冬は毎年のように行く野沢温泉。前々から夏に訪れたら、スキー場のトップである毛無山はどのような様相か見てみたいと思っていました。麓から登ることもできるようですが、山頂の駐車場が使えるということで、2時間30分程度のハイキング気分で楽々夏山森林浴です。地図は国土地理院から拝借。青色が上りで赤色が下りです。
前日の宿泊は野沢温泉の「住吉屋」さんに泊まりました。宿泊記をしたためているので、よろしければ見てやって下さい。
駐車場にはコンドラの架け替え工事関係者の車が数台止まっているのみ。オレンジの矢印が登山口です。
ゴンドラの新設工事によりグリーンシーズンのアクティビティはお休みとなっていました。登山口も迂回路を作ってありました。通常はゲレンデから入るのかな。
新しいゴンドラの駅舎を作っている様子を横手に。今シーズンの冬が楽しみです。
小毛無山との分岐です。まっすぐ行くと小毛無山展望所、左へ曲がると毛無山山頂です。下山は小毛無山方面から戻ってきます。
山頂方面へ向かいます。
振り返ると旧駅舎が見えました。旧ゴンドラの支柱も撤去されていましたが、旧駅舎はレストランとして残すのかな。
トイレ?のような建物の横を抜けて行きます。
ふむ・・・・今年はクマの目撃や襲撃のニュースが多い。
とても整備されているので道は明確ですが、雨が続いたせいか地面はボコボコで歩きにくい。
道の両脇には花がちらほらと咲いています。アサギマダラもいてました。
ヤマハハコかな。
ここまでは緩い登りで花を眺めていたら林道に出合いました。林道を跨いで刈りこまれたゲレンデをまっすぐ進みます。下山時はこの林道を右に進み小毛無山へ。
再び登山道へ。この付近でも目撃情報があったのか、クマさん注意の看板。できればお会いしたくない・・・。
スキーなら楽々と滑り降りる斜面ですが、激登りに相方はバテバテになっています。冬とは違い樹林に葉があると、防風されるのか全く風がない。また、湿度も高く疲労が強い。
大きなイタドリ。
振り返ると高度感が出てきました。しかし、水蒸気が張り出し眺めはあんまりです。
リフトの終点が見てきました。リフトだと10分かからないのに歩くと50分程かかります。
ヤナギランが顔を覗かせます。
リフト終点を超えると頂上の無線中継塔が見えてきました。
再び林道と合流し最後の上り。
あと少しで到着。ここまでくると気持ちのいい風が吹き始めて体を冷やしてくれます。
山頂脇には「赤滝登山道」があります。麓から谷筋を通るコースのようです。
鉄塔の土台からは霞の景色で何も見えず。
この塔はありがたくも展望所が設けてあるので是非に上がってみます。
冬からは想像もできないぐらい鬱蒼としたジャングルのようです。水蒸気が多すぎて眺望はほとんどなく。眺めはないだろうと思っていたので諦めもつきます。さて、お昼ごはんを摂って小毛無山へ向かいます。
最初の林道出合いから林道を歩くとスカイラインというコース入り口から入ってきました。山頂から直接スカイラインコースに入れる新しい道を作っているのか?それだとかなり便利になります。 野沢温泉スキー場LOVEな人以外からすると訳が分からんと思います。ローカルネタで失礼。
プレハブすぐ隣に小毛無山展望への案内板が立ててあります。車が通るダブルトラックの完全なる道です。
車5分も歩くと、絵にかいたようなRPG感たっぷりの塔が出現。
下から見上げると最上階に中ボスがいそうな気配がします。
螺旋階段を上がると、なんだか少し寂しい感じがする無機質なコンクリート造。
親切に方位盤も設置されています。天気が良ければ北アルプスや妙高山も見えるようです。
今回は辛うじて野沢温泉街が見れる程度。ずっと景色があるスカイラインコースの尾根を上がってくるのも楽しいかも。
反対側は先ほど行ってきた毛無山の鉄塔が見えます。40分も歩いてないのに、物凄く遠くにあるように感じます。残念だけどハイライトがないまま下山です。
プレハブがあった案内板の目の前に道がついているのでそこから下山です。これは下山路から見たプレハブ方向。
樹林帯の中を整備された階段を下っていきます。GWのスキーだとこの辺りは人工コブができるところかな。
季節的にはもう終わりであろうヤマアジサイが元気に咲いていました。梅雨が長かったからかな。
樹林帯を抜けて小毛無ゲレンデに出ました。
最初の分岐をゲレンデ側から戻ってきました。
駐車場まで戻ってきました。いつもはスキーで滑っている所を歩くという不思議な感覚。雪景色しか見た事がなかったので、深緑の季節も体験できて面白かったです。今年は眺望に恵まれない山歩きが多いですが、温泉を浸かるにはいい運動ができました。さてさて、汗を流すべく野沢温泉にある本日のお宿「常盤屋旅館」さんへ急ぎます。