

さてさて、ここからはルート内では最も急登が続きます。

振り返るとかつては火砕流が流れたような谷筋が見える。その向こうには乗鞍岳。実際にはきつい上りで、たくさんの人が多く休憩していました。

山頂は見えているのに全く近づかない。絶景も堪能できるがしんどい!!

まぁ、ゆっくり行こうや (´Д`)

山頂の左をみると笹原が開放的に広がります。

核心部に向けて少しずつ迫っていきます。見ているが近づかないゴールはいつも通りで、だいぶ歩いたやろ!? と時計を見ても時間の経過は数分程度。

樹林帯を抜けてからはゴロゴロ石に挫かないように急登をゆるりゆるりと進みます。

あともうちょっとなんだけどねぇ・・・近づかないよねぇ・・・

山頂は2450mとあるが、2070mの標高は恐らく誤差でしょう。登り始めから2時間ちょっと。

くそ~~~~・・・見えてるのに全然近づけへんやんけ!!

ヤマハハコ、オンタデ、オトギリソウのような黄色の花はなんだろ?

 2回目であっても期待値はマックス、気持ちはクライマックス。でも全然近づかない。いや近づいているが到着しない。

左を見ると笹原だけでなく火山でえぐれた跡に、ほそぼそと植生が復活している景色。

何十年もかけて再生するんだろうなぁ。

これを見ていると御嶽山や浅間山定期的に噴火しているところは再生する栄養もないのだろうと思う。

あともうちょっと・・・時間は数分程度だが体感的には30分ぐらい経過している精神疲労。雲が出て来たなぁ・・・

登り切るとかつての火口には池が出来ています。

旧火口の反対側をみると現在も活火山である象徴に、高濃度の硫黄の香りを噴き出す現役の火口があります。前回はガス中毒注意の看板があって「速く通り抜けろ!」と案内があったような。

煙が上がる新しい火の縁に登山道が付いています。

かなり狭い登山道はすれ違いが難しい幅。右側はいつの時代か分からぬ火口があります。

煙がでている噴火口を巻きながら頂上へ向かいます。後ろには火口外縁を造る南峰が見えます。

振り返ると上がってくるハイカーさん達。流行り病の影響もありアウトドアのアクティビティは盛況さを増しているそうです。装備の新しい登山客がとても多い。

かなり使い古した我が家からすると羨ましいほどの装備ww

我が家は何年も同じウェアのプア登山ww

快適性があれば恰好なんていいのですわ。

現在の噴火口を巻いて山頂に取り付きます。

あと150mかと思いきや山頂付近に到着していました。protrekあるあるの誤差。

休憩込々で3時間ぐらいで登頂です。

山頂は平たく大きい。昼時なので多くの登山客が思い思いに食事やお茶、撮影を楽しんでいました。

取り敢えず我が家も上高地をバックに登頂のワンショット。

2回目ということもあるのか、相方の顔にも余裕があり元気。

珍しくぼやきもなければまっすぐ上がってきたのだが・・・

山頂碑を押し倒すというアクシデントをしでかしました。

さすが相方だわ。ただでは終わらんww

倒れると周辺にいた登山客の方々が集まってきて皆で立て直してくれました。

皆さんご迷惑をおかけしました・・・

というか、山頂碑は地面に刺さってないのかよ!!w

山頂付近からは観光地である上高地を見下ろすことができるのは登頂者の特権です。左上のオレンジの矢印は西穂高への縦走路です。青矢印にある梓川沿いに谷を進むと涸沢カールや槍ヶ岳、蝶ヶ岳へのアクセス。黄色の楕円は梓川に掛かる河童橋がある観光ハイキング道です。

下には穂高温泉街が広がっており、西穂ロープウェイが見えます。槍は見えないけど、正面には笠ヶ岳が鎮座している。

上高地方面の反対側は上がってきたお鉢を見下ろします。

噴煙が噴き出す火口も見下ろすことができます。蒸気が流れてくると温かく濃厚硫黄臭は硫黄泉に入りたくなります。

噴火口から振り返ると皆はランチタイム。我が家も軽量重視で湯を沸かしてカップ麺とコンビニオニギリを頬張り雲も出てきたので下山。

画像右端にある赤矢印、山頂端には飛び出た場所があり根性があれば立つことができる。

下山時に山頂付近を振り返ると、矢印が飛び出た部分。落ちたら大怪我かあの世行きですが、記念に足をプルプルしながら立っときました。撮った画像はなぜかない・・・。

往路では気付かなかったが更に古そうな険しい旧火口が真ん中にありました。ここも、いつ御嶽山のように噴火してもおかしくない山ですなぁ。

雲が張り出して景色が無くなってきたので早々に下山開始。

山頂付近には雲が掛かり始め、奥飛騨温泉郷や白骨温泉に泊まるなら最も気軽にこれるのでまたいずれ。

ナナカマドの紅葉を楽しみつつ。

登山道が整備され尽くしてあるので下山は足の負担少なく。

森林限界は終わり樹林帯の中へ。

トイレ事情が大変な広場まで戻ってきました。これから登ってくる方もいましたが、下山は上高地へ下りる人が多いのか、時間的な事もあるのか、こちらを帰路にするハイカーは少ないようです。

昼からは雲が出るのは天気予報通りで景色があるうちに登頂できたのは良かった。

何故か一輪だけあったのはリンドウかな?

足がパンパンになってきた終盤。まだかまだかと最後の葛籠折りで駐車場を目指す。

舗装路が見えてきたところで一安心して歩みを緩めて、のそりのそりと足の負担を減らして休めながら一息。

下山は2時間はかからず駐車場に到着。車はちらほらと抜けはあったが、入れ換えはなかったようです。ハイカーさん達は、山頂でゆっくりしているのか、上高地方面へ下りたのか。上高地に下りてもいいのだけど、最寄りバス停から30分舗装路を上がってくる熱意は今の年になるとないですな・・・なのでピストンがやはり主。上高地へ下りるならタクシーで戻ってくるという手もあります。

 

さてさて、足の労を癒しに本日のお宿、奥飛騨温泉郷にある「福地温泉 ひだ路」さんへ向かいます。

大台ヶ原【奈良県・三重県】~紅葉シーズンに訪れたはずが、今年の寒さは速く枯れは晩秋の様相、熊もびっくりの賑やかな人だかり、完璧に整備された寒気を感じる登山?ハイキング?は安心山歩き~【2022年10月】

スニーカーや普段着で周遊できるぐらいのお手軽ハイキングで絶景を味わえる大台ヶ原。5年前?もっと前かも?の紅葉シーズンは駐車場はガラガラでした。流行り病開けで関西のメディアはこぞってテレビでもラジオでもアピールしまくるので、駐車場からびっくりほどに車が溢れ出て停める所がない満員御礼状態でした。

天気は晴天。駐車場に着いたのは丁度1陣目ハイカーが帰ってくるであろう10時頃。早朝6時半からずっと駐車場が一杯ですとアナウンスされていたようで。駐車場内は止まるのはダメだというので、駐車場内をノロノロ移動しながら待っていると、目の前の1台に空きスペースが!!無事駐車して出発の準備です。

駐車場内には大台ヶ原の成り立ちや生き物の紹介をしてくれてあるビジターセンター。トイレや売店、飲食店が完備されています。売店にはモンベルグッズの販売もあり靴や秋のアウターやシャツなどの販売もあるという。いい商売してはります。

周回コースは2ヵ所ありますが、多くの人達の入山は青矢印からです。赤矢印では登山コース地図と大台ヶ原内にある自然由来の説明があるパンフレットの販売をしていました。一部100円とかなり格安で環境保全のための協力金のような物かと。せっかくなので一部購入しました。

コース取りは前回と同じ時計回りです。1周ぐるっと回って4時間かからないぐらいで、若く歩きなれていれば3時間も掛からないかも。景色や休憩など楽しんで、運動不足な我が家でも5時間かかりませんでした。ただ、大蛇嵓の写真撮影待ちが最も時間がかかりました。それでも4時間30分ぐらいでの周回でした。

多くの登山者?といっていいのか、ハイキングにきていたお客さんは日出ヶ岳→木道→大蛇嵓から尾鷲辻まで引き返してビジターセンターに戻るコース取りをしていました。こちらはアップダウンがないので楽ちんハイキングコースです。

我が家は前に来た時と同じシオカラ谷筋に降りてから、ビジターセンターまで登り返すコースを選択しましたが、one dayハイカーさんからすると、いきなり登山ぽくなるので、シオカラ谷コースに入るとビックリするぐらいに人がいなくなりました。

パンフを購入して入山かと思いきやたくさんの立札が・・・。

駐車場に来るまでもそうでしたが、すでに紅葉はやや終わりかけに見える。今年は実に早く駆け抜けるように紅葉が終わっていく。

6月ぐらいから週末はほぼほぼ雨。

仕事の精神ストレスも強く、かなり病んでいたため「山に行こう!!」という気力も沸かず。 香住の「鶴」さんも鬱々としていたためキャンセルするかと思いながらも、相方が行こうとかなり押す。これがよかったのか香住カニを食べた頃から元気が出てきた。運動不足だったので3か月振りぐらいのリハビリハイキングに選んだのが大台ヶ原。

元気がでる蟹が食べれる「香住の鶴」さんの記事もよかったら見てやって下さい。

実は大台ヶ原に向かう途中で「大台ヶ原でクマ出没の報告が相次いでいます」というラジオを聴く。「おいおい、マジかよ!?勘弁してくれよ」と思いながら運転していたが、熊もびっくり登山者の何と多いことか。それでも、訪れた10月にはすでに9件の目撃報告があったとこか。かなりの高頻度です。

煮炊きは匂いがでるので止めましょう。という啓発があるのですが、売店にはカップラーメンが売ってあるという何ともかんともです。実際、山の中は寒かったということもあり、カップ麺率が非常に高く、そら熊さんも誘惑に負けて出てきますよww

入山すると5分もせずに分岐が現れ、左が向かう日出ヶ岳、右は多くのハイカーが使っていた尾鷲辻からの帰路です。

日出ヶ岳の案内があり進路は明確過ぎるぐらいで、これで道迷いがある人は敢えて遭難しているとしか思えないほど整備されています。

上を見上げると葉をすでに落とした枯れ木と残り紅葉からは、葉がひらひらゆっくりと舞い冬の匂いを運んでいます。

日出ヶ岳と駐車場のピストンをする観光客もいるので、この間の道は完全に公園の散歩道です。

右手に日出ヶ岳まで1.5㎞の案内。

登山道右手には手入れされた針葉樹の木立。ここはいつ来ても植生が管理されている。

少し開けて明るく。日出ヶ岳かなと思うがコースタイム的にはまだ先。

空も冬に近づいてきた蒼さ。

このような山にある生き物達の解説板があるのですが、他の山に比べると、案内はとんでもなく充実しています。

先行する2人の女性が丁度、橋を渡っているところ。このような箇所が2ヵ所程あったように思います。

時折、紅葉MAXな木々が出迎えてくれます。意図したわけではないですが、中央には大台ヶ原の特色である立ち枯れ木がありました。

橋を渡り樹林帯を進みますが、影に入ると結構な寒さを感じます。

多くは葉を散らせていましたが、何の木なのか、恐らくブナ?が色を添えて楽しませてくれます。

日出ヶ岳までは舗装はされてはいないものの、画像のように最後の葛籠折までは水平道に近い。

途中水場があり完全にRPGのセーブポイント。

自然の浄化水で山の生き物も利用しているようです。

量は多くなく、筒だけでなく付近からも水が沸いているようにも見える。一口含むとなかなかに冷たい棘のない美味い水。

水場を過ぎてここからは上りがメインになってきます。といっても、岩場のような急登ではなく木造階段が着いた緩やかな葛籠折りです。

このような石段で地味に標高を上げながら折り返し折り返しで山頂を目指します。

御年80を超えそうな女性が家族さんと共に上がっておられたが、ゆっくりゆっくりと休憩を挟みながら登ってきたので、運動不足な方でもペースを乱さなければ楽に上がれると思います。

中には普段の歩行のペースで上がっている中年の方は、ゼーゼーハーハー言いながら苦しそうにしている方も。 登山というにはスニーカーで入れるハイキングです。ただ、標高は1500mを超えるので10月以降は防寒具はしっかりと。

葛籠を登りきるとやがて分岐がやってきます。右手は周回コース、左は大台ヶ原山頂になる日出ヶ岳方面です。ここには展望所がありますが、わざわざここで景色を見なくとも日出ヶ岳にいけば一望できるのでスルー。

20分程の日出ヶ岳へのピストンを取り敢えず往きます。

山頂までは丸太の木造階段を上がっていきます。

木によっては完全に紅葉は終焉を迎えています。

出発してから1時間も経過しないのでしんどくもなく階段を軽快に上がっていきます。

さして歩いていないが高度感はさすがです。

階段は見た目以上に多くはなく標高差100mはなく。すぐに山頂展望台が見えてきます。

展望台周辺では時間的にはランチタイム。前に訪れたときは2人だけだったのに、何という人の多さか。

平たい山頂なので展望台がなければ遠望はききにくい。熊が寄るかもしれないので煮炊きはしないようにと、入山時の注意書きがあったが、ラーメンの匂いががぷんぷんしている。

山頂平には日出ヶ岳の案内板があります。この場所は前回もかなり風が強く、このたびも風が強すぎて体感温度がかなり低く感じます。

とにかく平らで休憩には適しているが、風が強く日がさすと暑すぎるので景色を楽しんだら、すぐにおいとま致します。お手軽ハイクだと駐車場との往復だけの方も多くいたようです。

山頂からは黒部の「下の廊下」に対する「西の廊下」と呼ばれる大杉谷へのルートがあります。今年こそは!と思っていたが9月の仕事ストレスが悔やまれる・・・。そして、来年こそは!といっても中々実現しない。

前回はまったく景色がなかったので、展望台にお邪魔して秋の景色を愛でます。

伊勢方面の熊野灘を見渡します。なんと、中央アルプスの駒ヶ岳や乗鞍岳まで遠望が利くようです。当日は霞と雲により見えませんでした。

反対側は2021年に登った八経ヶ岳がある大峰山系の山々があります。山全体としては標高1500mを超えると紅葉は終わっているように見えました。

これから向かう周回コースの、立ち枯れ野原がある方面は名残紅葉がありそうです。

山頂は風が強くそそくさと撤退して分岐の鞍部まで下っていきます。

分岐を正木峠方面へ歩みます。

やがて大台ヶ原絶景の立ち枯れの木道が見えてくるのですが、何やら注意書きがありますねぇ。

熊さん除けのベルが掛けてありました。ラジオでは目撃もしくは威嚇された方もいたようですが幸いにも直接被害が合った報告はありませんでした。それでも、かなりの高頻度の出現のようで「ハンドベルを定期的に鳴らしましょう」という案内が登山道に3カ所程ありました。

頭にあたりそうな紅トンネルをしばらく上がっていきます。

トンネルを抜けてすぐに見える一本目?の立ち枯れ。

立ち枯れの原因は鹿による獣害であるという説が濃厚のようで、鹿の口が届くところだけの木皮が食され、ダメージが大きいと枯れてしまうのだとか。

気持ちのいい景色と共に木道が付いています。前よりも木道が老朽化している。

振り返ると日出ヶ岳の山容が良く見え、分岐の鞍部から登り返してきたのがよく分かります。

階段を上り切ると現れた展望所。日を遮る物がないのでランチにはちょいと暑い。ここでお洒落な街着の靴にフリフリスカートの若い女性とすれ違いました。もちろん、最低限の飲食の装備もなく・・・。まぁ、そんな恰好でもハイクできるぐらいには難度は低くお手軽と言えばお手軽ハイキング。それでも、熊が出るいうてるし自分的にはありえませんが・・・。

展望所からは熊野灘が一望できました。これから冬にかけて益々空気が澄んで景色の明瞭さが上がっていきそうです。

展望所を後に、ここからは下り一直線で上りはありません。

木道横にある案内板には動物さんの「うんち」はこんなんですよ~という説明書き。これが後々とても役に立つことになる。

永遠に続きそうな木道の下りが視界の置く先にまで続いています。晴れていると実に天が高く広い。

ゆるりゆるりと階段を下っていくと、日出ヶ岳から見えていた紅葉が進んだ反対側の山が近づいてきました。

振り返ると笹原に佇む立ち枯れの木々に儚さを感じてしまう情景。

山頂をいただいて、ここまで2時間も掛からない行程で、この絶景が楽しめるのは大台ヶ原ならではです。木道は熊野灘に向かって伸びる天空道。

途中、ベンチなどがある休憩スペースがありランチを楽しんでいるハイカーも。ただ、高地・高原なので風が吹くとかなり寒さを感じるのでランチはもう少し先で。

ここからはどんどん標高を下げていきます。目前には赤と黄の色使いが散りばめられている。

再び振り返ると熊笹原に立つ枯れ木。4年前は立ち木がもっとあったように思います。かなり少なくなったなぁという印象。

木道最後の下りを降りていきます。紅葉には1週間遅かったかなぁ。

木道は終わり再び樹林帯の中へ戻ります。しかし、整備が完璧でゴミ1つ落ちておらず、ハイカーのマナーがいいと思いたいが、ここまでゴミがないのは定期的に管理員さんが巡回しているおかげでしょうなぁ・・・。

動物の足跡はこんなんですよ~という説明板。どれも見た事があります。ウンチよりは分かり易い。

100m程度ですが100m標高が下がると紅葉が盛りとなってきます。

行き交いが難しいほどに笹が伸びています。登山道傍らには熊に警笛するベル。

10分から15分ほど終始このような、ゆる~~~い明確な道を下ります。

紀伊半島の山に入ると二ホン鹿とのコミュニケーションは切っても切れない関係にあります。

実際、今回の山行でも鹿の鳴き声をかなり耳にしました。

腰丈以上の笹道を往く。

笹道を抜けると完璧に整備された拓けた公園のような場所に到着です。

休憩地の正木ヶ原に到着です。

無風でランチをするにはうってつけの場所。ここでもラーメンの香りが・・・。

広場からは木道が付いていて、立ち枯れ野原を臨める展望があります。

広場からは尾鷲辻という次の分岐点を目指します。

遊歩道よりも整備された登山道で尾鷲辻へ。

それでも、以前はもっと整備されていたように思いますが、最近の雨風台風事情で道が荒れたのか、ゴロザレ大小の石が入り混じった足場となっていました。

やがて、案内板がある左右への分岐路がある尾鷲辻に到着しました。

今回のルートではおおよそ距離的には半分でしょうか。

進路は左へ大蛇嵓方面を目指します。

雨が降ったりすると水が溜まるような足場が悪くなる場所には木道が設けてあります。

拓けた場所と紅葉のトンネルを繰り返す水平道が気持ちよい。

標高は山頂から150mも下がりませんが、随分下がってきたような錯覚を起こす不思議な盆地?

再び木道が現れます。若干の登りはあるものの登山ではなく遊歩道。登山?というには何といえばいいのか山歩き?

木道を過ぎて次の拓けた場所は「牛石ヶ原」。

広場には神武天皇の銅像と八咫烏。調べても何故にここにおわすのかは分からない。

寒さがあるので温かいものを腹に入れたいと火器を持ってきていたが、熊がかなり盛んなので匂いを嗅ぎつけないために注意書きに従い火器類は車に置いてきた。なので、手製のオニギリと非常食のカルパスとキノコの山で腹を満たす。

熊が出まくってるから、火炊きはダメだとそこら中に注意書きがあるにも関わらず、周りではラーメン屋台よろしくラーメンパーティ開催中!!むしろラーメン臭で熊さんをおびき出しているようである。確かにこの人数のハイカーの前に熊さんが現れるとは思えないが、熊さんが出てきて襲われたら自分が悪かったと思えるのだろうか・・・。観光地の乗鞍岳の熊襲撃事件の記事を読んでからは、人がたくさんいても油断はできないと山に入ると日々思う。

ラーメンの匂いがプンプン。熊さんとはお会いしたくないので、昼食を摂ってそそくさと牛石ヶ原を後にします。

右脇には牛石ケ原の案内がありました。

程なくして分岐に到着。

大蛇嵓(だいじゃぐら)と帰路のシオカラ谷との最後の分岐点です。大台ヶ原は楽ちんハイキングなのに見所がたくさんあり、大蛇嵓もそのうちの1つです。

以前同じ時期に着た時はガラガラで登山客など寂しいぐらいでしたが、流行り病の規制がなくなったので大盛況です。特に大蛇嵓は人気のようで人がとんでもなく多い。

少しだけ緩やかな下りを往きます。地図上では10分とありますが、健脚なら5分ぐらいでいけそう。

大岩の横を巻いて進みます。この大岩は上に登ることができます。前回はこの上でランチとしました。

大岩の反対側に回り岩が露出した道を降りると大蛇嵓が見えてきます。

大蛇嵓の展望台まで簡易の橋があります。前はもっとボロい感じだったのですが、安全面からか新しくなっているように見えます。

橋を渡ると終点手前の岩場。

橋を渡るとすぐに展望所に到着です。何やら人だかりができていますが・・・。

人だかりはどうやら大蛇嵓の写真撮影の順番待ちの列だったようです。これまで行列できたなんて聞いたことなかったが・・・連日「大台ヶ原が紅葉真っ盛りです!!」とTVでやっていたからだろうか。

順番待ち中に周辺の景色を楽しむ。

大蛇嵓向かって右斜面にある屏風岩のような岸壁にクライミングをする方々が見えます。前来た時もいたな。当日はかなり風が強かったのでクライムは、かなりゆっくりで風に悩まされいたのかも。

楽しそうだがチャレンジするほど若くもない。その前に、酒が飲みたいので体重コントロールとか無理ですわww

屏風岩風の反対側、奥に見えるのは大峰山系かな。しかし、南紀の山は谷と峰が深い。

そろそろ順番が回ってきそう。右手には滝が見えるそうだが肉眼では確認できない。

それでも、なかなか順番が回ってきませんな。

靴によっては良く滑る大蛇嵓の岩場。

皆さんかなり足がすくんでおられるようで・・・。

立派な鎖が打ってあるので落ちませんよと思いながらも、怖い物は怖いようで。

足元は確かにグリップが効かないようなツルツルで尻摺りで先端まで行く人も多い。

「写真撮るで」と言うと、明日死んでもいいと思いながら生きている相方は、ヒョイヒョイと先端部分まで移動して、謎の右手を上げての尊師のポーズ。

「立派な鎖があるのに、何が怖いのか分からんわ。日々の仕事のほうが怖い」とかリアリティ溢れるコメント。

大蛇嵓の先にあるこの鋭鋒を何と呼ぶのか。

写真の収め方が分からず。

早々にシオカラ谷への分岐まで戻ってきました。多くはUP/DOWNのない尾鷲辻まで戻るハイカーが多いようで、それならフラットで駐車場まで戻れます。

シオカラ谷に降りると150m程度降りて、登り返す必要があるので日頃から山を歩かない人からすると面倒に思うかもしれません。

我が家はせっかくなのでシオカラ谷を降りていきます。

一般ハイカーさんの怪我が多いのか「坂に気をつけましょう」という注意看板。

山に慣れている人には全く問題のない道です。

ハイキング道で出会った一羽。全然逃げない。スズメの大きさだが地味色のショウビタキのように見える。メス?なのかな。1m内でも全然逃げず人慣れしているように見える。人から食べ物をもらえるのを知っているかも。

人工的に盛られたような起こりには立ち枯れと紅葉、青空のコントラスト。

鳥を一緒に見ていた親子連れさんとは最後まで追い越したり追い越されたり。

しばらくして谷に下りて行く階段が現れます。

これまでの整備された登山道からは一変してワイルドな荒れ岩の足元に、微妙な高さのシャクナゲのトンネル。

急な下りはほとんどなく足元は悪いが、ゆるりゆるり標高を下げていく。

パッと目に留まったのが青〇。タヌキやテンよりも大きく太い。熊さんのウンコですなぁ。このシオカラ谷のコースに入ると一気に人気が無くなるので不気味です。

階段と石道を過ぎると急斜もなく、のどかなもんです。

標高が下がってくると何となしに色付いた葉が多くなってきます。

足元にまたまた気配があり。こちらはテン?タヌキ?

登山道は明確で前に来たときはロープなどなかったような憶えが・・・。人があっちこっちに入ると植生が乱れたりするからだろうか。

ホコリタケを発見して、お約束の胞子噴霧を楽しむ。

川のせせらぎが聞こえてきた当たりから、やや斜度がきつくなり一気に谷まで下っていきます。雨が降っていると良く滑りそうな足元です。

すぐに谷川が見えてきます。ついつい川辺に下りたくなるが進路は赤矢印。

進路を行くと吊り橋で対岸へ渡ります。

渡渉じゃなく吊り橋というところが安全ハイキングの大台ヶ原らしい。

かなり張りがしっかりとした吊り橋でほとんど揺れは感じない。行き交いは難しい橋げたです。

ビジターセンターではシオカラ谷が最も見頃となっていたが、どうやら見頃は終わっていたようだ。

橋を渡って親子連れのお父さんに道を譲っていただく。

橋を渡るとすぐに登り返しが始まる。駐車場まで葛籠折りの階段と水平道が30分もない程続く。

谷には色は無かったが、少し上り返すとこれから見頃になりそうな木々の色付きが綺麗。

降りて来た方をみると、日が傾き始めた西日が秋の終わりを誘う。

見落としてしまいそうな標識には駐車場は1.1㎞、大蛇嵓までは2.0㎞とある。

葛籠折りの階段が終わると水平道へど変わる。

水平道からは赤と黄のカーテンの奥には、大台ヶ原のドライブウェイ?

整備はされているがこれまでのハイキング道とは違い、この周回路は明らかに登山道。

シオカラ谷から駐車場間では訪れた時期には、この山旅での紅葉が最もハイライトでした。

やがて最後の登り階段への取り付きに着きます。

案内板によると等高線から見るに20mぐらい上がれば駐車場かな。

この階段・・・しんどくはないが終盤としては・・・とても歩きづらい。歩幅がね・・・歩幅なのよ。

階段が終わると駐車場までは10分もかかりません。

駐車場までの案内は300m。

進路とは反対側にある建造物は「大台山の家」となっているが、地図によっては「跡」となっている。

ほとんど平らな最後の笹原道。ここまで来ると車の音が聞こえてきます。

空を見上げて最後の彩を楽しみます。時間は15時を過ぎ2時間もすれば山の中は真っ暗です。

がやがやと人の声が聞こえてきました。ゴールは近い。

出発した時に比べると車の台数は減っているが、3時過ぎなのに次から次へと車がやってくる。早朝組はサンライズ、遅出組はサンセットの撮影を狙っているのか?

シオカラ谷のコースは観光登山客には人気がなく、熊さんのリスクもありそうですが、観光道よりも自然の癒しを堪能できました。仕事で病んで疲れて3か月、山に気力もなかったのですが、久々の運動も程よく身に染み、紅葉ハイキングで山パワーを存分に吸収できた山行でした。改めて秋山は、風の切れ、気温による身体の負荷、枯れ枝の哀愁、川の冷たい水流音、腐葉の香り・・・美しさだけでなく盛衰の詫び寂び、名残紅葉が新しい心身を与えてくれたように想います。

流行り病による規制なしと、政府の旅行支援の影響で宿が満タン状態だったので、今回は日帰りの山旅となりました。

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