富士屋ホテルさんは、明治に日本初のリゾートホテルとして誕生し、他のクラシックホテルと同様に終戦後は米軍に接収されてなお当時の趣きを留めています。140年の歴史ある建造物は1997年に有形文化財に指定され、木造建築のホテルとして現存しています。
最初に申し上げると長編なので、お気になるところから掻い摘んで頂くのが宜しかろうと思います。
旅情
渋滞が多い神奈川県の国道1号線を進むと、近代化されたホテルからは異質な建物が顔を覗かせます。大規模改修中の飛散防止ネットが掛かっている所は何度もみましたが、改修後の入り口が分からず一度通り過ぎてしまいました。画像左に見えるのは文化財に指定された花御殿という宿泊棟です。
アーリーチェックインのプランもあったのか、30分も早く着いたのにすでにチェックインラッシュとなっていました。エントランスがある車寄せは半地下のようになっています。開業当時はもう1つ上が正式な玄関だったのだろうか・・・。文化財の本館と西洋館はエントランスの真上にあります。正面玄関左手をみると最も新しい鉄筋造のフォレストウィング、その隣に入り口で見た文化財指定の花御殿という建物があります。さらに本館右側には食堂棟と鉄筋造のカスケードウィングという建物があります。
位置関係が分かる館内の見取り図があったので参考程度にどうぞ。現在赤丸の正面玄関にいます。
本館の真下にあるエントランスからお邪魔します。
青矢印からエントランスに入ると正面にはカウンターがあります。しかし、チェックインの手続きはここではなく赤矢印の朱の階段を上った本館で行います。カウンター奥は西洋館に繋がっています。
階段を上るといきなりこの景色です。窓を開け放つと下から見えていた本館の1階部分のテラス席。
訪れた時は冬の飾り付けが成されてありました。
こちらは夜の風景です。太陽の光が無くなるだけで違った表情が現れます。夜と昼の景色を入れながら館内探険をしてみます。
何故か階段の柱にはchinaな龍の造形。古くからあるのか、洋ではなく中の変化。
朱の階段を上り切ると正面右にフロントがあります。フロント下の木彫りの装飾がまた素晴らしい。左手には「magic room」と称するロビー、正面には客室階への階段、フロント奥にはラウンジスペース、右手は「crystal room」という待合室?、ダンスホール?のような広間と、こちらにもラウンジスペースがあります。
そして、右へ振り返ると回転扉がある本館の正面玄関があります。ここの造形もため息が出ます。
Japanese western styleと木彫りの飾り欄間は日本式。完全に洋の雰囲気を出しているのに、感じる雰囲気は和であるのは日本のクラシックホテルならでは。現代では考えられないほどに、とんでもない職人の気心しかありません。
夜は余計な光が入らず造形がくっきりと浮き上がります。こちらかも外へ出ることができるので外観はまた後程。
フロント正面にあるロビーに当たる「magic room」へ。
おとなしめではありますが、季節柄クリスマスツリーが飾り付けてありました。木を曲げた天井飾りに書額は有名な御仁によるものか?そういう見識がない自分には全く分かりません。
こちらは反対側から見た景色です。右手奥には朱階段から上がってきたテラスが見えます。そして、赤丸で囲った部分はクリスマスツリーの反対側に位置する創業当時からある暖炉です。
2020年の改修でリノベーションとあり、魚の装飾は新しく加えられたものでしょうか。今のように暖房器具が発達していなかったときには火がくべられていたのでしょう。さすがに現在は使われていないようですが、富士屋ホテルさんの歴史を残す1ページです。
フロントに戻り反対側のcrystal roomへ移動です。フロント前の柱にはが層中央にある青枠の尾長鶏(オナガドリ)の彫刻が施されています。これがなかなかにきめの細かい見事な彫刻で、ガラスケースとかで覆わないと悪戯されたりしそうですがそのままです。赤枠はお隣のcrystal room、緑の枠は冒頭でも述べたフロント下の木彫りの装飾美です。
オナガドリの反対側に廻ると、オナガドリの立体感がさらに増します。木に彫られた梅の木でしょうか。堀から彫刻に移行してオナガドリの止まり木になっています。職人さんの意図は何だったのか。
このオナガドリにこだわっているわけではありませんが、立体感と跳躍しそうな感じは彫師の職人魂を感じずにはいられません。
緑枠のフロントカウンター下の一枚彫刻です。明らかに何らかの物語を表現した一枚彫刻なんだと思います。この記事をしたためていて思ったのが、由来をなぜ聞かなかったのかと後悔が立ちます。富士屋ホテルさんの顔になるフロントにある物です。由緒ある物なのでしょう。
フロント裏手にあるcrystal roomはダンスホール?待合室?のような広々とした空間です。2020年に大規模改修が行われた直後の富士屋ホテルさん。床材はとても新しく見える磨き直したのか建材を新しくしたのか。ここには赤矢印のメインダイニング、左手にはレストランのキャッシャーがあります。奥がカスケードウィングへの道順です。
レストランのキャッシャー上に飾られた「だるま」の水墨画は見たことがあるが、だれの書だったか・・・。公式HPに情報がありました。二度の地震によりホテルがダメージを受けた際に、創業者の友人の方が寄贈された物だそうです。へこたれず、だるまのように起き上がれというメッセージだそうです。確かに何度も拝見した水墨画、無名の方の物ではないはずなのに思い出せない・・・。そして、調べても出てこない・・・。絶対見た事がある書画なのに・・・。
ダイニング入り口にあるワインボトルで造ったクリスマスツリーは、下からライトアップされ天井に移る陰影が見事でした。
このボトルの傍らはメインダイニング「Fujiya」があります。夕食をフレンチで選択するとこちらでいただけます。
クリスタルルームの窓側はテーブルと椅子が置かれ、コーヒーやケーキなどが楽しめるラウンジスペースとなっています。
フロント奥にもラウンジスペースがあります。赤矢印はフロント、青矢印はクリスマスツリーとクラシカル暖炉があったロビーです。オレンジの四角い枠には、柱に藤の掘り込みがありました。この廊下奥は西洋館に通じています。朝食後はこちらのスペースで思い思いに、コーヒーや紅茶とスィーツを楽しんでいるお客さんが多くいました。
フロントとラウンジスペースの奥にはカスケードウィングに通じる廊下があります。
カスケードウィングでは軽食から夕食ではちょっとしたコース料理も提供しているようです。レストランカスケードも公式HPを見ていると、かなり立派な佇まいのようで是非に一度拝見してみたいものです。予約時にはここで食事をとるプランもありました。カスケードウィングを後にして、フロントの正面にある本館2階の客室へ向かいます。
この階段の造りどうなっているのでしょう・・・。不自然に曲げられた手すりの木材は二階まで続いており、接いだあとはなく一枚木を曲げて手すりにしているようです。重厚感がハンパではありません。
手すりの柱にはどんでもなく細かい装飾が施されています。何の花を模した物なのか…全然分かりません。
階段を上がってくるとクラシックならではの赤絨毯に気品を感じます。クラシックホテルでは珍しくエレベーターが増設されているので、文化財棟にも安心して宿泊できます。
上画像の反対側を見た所です。窓枠であったり柱には西洋建築らしい装飾が施してあります。
ロビーは賑やかですが、本館の客室数は多くなく2階に上がるとひっそりとした雰囲気です。天井が高いのは外国人向きの建築だったからでしょうか。
1階に戻りラウンジ横の廊下を進んで西洋館まで来ました。西洋館は同じ造りの棟が2つ並んだ建物です。
それぞれの棟の中心には2階への階段が見えています
2階への階段を見上げると、漆喰と艶だしのニスで黒光りする木造の階段は、クラシカルな情景で本館に負けず見ごたえがあります。
階段奥には西洋館の出入口がありました。ここは締め切りとなっており、この出入口左右にもお部屋があるという今ではないような造りです。
天井の明かりが吊るされた天井にはしゃくなげ?と思わしき装飾が施されていました。
階段を上がると角々にお部屋があります。有形文化財に指定された西洋館の2つの棟は、若干異なるところもあるようでしたが同じような造りとなっています。
左画像はフロント上にある本館2階への廊下と繋がっています。右画像は西洋館のもう1つの棟へ続いています。
西洋館1階の端までやってきました。画像中央の扉はがっちり閉まっているように見えますが、後程行く花御殿という建物の地下に繋がっていました。廊下右奥は花御殿とフォレストウィングがあります。
西洋館からフォレストウィングに進んで行くと、木造建築からコンクリート造の足元に変化するのが分かります。フォレストウィングの棟に入ってすぐのところにラウンジがあります。
絵画が飾られた休憩スペースになっていました。いつでもフリーでエスプレッソやソフトドリンクをセルフでいただけるようになっていました。
フォレストウィングへの廊下の往く道の壁には、富士屋ホテルさんの建物の歴史的写真とパネルなどが張ってありました。
建築の説明もさることながら、江戸から令和までの移り変わりの写真は歴史の深さを伺えます。これがなかなかに面白い。
展示物を見ていると、どうやらフォレスト館に到着したようです。エレベーターで客室に上がります。
各客室階は現代的なホテルの佇まいとなっています。自分にはクラシックな趣きを味わいたいのでこちらに宿泊するという選択肢はなく・・・。文化財棟は木造なので音とかは、やはり響くので気になる方はこちらが良いかと思います。
2階には書庫ラウンジとホールがあります。
ラウンジと称するには別のホテルのロビーのようです。団体客用のイベントスペースとしても使われそうな感じがします。
図書室の様になっており、1階でfree coffeeを持って上がってゆったりと読書なんてのもいいのかもしれません。ただ、飲み物を持って入っていいかは分かりませんが・・・。画像中央の赤丸をした本ですが、2020年に大規模改修が行われた際に書かれた物でしょうか。富士屋ホテルさんの「改修に難儀しました」「こんなことが分かりました」「こうやって修善しましてん」という内容がぎっしり書き込まれてありました。これがなかなかに面白く、売店にも売っていたと思います。
もう1つのオープンスペースはホールと名は付いていますが、完全に会議室としての利用かと思います。開放はされていたので見学ができました。富士屋ホテルさんで会議する企業とは。
フォレストウィング最上階には新しくオープンした大浴場があります。こちらは館内着で利用できるとありました。エステ・マッサージ処も併設されています。
さて、フォレストウィングを後にしてお隣の花御殿にやってきました。この棟も有形文化財に指定された木造建築です。客室は文化財らしく古風な情景を見せてくれます。また、本館や西洋館と同じく、各部屋が外向きになっているので、廊下は内向きなっているのやや薄暗いのは、これまたクラシックホテルらしい落ち着きです。
廊下にはクラシックホテルに必ずあるスチームの暖房器具があります。富士屋ホテルさんの物はパイプは繋がれていますが現役稼働するのでしょうか。
花御殿にもエレベーターはありますが、敢えて階段で移動して建築の趣向を楽しみます。花御殿の階段はやけにカラフルなカラーリングのタイル?が各階によって張り分けられていました。フォレストウィングにあった富士屋ホテルさんの解説本に由来が綴られていましたが忘れました。
とある花御殿の客室廊下から見えた花御殿の外観。是非ともこちらにも泊まってみたい。
カラフルな階段を下りると地下にはミュージアム、プール、ブライダルサロンがあります。木造建築なのに?と疑問に思ったのですが基礎は鉄筋造のようでした。
まずはミュージアムから覗いてみます。
かつて使われていた備品や装飾品などが展示されていました。これがなかなかに面白くこんな物まで保存してるの!?という物もあります。
富士屋ホテルさんに携わった関わった方の紹介や、かつて飾られたポスターなどの展示があり、これまで宿泊したことのあるクラシックホテルの中では最も歴史が分かります。
海外の著名な方々も訪れたと記録があります。ん~・・・アインシュタインさん日本のクラシックホテルの何処に行っても見るんですが・・・。日本満喫しまくってまんな~。
最初覗いたときにはスイムスーツで本気の競泳スタイルをしていた年配の女性がいました。ターンも本気度が高く本物を感じました。ローマ風呂ならぬローマプールは温泉を利用した温水プールです。相方も負けじとビキニで本気で泳いだそうです。
プールに隣接したジムもあります。海外出張や要人の方々は数日泊するので、余裕があれば運動する機会もあるので利用はあるのでしょう。1泊2日ではさすがに館内を散歩するのが関の山です。
プール横にはブライダルサロンがあります。赤矢印を進んで行くと玄関の車寄せへと通じています。青矢印はブライダルサロンです。なんでこんなところにブライダルサロンが?と思っていました。
サロン横には下階への階段。画像右の大きな扉はどうやらチャペルのようです。結婚式を執り行う場合はここがメインになるようです。
チャペル前の階段を下りてくると花御殿の玄関口となります。レッドカーペットが敷かれ、衣替えのお部屋もあり花御殿の下階部分はブライダルのためのスペースなのか、見学はできるが玄関は開放はされていませんでした。
階段横の手すりにはウサギとカメが掘られた一枚板。結婚式らしく縁起物の掘り込みです。ウサギは西洋ではラビットフット、アジアではウサギ=月=つき=良がついている、という意味を込めているとか。カメは金運、長寿など弦を担ぐという意味があり、古風な縁起を担ぐのはブライダルならではです。
花御殿を後にしてブライダルサロン前のゼブラの廊下を進みます。
見たことのある景色が広がっています。そうです。玄関へぐるっと1周してきました。実はここで終わりではなくさらに奥へと続いています。
玄関を通りすぎると、またまた富士屋ホテルさんの歴史を探求する旅に出ます。
ショーケースには食に関する展示があり、昔のMenuなどの展示もありました。夕食の時間が迫っていたので、次回は是非にゆっくりと見てみたいです。
廊下の行きつく先には「Bar Victoria」があります。
日が高くまだまだBARタイムには早かったのですが、中にバーテンダーらしき方がいらっしゃったので、「見学させて頂いてもいいですか?」と尋ねると、「どうぞ、ごゆっくりと見て行って下さい」と心地の良い返答をもらいました。ここでお酒をいただくにはドレスコードがあります。オードブルやアパタイザーのような一品、お酒のお値段もさすが高級ホテルです。富士屋ホテルさんが終着地なら、おつまみとお酒など嗜(たしな)んでみたいです。他に行ってみたいお宿が盛り沢山なので予算は温存でセレブはできません。余生とお金が残されていたら是非にセレブをしてみたいです。
BARを出ると正面には売店があります。売店といっても一般人が手に取るような物ではなく、ハイソな売店であることは言うまでもなく。奥には大規模改修もあってか床はとんでもなく磨かれていました。
BARを出て左を見ると赤矢印が本館ロビー、青矢印が売店、黄矢印先にはブライダル用の衣装室などがあります。紫矢印は文化財らしい会議室?とトイレがあります。まずは紫矢印の会議室とトイレを覗き、黄矢印に歩みを進めてみます。
赤矢印の本館側から下りてき景色です。漆喰の壁にレッドカーペット、手前の紫矢印は「フェニックスルーム」とあります。不死鳥ルームとは縁起がいい。
普通に小会議室&個室ラウンジといったお部屋です。小団体客用の2次会で使ったりできそうな感じです。
天井には金の不死鳥の彫刻が飾られていました。
トイレも中に入るとタイルでモザイク模様に装飾してあります。部分的に綺麗に手が入れてありタイル部分は建築当初からの物でしょうか。
天井にも変わったあつらえがあり何と素敵な便所でしょう。おっと!トイレです。日本語と洋語で印象がとんでもなく変わってしまいます。
売店前の黄色の矢印の廊下には魚が泳いでいる水槽のような壁。何かコンセプトがあるかと思うのですが芸術にはさっぱりと明るくないので分かりませんが不思議な空間です。
水槽の壁がある所には貸衣装屋さんがありました。ウェディングドレス等があったので、ブライダル用ですかね。
いきなりですが、本館の回転ドアから外へ出ましょう。正直なところ写真で解説は不可能でした。しかし、不死鳥の彫刻と玄関上の欄間の掘り込みも細かい。
大規模修繕が行った後なので館内同様に古さは感じられず色鮮やかです。2階の屋根下にも不死鳥がぶら下がっています。箱根周辺にある同じ年代に建てられたであろう建物には、やはり不死鳥の彫刻が玄関にあります。何度も蘇るという縁起を担いだものでしょうか。
夜間になると寒さもあってか、他のお客さんは表に出て来ませんでした。せっかくなので、夜は夜なりに建物の夜景も楽しみます。
本館玄関右手には花御殿と西洋館、奥にフォレストウィングの建物が見えます。
おおよそ同じ角度のショット。夕食後に撮ったのですが山影がまだ見えるのは、山の向こうに湯河原や熱海があるからでしょうか。
2棟1対になった西洋館はアメリカの開拓時代のような雰囲気の外観です。といっても屋根は瓦で張り出した唐破風の和風です。
西洋館の隣にある花御殿も同じように2棟1対の建物になっています。こちらも改修後なので文化財のように見えないぐらい美しく新しく見えます。
同じような角度からのナイトショット。玄関前の紅葉がいい演出をしています。
花御殿の玄関は前述したように出入りはできませんでした。チャペルや玄関ホールに衣装替えの部屋があるのでブライダル用の玄関口と推察してみます。この唐破風の玄関屋根の装飾が細かすぎるので、欠けたりしないのでしょうか・・・。レリーフは鳩?結婚式では白鳩を飛ばすので、平和の願いと幸運の旅立ちの象徴と思えばブライダル専用玄関なのかも。
本館出て左手にはメインダイニングの「Fujiya」があります。このテラスからも階段が付いていましたが、訪れた時は館内からのアクセスのみでした。
1階へ下りてレストラン棟を反対側から見ると、2階がダイニング、1階がお土産屋さんになっています。画像左奥にいくと車寄せの玄関となります。
売店と道路を挟んだ反対側には菊華荘という和食処があります。富士屋ホテルさんで和食の夕食または朝食を選択した場合こちらでいただくことができます。
こちらの建物も有形文化財に指定された由緒ある建築物です。今回は朝夕ともにフレンチにしたので次回のお楽しみにしたいです。
フォレストウィングの窓から見た建物の背面の全体像です。本館の後ろには大きな庭園があって温室やプールなどもあって、散策もできるのですが画像は撮ったのですが見当たらず割愛です。しかし、館内が広すぎて見所が多すぎて長くなってしまいました。
お部屋
案内して頂いたのは本館の「6」号室です。
富士屋ホテルさんに泊まるなら、最も古い本館で泊まってみたいと思っていました。本館の標準客室であるヒストリックツインは36平米のこじんまりとしたお部屋です。天井がとにかく高い。
入り口戸を開けると広縁への廊下が最初に目に入ってきます。
客室扉入って右手にはバストイレ、左手には洗面所があります。ベッドはセミダブル未満シングル以上の大きさです。絨毯などは改修で張り替えたものなのか新しい。
入り口戸に向いた別角度の画像では、改めて高い天井を認識し丁寧に改修されたお部屋は快適に過ごせます。どこかのクラシックホテルと同じような雰囲気だが思い出せない。
広縁はちょっと歪な形です。テーブルセットに衣装箪笥と姿見?未満の鏡があります。
テーブルセットの他にも文机があります。今回の滞在記はこちらで打ち込みました。テーブルセットの横にはスチーム暖房機がありました。なんと現役で可動していました。
広縁の天井を見上げると、これまた細かい造りとかつての電飾の跡らしき物があります。空調には目隠しがされてあり、古風な雰囲気つくりの一手間です。
本館正面玄関の真上に位置するお部屋です。眺めは悪くなく安く泊まらせてもらっていますが、よいお部屋なのかもしれません。
翌朝に撮ったショットでは右手には花御殿が見えました。
改修時に新造されたと思わしき綺麗なシンクがあります。
シンク下にはタオル類と歯ブラシ等のアメニティやドライヤー。
感染症対策からスパに用意されたタオルに不安があるならと、自室から持っていけるタオルも用意されていました。
お部屋の備えは館内着とスリッパも用意されています。何故かクローゼットにはシューズストレッチャーも置いてあります。隣にはスパに行く際の手提げバックの用意。
ただ、やはりホテルなので館内着とスリッパで行ける所は限らているので案内があります。
Freeの水にコーヒーセットも引き出しの中にありました。煎茶、紅茶、コーヒーとすべての好みに対応。富士屋ホテルさんでは、すべて飲み切っても欲しいと言えば持ってきてくれそうです。
別の引き出しには空の冷蔵庫があります。
タイル張りでクラシカルな雰囲気を演出していますが、フルリフォームしたように新しい。水回りはやり替えられたのだと思います。
取り敢えずユルユルと湯を張ります。大浴場はあるのに何故に部屋の風呂に入るのかというところですが・・・。
贅にも湯タブには源泉を直に注ぐことができます。源泉の温度が65度と高すぎるので、敢えてゆっくりと注ぎ入れることで冷ましながらの源泉100%かけ流しが楽しめます。なので、温泉好きにはチェックイン後は部屋に到着したら、物凄くゆっくりゆっくりお湯を溜めておけば夕食後には源泉を味わえるかと思います。泉質や新鮮湯を考慮すると大浴場は覗きに行った程度で、部屋で温泉を堪能しました。
湯タブの底には茶色い湯の花?が沈殿していました。無味無臭は大浴場と変わりないが、ツルツル感は圧倒的に部屋の100%源泉が上です。
お風呂
大浴場はフォレストウィングの最上階にあります。構成は全く同じで男女別の湯屋は内湯に半露天風呂が併設されています。源泉の温度は56.1度とあります。部屋のお風呂とは源泉が異なるのでしょうか。泉質はナトリウム-塩化物泉となっています。若干ツルスベっとした感触はありますが、無味無臭であまり特徴はなく気にならないほどの消毒臭があります。湯使いは加温、加水、循環、消毒ありありと、きちんと記載されているのはさすがと言えます。
放流や溢れ出しはなく完全循環のようです。大浴場好きな方からのリピーターが多かったのでしょうか。温泉好きからすると有難さはないですが、箱根の山々を見ながら入る湯は意外にも悪くありません。
洗い場も個別スペースになっているので、気兼ねなく洗髪洗体を豪快に行えます。シャワーが飛散しないようにした個別スペースは、さすがの高級ホテル仕様です。
内湯と露天の間にサウナがあります。訪れた時は利用客は全くおらず、さすがに流行り病があったので密室での利用をする方はいないようです。
湯気で撒かれてしまいましたが、外から見えないように目隠しをしたマジックミラーのアクリル窓がある半露天風呂です。私的にはちょっとだけ味わった大浴場ですが、覗きにきた時間帯は常に大盛況でした。お部屋のタブで洗髪洗体が面倒な方は大浴場がいいのかも。
脱衣所にはさすが富士屋ホテルさんです、不織布で個包装されたバスタオルの用意があります。ここまで衛星面に配慮したお宿は見たことがありません。洗面周りも男女別のアメニティの用意があり、ウォーターサーバーもあって備品の備えは完璧です。
お料理
プランにより朝夕ともに色々と選択ができるようです。今回はせっかくのホテル泊なので、朝夕食は洋で用意していただきました。和は館外の菊華荘での提供ですが、洋は館内のダイニング「Fujiya」でいただけます。
夕食の時間になると「crystal room」にある「Fujiya」の扉が開いておりました。
案内係の方に導かれてダイニング奥に案内して頂きます。
到着かなと思うとここではなく、さらに奥の席でした。格子天井と天井画が素晴らしい。大きくとられた窓や、磨き込まれた床などを見ていると気分は高揚します。
オレンジの矢印は前画像のところから、だいぶ奥の席に通してもらいました。外観からは想像できない程にレストラン内は広いです。
手前のホールと奥のホールの間には、カエデと鴨の欄間。中心にはキジとカエデと思わしきレリーフが飾られていました。天井も規則的ではない小さな梁も職人さんの拘りでしょうか。ダイニングにはとても面白い趣向が込められていましたが、上げるとキリがないので訪れて観察してみて下さいとしか言いようがない。
なんでその掘り込み採用したのですか??というような物が端々にあります。ゴルフにベースボール、魔除けの鬼の面など・・・。単品で見たら目も止めないものでしょう。富士屋ホテルさんにあるので奇抜です。
夕食
お料理はコース以外にも別注料理もあり様々です。いただいたのは18000円のスタンダードなコース料理です。
献立とご説明はありましたが、細かいところの料理の説明は少なく勘です!!お料理の内容に関しては、自分の推察を交えた感想となっておりますので、ご参考程度にお読みください。
サービスプレートは金の縁に、藍の景色模様が描かれています。訪れたのは冬、献立にはクリスマスのイメージが印刷されていました。
せっかくなので富士屋ホテルさんラベルの白ワインを頼みました。ワインの良し悪しは分からず酸味やら辛味やら程度が分かる程度です。ただ、このワインは濃潤で仕上げが日本酒のようです。
【アミューズ】:食前のお楽しみ
右から。フワフワ生地の卵とタマネギが薫るキッシュにパイ生地を添えて。 真ん中のパテ・ド・カンパーニュは豚をミンチにして、香辛料やナッツなどを練り込みベーコンで包み蒸しあげた物だそうです。プリっと締められたベーコン地に切れ目を入れてピクルスを挟み、酸味が程よいオリーブ風味のグリーンマスタードソースで。 左の3品目は鱒(ます)のマリネ。優しくスモークした唇で切れそうな柔いマス、品の良いクリームソースを巻き上げキャビアでアクセント。ディルのハーブを使って、甘く仕上げた香草ソースがよく合います。
【オードブル】:蟹サラダを乗せたカリフラワーのフォンダンに甲殻類のジュレ
シャンパングラスにはエディブルフラワーの鮮やかな彩がまず目に入ります。献立にあるフォンダンはフランス語で「柔い」「溶解」などを指すようです。砂糖水を煮詰めて水飴を作って、ふわっとなるまで練り上げた物です。これにカリフラワーを練り込んであるのかと思います。
2層構造になっていて、上層のカリフラワーフォンダンにはカニのエキスも入っている?そしてほんのり甘い。カニ身が移り香したのか甲殻がとても匂う。下層はラングスティンという手長海老のお出汁のコンソメ仕立て。オマールエビの種で和名ではアカザエビだそうです。
フォンダンにはたっぷりのカニのほぐし身を乗せてあり、オマールエビ種のコンソメはジュレ状にしてあるので絡みが良くフォンダンの甘味に甲殻香ばしさは上品MAX。
【パン】:3種、発酵バター
クルミパン、全粒粉パン、バケットの3種です。売店にパンの販売があったのですが、とんでもなくいい香りのバター風味が漂っていました。レストランのパンは焼きたてではないですがとても美味い。どのパンも日本人好みのもっちり感があり、特にクルミパンのクルミの量がとんでもなくゴリゴリしています。丸められた発酵バターは、調べると羽子板のような溝が入った板でくるくる回して作るのだとか。う~む、上品な発酵バターは高そうだ・・・。
少し時間が空いたのでダイニングを見回していると、欄間部分には干支の動物たちの彫刻が飾ってありました。
【スープ】:マッシュルームのクリームスープ 又は コンソメスープ
選べるスープです。自分はマッシュルーム、相方はコンソメを。見た目は申し分ないぐらいコーヒーのカプチーノですが、ポタージュは豊潤なブラウンマッシュルーム。クセのないクリームとバターで仕上げてあるのか透明感のある乳発酵です。舌触りは滑らかに塩味は控えてマッシュルームが躍っております。
口に残らないように細粒に砕かれたマッシュルームは舌触りはとても滑らか。風味を逃がさず閉じ込めたスープには、2欠片のマッシュルームも入れ込んで豊潤過ぎる贅沢な香り。
富士屋ホテルさんのコンソメは塩加減はかなり抑えてあり、透明感はもとより一筋の光明の上を歩いているような黄金出汁の元になるのは何でしょう?鶏、タマネギ、他の野菜は・・・キャベツ、ニンジンなどのブイヤも見え隠れしているような・・・。さっぱりあっさりで味というよりは鼻に抜ける上質な薫りを楽しむ京和出汁のようです。
【ポワソン】:キンメダイのブレゼ ヴェルモットの香る ジュ・ド・コキヤージュ
献立の前説明を。ブレゼは蒸し煮。ヴェルモットは香草・スパイスなどで風味付けした白ワイン。調べるとフォンは煮汁に対して、ジュは抽出だしとあります。コキヤージュは貝類を指します。付け合わせは京野菜の聖護院カブに、青いワンポイントは菜の花です。
黄色いワイン(富士屋ホテルラベルのワイン?)とアサリの出汁を生クリームで溶いたと思わしきソース。ソースの緑は生パセリ?ふんわりと蒸した赤色鮮やかなキンメと、バターとアサリを主張したソースはよく馴染み美味。
【グラニテ】;お口直しのグラニテ
グラニテは旬の柚子です。グラニテは氷菓を意味します。庶民的に言うと「かき氷」です。白ワインと搾り柚子を煮切ってからシャーベットにしてあるのかな。
敢えて甘味を持たせずユズ本来の薫りを活かしたほろ苦い柑橘な大人味。ゆず皮の香りは香ばしいがエグ味は排してさっぱりと仕上げてあります。まさに旬である冬のお口直しです。
次はメインの肉料理です。クローシュという銀の丸蓋がテーブルにやってきました。このディッシュがテーブルのすべての席に配されたあと「パカーン!!」と一斉に開け放たれます。すぐに蓋がどこかに行きそうだったので、「写真とらせて下さい!」とお願いしたショットでございます。お忙しいのに面倒な御客で申し訳ない・・・。めでたくこの後すぐに「パカーン」と開けて頂きました。
【ヴィヤンドゥ】:牛フィレ肉のポワレに根セロリのピュレ トリュフソース
肉料理のメインは栃木県産の和牛フィレとのご説明です。根セロリのピュレは、セロリアックという品種でセロリ独特の癖のある青味ではなく香りはやさしく。ピュレはペーストのような物を言います。肉の傍らにある白いムースです。マッシュポテトのように裏漉ししてバターで伸ばしてあるのかソースと一緒にいただくと、とても落ち着いた味になります。
フィレ肉はしっかりとした歯ごたえを残した赤身でありながらも、噛み進めると自然に口に残らないほどに柔い。脂加減はおとなしく、赤身和牛の深層の旨味をしっかりと味わえます。ソースは恐らく赤ワインベースにフォンドボーとトリュフを混ぜ入れて煮詰めてあるのか濃厚。血や肝のような苦みがありました。一緒にペーストにしてあるのでしょうか。
付け合わせの濃厚ブロッコリームースがメインに負けない手の入れようです。ほぐし蒸しブロッコリーをあしらい、上にはスライストリュフ。青々しいペーストをパンや肉に塗っても、かなり美味しかったです。他の添え付けには、芽キャベツの器にサトイモ?とフォアグラ?のみじん切りが盛られ、百合根とカリフラワーが添えてあります。
【デザート】:苺のシブーストにシャーベット
シブーストはフランス発祥のケーキなんだとか。ムースよりもやわやわの生地はメレンゲ、カスタード、ゼラチンで固めた物かと。上生地にはカラメルを塗ってパリッと焼きキャラメリゼ、下生地にはスポンジ生地にお酒をしみ込ませたサヴァランの様です。 ジェラートには甘味だけが残る濃熟イチゴで、撮影している間から溶けていきます。融点が高いからか冷たさはあまり感じない不思議。タルト地風のクッキーと、焼きメレンゲをクラッシュを散らし、酸味が強く味変が楽しめる赤い苺ソースと黄色のバニラカスタードソースのあしらい。水菓子は苺、ラズベリー、ブルーベリーとクリスマスの彩りです。
【カフェ】:カフェ4種 小菓子
コーヒー or エスプレッソ or 紅茶 or バーブティーから選べます。エスプレッソはシングルショットからダブルショットまで選択ができます。せっかくなのでダブルショットのエスプレッソをお願いしました。濃いエスプレッソですが、日本人好みの中性的な風味で飲みやすく、生クリームも一緒に配してくれます。生コーヒーにはトロっと少し生クリームを垂らすのが好みです。小菓子は深味のチョコのマカロンと、香ばしく焼かれた一口マドレーヌ。
朝食
朝食もメインダイニングの同じ席に案内されました。夜と朝ではダイニングの雰囲気は別室のように異なります。夜はドレスコードで高貴な趣きを、朝はライトで明るい感覚です。
朝食はメインが異なる4コースがあり、選択肢がとても多く迷ってしまいます。そのうちの1コースは追加料金の「フジヤスペシャル」はワンランク上の朝食が食せます。自分達はスタンダードの朝食で、自分はメインを卵料理、相方はパン料理を選択です。
テーブルに着くと、waterが注がれます。
・季節のスムージー、グレープフルーツ、オレンジ、トマト
季節のスムージーは小松菜。見た目の色は青々としていますが、苦みはなくとても甘い。バナナとリンゴを一緒に擦ってあるのかな。もう1つはグレープフルーツをお願いしました。フレッシュと言うだけあって生搾り感が充足しています。
・サラダ(トマトor和風ジュレのドレッシング)
サラダはトマトと和風ジュレのドレッシングから選べます。トマト味が濃ゆいイタリアン風で、和風はジュレ状にして絡みやすく、醤油とお酢が強いタマネギ風味。ドレッシングを選んでからサラダに掛けていただけます。
・ヨーグルト(生クリームのホイップヨーグルト?)
・フルーツ(ピンクグレープフルーツ、オレンジ、ブルーベリー、イチゴ、キウイ、パパイヤ)
フルーツの種類は豊富です。ヨーグルトはトロトロで粘度が高く優しい酸味。何かと合わせてあるのか。フルーツとヨーグルトを潜らせて口にした後、イチゴジャム加えてでいただきました。
【ブレックファスト フジヤ:メインが卵料理】
・パン(ホテルブレッド、クロワッサン、レーズンパン砂糖まぶし)
・イチゴのジャム、発酵バター
メインプレートが卵料理or生ハムだと、おかわりが出来る3種のパンが付いてきます。ホテルブレッド、クロワッサン、レーズンパン。富士屋ホテルさんのパンは言うまでもなくうまい。レーズンパンには細粒の砂糖をまぶしてありました。クロワッサンはバターたっぷり練り込んであります。味付けは夕食の時と同じ発酵バターに苺ジャムで。
・卵料理オムレツ(スパニッシュ蟹、ソーセージ、ハム、ホウレンソウソテー、ジャガイモ、塩コショウ)
卵料理の調理はスパニッシュオムレツを選びました。ミルクで溶いてあるのか、ふわふわで滑らかトロトロに焼き上げてカニ味に仕立ててあります。お好みで塩コショウを。ソーセージは歯ごたえも味もたくましく、ハムとソーセージは上物の美味しい物。卵料理をメインにするとスープはありません。
【ペストリーブレックファスト フジヤ:メインがパン料理】
・パンケーキ、フレンチトースト、ホットケーキ
パン料理のメインディッシュは人気パンの3種盛り。パンケーキはふわふわ、フレンチトーストはしっとり甘味に香ばしく仕上げ、ホットケーキはクレープ生地を重ねたミルクレープのような物だったとの相方の感想。甘党ならこの朝食一択かと思います。
お供は、粘りの強い濃厚でコクがあるハチミツ、ベリーがそのままゴロッと入ったジャム、しっとり滑らかホイップクリーム、メイプルシロップ、組み合わせを変えればバリエーションはかなり豊富です。パンケーキ等々、かなりハイカロリーな朝食ですが、どれも上質で卑しくも全て平らげていました。美味しいのですよ・・・。と、相方のお言葉。
・カリフラワースープ
カリフラワーのポタージュの香り付けにはここにもカニらしい甲殻風味が薄っすらと。舌触りはスムーズ滑らかにカリフラワーは生のままクラッシュしたかのように薫る、こってり濃い味は生クリーム仕上げでしょうか。
・ソーセージ、ハム、ホウレンソウソテー、ジャガイモ、
卵料理と同じ加工肉とほうれん草のソテープレート。是非もなく加工肉は良い物が使われています。内容からすると卵料理よりパン料理かサラダ料理の選択が楽しめそうです。
【各コース共通】
・コーヒー(生クリーム)、紅茶(ミルク)、ハーブティー
選べるteaは3種です。最初に入れて下さるカフェはおかわりができます。コーヒーはとろりとした生クリーム、紅茶にはミルクで。朝食もバターを使ったお料理が多いので年配の胃にはブラックコーヒーやストレートティーで丁度良く。
まとめ
富士屋ホテルさんを堪能するには1泊では絶対に不可能です。1泊目はフレンチ、2泊目は一品物、3泊目は和食、朝昼食はラウンジで食したり、プールも泳いでジムを使って、歴史探訪もして、昼下がりはアフタヌーンティーとスィーツを楽しんで・・・なんて滞在が理想です。まぁ、難しいです。お料理の手の込みようや歴史的価値、死ぬまでにこんなお宿・ホテルに泊まってみたい思うなら、富士屋ホテルさんでの一泊は是非に体感しておくことをお勧めできます。あ、温泉にこだわるならお部屋のお風呂で源泉かけ流しを。
宿泊料金
カスケードウィングでの夕食なら70000円ぐらいから、ダイニングフジヤのフレンチ・和食を食するなら90000円からが最安値かなと思います。立地、伝統、おもてなしからすると、高級ホテルなら安価な方かもしれません。gotoと今では使えないyahooプレミアム会員の10%引きで破格に宿泊させて頂きました。この記事をアップした時点ではポイント還元やクーポンを利用すると「じゃらん」からの予約が安く滞在できそうです。
宿泊日:2020/冬季
旅行サイト:Yahooトラベル
プラン:メインダイニングルーム ザ・フジヤ(フランス料理)/夕朝付き
部屋タイプ:本館 ヒストリックツイン
合計料金:105400円(2人)
gotoトラベルクーポン:28000円
ポイント即時利用:7740P(Yahooプレミアム会員)
支払い料金:69660円
加算ポイント:696p