いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

三ヶ上【岡山県 鏡野町】~気軽に上がれる1000m級の低山は夏は苦行の暑さだが、生き物の出会いが多い頂からの眺めも良い足ならしのハイキング~

三朝温泉の宿泊割引クーポンを配っていたので、以前から気になる有楽さんに宿泊することになった。温泉宿だけに泊まりに行くのも勿体ない気がしていたので、いつも通り良いお山がないかと調べていたら三朝温泉の近所に1000m越えの手頃な「三ヶ上」を発見。

有名な山ではないため山陰の地図からするとこの当たりにあるお山。

三ヶ上の実質ピークは踏んでいないですが、眺めのよい手前の準ピークまで往復2時間30分ぐらいの山行で足慣らしには丁度よいハイキング。と思っていたら、一時間ほどで標高を400mぐらい上げる意外とタフなお山だった。

国道179号線から林道を上がってくると、ほどなくして登山口駐車場が見えてきます。

地元民に人気のお山とネットではあったが車は我が家のみ。

車を停めてさらに林道をハイクアップしていくと看板が見えてきました。

何とも分かりやすい看板。駐車場といい整備が行き届いている証拠。

整備がしっかりとあるという意味では地元に愛されているお山なのかな。

綺麗な水が流れる小川を渡ります。

ふと横を見ると、ちょむりと座るアマガエルさんの姿は全く逃げる気配はない。

すぐに開けた場所に出ました。どうやら、上にも駐車場があったようで2台車が停まっていました。

上の駐車場すぐ横は堰堤となっており、まだ夜は寒くなる季節ということもあってかサラマンダーが日光浴を楽しんでいた。

三ヶ上の説明が書かれた看板の横からいよいよ上りの始まりです。

登山道の始まりはヌルヌルのヌメリ道でかなり滑るので要注意。

少しずつ傾斜がついてきます。思ったよりも蒸しがきつい。

出発地点はおおよそ610mですでに100m上がってきました。

しかし、蒸す。

上がっては水平道の繰り返しで、ガレ場を見ていると人がしっかりと踏んだような跡はなく、あまり人が入っていないようにも見えます。

当時は流行り病の影響が大きかったように思いますねぇ・・・

水場である「かつらの木」は荒れていて水場らしき形跡は見当たらず。

水場当たりから葛籠折りが始まります。

とにかくモイスチャーなので、キノコさん達が元気になる季節はサルノコシカケかな。

葛籠葛籠で標高を上げていきます。

景色がほとんど変わらないので、相方の顔が実につまらなさそうである。

そらそうだ、無茶苦茶蒸し暑いので何で山に登ってるのか。苦行でしかない。なのに何で登っているのかは当人も分からないが上を目指す。

お?

天が少し開けてきたように見えますな。

空が見えてきたが、山頂まではまだ1.5㎞と朽ちた案内にある。

まだ1.5㎞だけど頭の上が明るくなってくると、景色が見えてきそうでワクワクしてきました

カラ元気だけど

このまま山頂へ直行かと思うと実は峠で、下ってからの上り返しのようです。

「下っとるやん!!こんなん聞いてないわ~~ないわ~~」とぼやき始めた相方。

まぁ、気持ちは分かる。

足元の看板に500mとある。

斜面をトラバースするような細い小道をゆく。

気付けばあと100m付近まで迫っていました。低山だと明確な地図が無いことが多く、先人たちの記録と国土地理院地図が頼り。あとはプロトレックの数的表記で位置を探る。

画像ブレブレですが、山頂手前のこの箇所だけロープが付けてあり、アドベンチャーなアスレチック。

ロープは張ってありますが、相方がロープに頼らなくてもストックで上っていたのでそこまで急傾斜ではないかと。

美しいブナ新緑の森を抜けるといよいよ山頂です。

1時間ほどでようやく樹林帯を抜けました。空が見えると気分的に疲労感が和らぎます。

振り返るとガスが掛かっていて遠望がきかない。天気予報で事前にチェックしていたので、がっかり感はなく「まぁ、こんなもんでしょ」。

いよいよ山頂か?

何か棒みたいなのが見えているので山頂でしょう。

テンションが上がる景色が広がってきました。

左に見えるのは上齋原の集落か。

いや~~~蒸し暑かったの一言に尽きる。

景色が開けてからは風がそよそよ。むしろ、お日様がお隠れでよかったよ。

ピークはピークだが山ヶ上の本当の頂上ではないが、行者石像と不動明王石像が祀ってあります。

こちらが行者さん。

こちらは不動明王さん。

本当のピークはあちら側にあるそうです。景色はこちらの方が良いみたいなのと、ガスがかなり濃くなってきたので我が家の終点はここになりました。

山頂で軽くオニギリを頬張り血糖を上げて下山です。

オニギリを食べ終わった頃合いにガスが下がり始めて遠望は全く効かなくなり。

樹林帯手前ではすでにこんな感じになっており、雨は降らないということであったが、山の天気は分からないので早々に下ります。

木の枝にはカナヘビ君がいました。夏です。

明らかに毒々しいフォルムのキノコ。これは見た事がありませんねぇ・・・調べても出てこないし・・・。

かなりの蒸し暑い山行でしたが往復2時間30分で、下りはあっという間でした。

登山ハイシーズンの足ならしには面白い山行でした。

山での激汗は、本日のお宿「三朝温泉 有楽」さんで流します。

 

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