田ノ原湿原を歩いてからのハシゴハイキングに琵琶池を周遊しました。小雨程度であれば問題なく歩ける整備されたハイキング道です。
田ノ原湿原の記録もよかったらどうぞ。
前日に泊まった渋温泉の小澤屋旅館さんの記事はこちら。
サンバレースキー場の駐車場が無料で開放されています。行くかどうか迷うぐらいの雨が降っています。終始、ハイカーさんに全く会わなかったので普通は行きませんな。
細かいコースタイムは載っていませんが、1周すると一時間半ぐらいの所要時間でした。
ハイキング道入り口は駐車場内の赤矢印の所から。舗装されていますが車両は進入禁止です。
まもなくして池が登場。
7月終わりなのにやけに背の高いアジサイが咲いています。梅雨が長いのと標高があるので2か月ぐらい下界に比べると遅れているのか。
周遊コースの入り口に到着です。ぐるっと1周すると道の反対側へ戻ってくることになります。
進んでいくとつづら折りで高度を下げていきます。ダートではなく完全に舗装されたアスファルトの道が続きます。
つづら折り下りきると分岐があり、駐車場へ戻る進路と周遊コースに分かれています。周遊コースで水無池方面へ行きます。
時折、樹林帯から覗く琵琶池の様相。
途中炭焼き窯の跡がありました。
雨が続くためかキノコがそこらじゅうにもりもりと生えていました。キノコは詳しくないが生体は気になりますねぇ。
見上げると深緑のトンネルにマイナスイオン。
おお!ギンリョウソウだ!見るのは初めてだったりする。たぶん、相性があまりよろしくなくお目に掛かれない。
お花が豊かですなぁ~~。
ヨツバヒヨドリという花に停まるアサギマダラという蝶々。街中では不気味に感じてしまう虫も、山の中で見ると何故か美しく、しかも触れてしまう不思議。年いってきてるからか・・・。
といってる間に車道に出ました。
5分もない程に車道を歩きます。
駐車場とは反対側にあたる琵琶池の雨でしっとり潤う情景。向こうに見えるのは笠ヶ岳かな。
車道を進んでいると確かな踏み跡があるダート道がありハイキング道へ復帰。チャリとバイクは禁止の標識。単車で走ると気持ちがいいであろうアップダウン。マウンテンバイクで山遊びをする身としては、確かにこれは最高だろうなと思う道です。
ダートから舗装路に変わり「旭山」の分岐に着きます。まっすぐ進むと琵琶池周遊コース。
再びダートの道に変わり、いよいよ登山という雰囲気です。
なんだこのBIG茸は!どうやらドクヤマドリという毒キノコ。ネズミなら致死性があるほどの毒があるとか・・・。笠を開きまくりで胞子全開放出中で今にも爆発しそう。なめ茸のような群生も、おいしそうではあるが・・・キノコはチャレンジできない・・・。
分岐から7分で山頂と駐車場の分岐に到着。事前情報から旭山は眺望がないのは知っていたのですが、カロリー消費に相方がガンガン上がっていきます。
大雨になると水路になってしまう登山道は、土が雨水によってかなり持っていかれています。
分岐から12分程で白樺の樹林帯保全地区を抜けます。
山頂には東屋があり過ごしやすい空間ながらもやはり眺望はありません
昭和天皇さんの弟さんが植樹した松?がありました。標識には年式はなく察するに50年以上前よりも古いのかもしれません。
少し眺めがあるところで撮影するも今一つ。お手軽に登れるので、少し刈り込んで見所を増やせば人気がでそうなんだけども・・・。
下山開始。登ってきた順路を下っていきます。分岐を駐車場方面に降りていくと、さらに分岐にたどり着きます。「旭山駐車場」と「一沼」の標識を、「一沼」方面へ進路をとります。
ここからは登山ではなく整備されたハイキング道を下っていきます。
左画像は分岐への出合いですが、ここにきて相方の雨への「やけくそテンション」が高揚し、よく分からないSONGと振り付けで突き進んでいきます。分岐から5分ぐらいでしょうか。「一沼」と「駐車場方面」の分岐に到達。
せっかくなので、一沼(いちぬま)に寄りました。風と雨がなければ最高の水面リフレクションでしょう。
一沼では「ヒツジグサ」という浮草が見頃を迎え元気に花びらを広げていました。
「相方が花びらに酒を注いで器にしたら美味そうだ」
と呟く。えらく畜生な仏様ですこと・・・。
この花を撮影しにくるカメラマンもいるんだそうです。
分岐へ戻り、つるつる滑る木道を慎重に琵琶池方面へ。
少し開けた場所にでました。季節によってはお花畑とかになるのでしょうか。
広場を抜けるとウッドチップが敷かれた道を進みます。足元が柔らかくて気持ちがいい。
出発地点の舗装路へ出てきて琵琶池を1周してきました。
自然散策や散歩といった気持ちで歩くといい運動になる周遊コースでした。自然相手の遊びをしていると、雨が降るとやることが無く困りがちです。残念ながら琵琶池周遊に超絶景はありませんでした。しかし、カッパをきて凌げる程度の雨であれば、動植物を愛でながら問題なく楽しめました。
駐車場に戻って靴の泥を落として、本日のお宿「上林温泉 仙壽閣」さんへ向かいます。仙壽閣さんに泊まってみたい方は下の記事をどうぞ。