いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

かえで庵【静岡県 伊豆高原温泉】~閑静な別荘地にある英国古城風ホテルで、部屋で温泉と伊豆食材を満喫できる贅沢なお篭りステイ~

 伊豆高原に一風変わった英国古城のようなホテルがあります。全8室というプライベート感もさることながら、全てのお部屋は2名定員となっており、専用の温泉露天風呂がそれぞれに併設されています。お部屋での食事もできるのでお篭りステイには最高のお宿です。

※記事の内容は宿泊した当時の内容となっていますのでご参考程度に。最新の情報は各々でご確認下さい。

旅情

 高原にある別荘地の坂道を下っていくと、道路左側に洋館、右手に工事中のシートに覆われた建物が見えてきました。

 右手の建物は本日のお宿である「かえで庵」さんです。英国調ホテルと謳うだけあって外観はすでに日本ではありません。ただ、訪れた時はレストラン側?の工事をしていたので、一気に日本に引き戻される。

 エントランスは海外のモーテル?レストラン?ともとれる雰囲気があります。

 訪れた時はクリスマス前ということもあって、玄関戸にはクリスマスのリースとサンタさんを飾り付けてありました。

 玄関から左手を見ると完全にヨーロッパの情景です。思っていた以上に外国。

 ここは地上階なのですが2階の客室前です。ここから下階に続く階段があり、そちらが実質の1階としているようです。内廊下はなく建物の外廊下から部屋に直結した扉があるモーテルタイプの造りになっています。

 3階へ上がる階段の下にも部屋があり、いつも泊まる宿にはない趣きのある空間です。

 3階に上がると2階と同じように部屋があり、ホテルというよりはアパートメントとして誰かが住んでいそうな景色。

 建物としては客室、ロビー、レストランだけで余計な物が一切ないオーベルジュスタイル。フロントスペースからはレストランが直結しています。

 バーカウンターがあるレストラン。通常であれば食事はこちらでいただくようですが、プランに部屋食のオプションが入っていたのでこちらは利用しませんでした。でも、こちらでも料理をいただいてみたい。

 ホテルの道路を挟んで向かいにあるのは、同じグループの「ルーシーキキ」というアウトドアスタイルのメゾネットホテルです。

 かえで庵の宿泊客は建物内の猫と戯れることができます。

 猫も疲れているのか全く愛想がありません。「何しにきてん?」ぐらいの表情です。

 スタッフの方も猫達の反応の悪さを察してか猫のオヤツを持ってきてくれました。

 オヤツを見た途端にこの愛想の良さですわww 素っ気なかったのにスリスリとよってきました。「お手をする珍しい猫」というよりは「早く渡さんかい!」と催促しているようにも見える。

 

お部屋

 案内して頂いたのは202号室です。

 フロントが混んでいたので部屋でチェックインの手続きをしました。宿帳に記帳しているとウェルカムドリンクとお茶請けを持ってきてくれました。

 ティー、コーヒー、カクテルからドリンクが選べます。気になるのはやはりカクテルです。コーラ、ジンジャー、ジン?を合わせたような物でアルコールは入っていなさそう。ジンジャーがかなり効いたニッキ水のような味がします。

 お茶請けは自家製のパンナコッタと、英国からお取り寄せしたと思われるコッツウォルズハニー。

 ウェルカムで早々に、手作りの美味しい物をいただくと夕食がすごく楽しみになります。

 扉を開けるとすぐに部屋です。靴入場ではなくドアを開けて踏み込みのようなところで靴を脱ぐジャパニーズスタイル。

 お部屋はシンプルな28平米の一間です。部屋の奥に露天風呂が見えています。

 ベッドはセミダブルが2台のなので、ゆとりを持って寝る事ができます。

 ドレッサーが自慢という202号室。なかなかにお洒落です。洋タンスにはパジャマが入っていました。

 ドレッサー上の小窓にはステンドグラス、枕灯もアンティーク調で部屋を演出。

 部屋の奥にある水屋へ移動です。

 露天風呂にはシャワーがないため、バスタブの中で洗髪洗体をします。バスタブの湯は温泉ではありません。

 タオル等のアメニティ類はこちらに一式そろえてありました。バスタオルは2枚の用意があったので温泉を満喫できます。

 鏡台にはクラシエのお顔ケアセット。

 お洒落な湯沸かしポットと海洋深層水のペットボトル2L。最近はペットボトルを冷水の代わりにしてある所も多く楽ちん安心でありがたい。

 テレビ下にはお茶セットとグラス。最近は高級宿でも茶葉ではなくパック茶が多くなりました。冷蔵庫は有料です。

 周辺にはコンビニもなければ、館内にも自動販売機もありません。なのに、とても良心的な値段設定です。

 体調不良、ヘアアイロンなどなど、取り敢えず出来るサービスは頑張るのでお尋ねくださいとありました。

 ルームサービスの酒類が3桁で留まっているので、頼んでみようかなという気持ちにさせてくれます。

 

お風呂

 かえで庵さんには大浴場はなく各部屋に温泉露天風呂が設けてあります。気温が低くなる季節では、かなり加温してあるので温かく入れます。温度が下がるとボイラーがすぐに動き出します。また、フロントで温度管理をしているので電話一本で好みの温度に設定してもらえます。

 泉質はアルカリ性単純温泉でサラリとしているが湯がりはホカホカ、無味無臭で肌感も強くなく誰にでも入りやすい湯です。循環放流とのことですが、いつまでもオーバーフローはなく完全循環?と思っていたら、入浴したときに溢れ出た分だけきっちりと水位が戻っていました。他のお部屋のお風呂の状況は分かりませんが、202号室では湯船の隙間から漏出があり常に湯が足されているようにも見えます。

 小庭の付いた露天風呂です。冬を迎えようかという季節ですが、温暖な伊豆ということもあるのか、まだまだ緑が濃い。

 夫婦、恋人と入ると丁度良いほどの大きさの湯舟。湯舟に入ると豪快に湯が溢れ出て恐悦至極。

 石組みの湯口からは多くはない注ぎ。石蓋を失礼させていただくとチョロチョロと出てくる源泉? 湯舟の大きさに対して多いわけではないが少ないわけでもなく。

 湯舟の外側を覗いてみると、上口の注ぎが源泉かというとそういうわけでもないようで、下のパイプで吸い、黒いパイプで加温循環された湯が戻されているようです。

 展望はないが夜気が気持ちよく寒く、それが温泉をより誘う理由となる。

 深夜は源泉を止めているのか、水位は下がったままになっていました。翌朝も水位が増えず、がっかりしていましたが、一度入浴すると満ちていたので、やはり溢れた分だけ追加注入する仕様かなと思います。

 基本は循環湯ですが、水位によっては循環放流になる設定のように見受けられました。

 風呂から立ち上がると微妙に見えたオーシャン。確かに見えてはいるが・・・これをオーシャンビューというには少々つらいものがある。

 お風呂に入っていると何やら動物の気配。リスがエサを探しにやってきたのか、この部屋で餌付けをしてしまった人がいるのか。お宿の方に話すと実は外来種の「台湾リス」なんだそうです。周辺の農作物を荒らすのでとても困っているのだとか。

 

お料理

 食事の時間になると配膳係の方が、お部屋のテーブルに食事のセッティングをしてくれます。

 かえで庵さんにはレストランがあるので通常はそちらでの食事になるかと思います。しかし、外から直接部屋に入るタイプのお宿にしては珍しく、有料オプションでお部屋食もできます。今回、予約したプランは部屋食がデフォルトとなっていました。

 しかも、飲み物の持ち込み料は部屋食であれば無料なので、以前購入していた飛騨古川の日本酒を持参しました。さらに、グラスなどの用意もして頂けるというご配慮がすばらしい。

 部屋食であれば画像の青矢印のように、ホール係の方が料理をサーブしにきてくれます。玄関の扉がノックされると、屋外から一品一品のお料理がデリバリーされる面白い趣向です。

 本題のお料理の内容ですが、フレンチと和の折衷コース料理となっています。良質な地物食材を多く取り入れ、素材の味を最大限に引き出してあるのは、和か洋かと言われるとやはり基本は和です。とても手が入った物ばかりで加味まで自家製の物にこだわっています。

 献立は頂いたお品書きをもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

 最初はオードブルの2品が同時に配膳されました。

【オードブル盛合せ】

・ポン・デ・ケージョ ファルシュ

・エビと栗のマリネ

 ポン・デ・ケージョというチーズを練り込んだパンを器として、とんでもなくもっちりとした団子パスタのニョッキを入れ込んであります。安納芋のペーストをトッピングして焼き上げた物のようです。ゆったりとした温かさが残っていました。

 彩りのよいマリネは稚オクラとぷりぷりのエビです。マリネというには酸味はほとんど感じられない程で、ほんのりと香っているのはワインビネガーとか?正体が分からない。少し黒々としているのは栗で風味は熟されているが、やはり酸味はほとんどなく何かに漬け込んであるのでしょうか。いずれにしても素材そのままの味が活かされています。

・鰺のクレープ包み

 アジをクレープ生地で包むという発想がまず出ないであろう料理です。アジには野菜のペーストを塗りクレープ生地で巻き上げてキャビアをあしらってあります。このキャビアも塩辛いものではなく生っぽい独特の旨さがあります。国産でしょうか。付け添えにはスプラウトを添え、下にはチコリ?が敷いてあり塩を効かしたオリーブオイルのドレッシングに寝かせてありました。飾り付けのズッキーニは柔く蒸してあります。

 添えてあるソースは自家製の粒マスタードマヨネーズです。マスタードとマヨの酸味は全くなく、まろやか優しくクリーミーな良いところだけ。かえで庵さんで使っているビネガーは、マリネでもそうでしたが、酸味をかなり控えたものなのかもしれません。

 クレープの中身は昆布締めのようにしてある甘美味いアジと、野菜のペーストはトマトベースでタマネギや大豆を練ったようなメキシカンやイタリアンのようなテイストです。マスタードマヨとの馴染みの良さは、クレープ生地とアジを纏め上げる新しいスタイルの生ピザのようです。

 

【お造り】:お造り四種盛り合わせ

 前菜は明らかに洋風なのに、いきなりの和造里の桶盛り。加味に用意されたのは、薄口のたまりに、柑橘のダイダイと大根卸し等を使った塩ポン酢です。ポン酢は酸味に嫌味がなく柑橘の薫りが上品。薬味には静岡名産の本山葵です。甘く擦ってあるので、ワサビはお酒の当てにも丁度良く。

 奥からニベ、スズキ、モダイ、ワラサの4種です。あまり聞きなれないお魚の盛り合わせです。調べてみて関西の呼び名に変えてみると、ニベはカマボコ等に使われる高級魚であるグチ、モダイはヘダイ、ワラサはツバスやハマチです。その日に水揚げされたものばかりだそうです。どの身も食べ口はコリっとしていますが二口目には緩く柔い。それぞれの旨みはclearで特にスズキとモダイの脂の乗りがたまりません。上質な白身は柑橘により締めるポン酢がとても合いました。

 

【魚料理】:オマールエビのソテー ノルマンディー風ソース

 伊豆半島では王道のオマールエビが魚料理です。ノルマンディーソースは魚介と野菜の出汁を使ってクリームソース状に仕上げた物だとか。さすがに出汁の中身までは分かりませんが、タマネギの甘味に、主はエビ味噌が濃厚なのでエビ殻を使った出汁だと思います。

 一口バケットの添え付けもあり残ったソースを掬っていただきます。

 オマールエビはゴリゴリの歯応えでしっかりと火を通してありました。高温で焼き上げてあるのかジューシーでエビ磯風味が凝縮されています。また、ソースに入ったベーコンの燻の香りは相殺するではなく、風味の対比効果でオマールエビの旨味をぎゅうぎゅうと口に押し込んできます。

 

 オマールエビを食べ終わった頃に釜飯が配膳されました。

 係の方が「すぐに熱々の肉料理をお持ちしますね」と配膳係の方が一度退出。

 お部屋の扉が開くと、ジュ~~~~という焼音と牛焼肉の匂いが立ち込めます。

「ソースはこちらで掛けさせて頂きます」と、豪快に陶板へソースを掛けるとジュワアワワッワアアと蒸発音が響きわたります。ほんまに熱々です。

 部屋食だと気兼ねなく部屋着でいただくことができます。

【肉料理】:牛ヒレ肉の陶板焼き

 テーブルに置かれたステーキは、まだジュウジュウと音を慣らしてソースが蒸発する至極の香り。ただ、肉は見えずに水菜の山盛り。

 水菜には一旦どいてもらうとヒレ肉が覗きます。奥と手前の肉では少々様相が違います。奥はよく見る一枚ステーキ肉で、手前は団子状の丸みがある肉塊。かなりの食べ応えがある肉量です。

 お野菜には蒸かしたジャガイモ、ブロッコリー、赤黄パプリカとサラダ水菜。タマネギはお肉と一緒に鉄板で焼き上げたもの。

 陶板には二人前が盛り込んであるので、お皿に取り分けます。

 画像奥に見えた肉はヘレらしい赤身がジュわりと滲む、赤身なのに歯切れのよい極楽の噛み心地です。表面は強火でしっかりと焼き上げて、中は余熱で低温調理風に仕上がったミディアムレア。

 手前の丸い肉は線維が一定ではなく、奥のヒレ肉に比べると脂がしっかりとありました。ヒレでもロースやバラの方に近い部位なのかも。和牛は静岡県内で育てられた物を使用しているそうです。伊豆牛の「あしたか牛」というブランドもあるようですがかなりお高い。飛騨や近江のようなヒレとは違い脂加減はおとなしく雑味のない赤身が美味しい。タレなのベースはタマネギ・・・味は濃くなくニンニクやトマト・・・香辛料も抑えて中性的なのに深みがあります。スーパーでよく見るタレをジャンキーと言うなれば、かえで庵さんのは上品な京風焼肉タレと言った感じです。

 優しいステーキソースに同じヒレでも部位異なる味わいを楽しめますが、、造りで取り置いた本ワサビで食するのも伊豆ならではの楽しみ方かと。

 

 釜飯は伊豆半島大陸棚で獲れる、深海のルビーであるキンメです。

【食事】

・季節の釜飯

・味噌汁

・香の物

 キンメは焼き霜にして焦げ香ばしさ出してから、釜めしで炊き上げてあるのだと思います。釜蓋を開けると躍り出てくるかの如くキンメが漂い泳ぎ始めました。切り身1つだけでここまで豊密な風味が出ないような・・・もしかしたらアラ出汁も使用しているかも?味噌汁は白味噌っぽい?塩控えめで味噌臭さがない不思議な味で、具材の生海苔の磯が清い。ニラを一片いれて変わった薬味アクセントを取り入れあります。香の物はカツオ節の桜漬け、ザーサイの浅漬け、小茄子の柴漬けと変わったものばかり。

 

【デザート】:フレッシュフルーツゼリー 林檎のシャーベット

 水菓子はフルーツカクテルゼリーとシャーベットです。

 シャンパングラスに盛られたゼリーは、紅茶や洋酒で仕立てたような色合いで美しい。

 具沢山の果物はキウイ、洋梨、柿、ピンクグレープフルーツ、グレープフルーツ、シャインマスカット?、ピオーネ?とモリモリです。柿なんかはコンポートのようにしてあるのか完熟なのか強甘い。洋梨のシャックリとした噛み心地の変化もあり、やはり強いのは柑橘のグレープフルーツのスッキリ感。ゼリーはそれぞれの果汁を使ったフルーツポンチなのか絶妙なゼリー蜜です。

 献立にはリンゴとありましたが「洋ナシのシャーベットです」と配されました。洋ナシのザラザラした舌触りはそのままにあり、擦り流しをそのままシャーベットにしたような自然の甘さが活かされているようでした。ミルクを使って微クリーミーに仕上げてある淡い口溶け。

 デザートと一緒にいただいたコーヒー。酸味のない好みの味。紅茶も選べたどうかは記憶になく。

【お夜食】

 お夜食は伊豆の名産である蜜柑。ブランド品のようではないが、一般的な温州ミカンよりも皮は薄く甘味も強い。ブランド物の中でも型落ちのB級品にしては野性味がある。翌日、帰宅する際のおやつにいただきました。

 夕食が終わると、朝食の飲み物チェックリストが渡されます。どれも気になります。特にグリーンスムージー。

朝食

 朝食は8:30から始まります。お部屋食であればお伺いの電話が掛かってきてから準備していただけます。

 朝食は洋風です。品数は多くはなくシンプルですがお腹は一杯になります。ミネストローネも温かくラップをしてお届けです。

・サラダ(フリルレタス、レッドロメインレタス?、サニーレタス、香草のドレッシング)

・スクランブルエッグ ケチャップ

・メロン、パイナップル、オレンジ

 メインプレートには果物、サラダ、卵料理、全ての盛り込みです。サラダはシャキシャキでロメインレタス?の苦味がワンポイント彩りがよく、ドレッシングはバジル、セロリ、パセリなどを使った物だと思うのですがこれがとんでもなく美味しかったです。かえで庵さんのソース類は全部自家製なのかなと思います。スクランブルエッグは冷たくなっていましたが、バターが香り高く牛乳で伸ばして湯煎で調理してあるのか冷めても柔い。

・ミネストローネ

 トマトにコンソメ味とオリーブオイル仕立てかなと。具材は盛りだくさんで、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、インゲン、タマネギ、さらにはもち麦のような物が入って変わっています。濃い味ではありませんが、薫り高いミネストローネ。

・パン2種

 白い紙袋から中身を取り出すと2種類のパン。右側のパンは、黒胡椒をつけ焼きしたローストポークのようで低温調理でじっくりと旨味を閉じ込めたかのよう。パンの外はカリッと焼きあげ、中はふんわりもちり。これに、少しピリッとする辛子マヨネーズをうっすらと塗りサニーレタスをサンドしてありました。

 左側のパンには黒ゴマのようなseedを練り込んであり、トマト、プロセスチーズ、グリーンリーフをサンドしてあります。チーズはとても中性的で独特の臭みがなく苦手な人でも口にできそう。2つのパンは温かくホットサンドでお届けしてもらいました。チーズは余熱で融けたのか、常温でもトロリと融解しているようでトロトロで、トマトの酸味とまろっとしたマヨと一緒に食すると絶品です。マヨはやはり酸味はやさしく自家製かと思います。

 思った以上にこのパンがボリューミーでお腹がかなり満ちました。

・グリーンスムージー、牛乳

 やはり気になったスムージーを選んでしまいました。メロン、キウイ、バナナ、洋梨あたりかなぁというお味です。スムージーというには、軽く裏ごししたような滑らかな口当たりでザラ付はなくトロリとした仕上がり。牛乳は高原牛乳のようなお味で伊豆の地物かなと思います。

・コーヒー、紅茶

 コーヒーはたっぷりとポットで1人2杯分ありました。紅茶も頼んだのでパックティーも添えてありました。コーヒーは酸味を控えた好みの味。

 チェックアウト時には、お土産のお菓子を頂きました。レストランで焼いた自家製のクッキーだそうです。チョコラ、ラズベリー、バター、ナッツの4種類。美味しさも申し分なく、こういうプレゼントは地味にうれしく再訪したくなる気持ちにさせてくれます。

 

まとめ

 結論から数点。ハード面からすると海外にいるかのような錯覚をおぼえます。ソフト面ではもちろん日本人スタッフで料理も和フレンチのような仕立てなのでJapanです。小学生以下のお子さんは受け入れていないようで、温泉も新鮮な湯をプライベートバスで好きなだけ楽しめるという点では、お篭りステイには最高の時間を過ごせます。

 一点だけ気になったところだけ。202号室の構造上仕方がないのか、外とは扉一枚で部屋に直結しているので、宿前の道路の音がかなり入ってきます。他のお部屋は分かりませんが、露天の目隠しの向こう側にボイラーがあり、これが夜間になかなかに鳴りました。気になる方は事前に問い合わせた方がいいかもしれません。

宿泊料金

 訪れた際の定価60000円だとちょとお値段張るかなという感じです。50000円以下なら判断に迷うことのない内容かと思います。予約時には楽天スーパーセールに積極的に参加されているようでした。この宿泊ではスーパーセール10%offに加えて10000円クーポンで45000円でかなりお安く泊まらせて頂きました。

宿泊日:2021/晩秋

旅行サイト:楽天トラベル

プラン:【楽天スーパーSALE】10%OFF◆プライベート充実のお部屋食プランがお得に!

部屋のタイプ:202露天風呂付ツイン

合計料金:55900円(2人)

楽天スーパーSALEクーポン:10500円

支払い料金:45900円

加算ポイント:453p

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