この年は梅雨が長引き7月後半になっても降りやまず。登山の予定が予報通り雨天のため中止。志賀高原のお池巡りで安全ハイキング「田ノ原湿原」周遊です。
前泊の「渋温泉 小澤屋旅館」さんの宿泊記もよかったら見てください。小澤屋旅館さんから田ノ原湿原までは車で20分程度で行くことができます。
田ノ原湿原から「木戸池」を一周回るという1時間程度の散歩コースです。
地図には載っていませんが、急カーブ手前に田ノ原湿原駐車場があります。画像中央左にある感版の脇から道がついています。すでに結構な雨が降っていたので、悩んでいたら小雨になりました。険しい道のりでもないので、レインウェアだけを着て荷物を持たずに出発。
整備された石畳の道を進むと分岐点が出てきます。湿原へはこれを左に折れます。まっすぐいっても周回はできるようですが、森の中を歩くよりも開けた場所の方が楽しいので湿原だけを行きます。
駐車場から10分もかからず湿原入り口に到着です。ここからは木道歩きです。
木道は新しく雨が降っていても滑ることはなく安心して歩けます。ただし、落ちると「池ポチャよろしく」になる程に水位があるので注意。正面には笠ヶ岳がお隠れに。
本当に整備が行き届いていて、説明書きにもあるように植物が腐らず泥炭になるので水も綺麗なままです。
天候が良ければ最高なんでしょうが、時折強く降ったり止んだり忙しい。足元の植物がシダに変わり植生もおもしろい。
湿原には沢山の種類の花が盛りを迎えていました。花のことは詳しくはないですが、田ノ原湿原はワタスゲとニッコウキスゲが有名なのかな。前日登った志賀山にワタスゲがわずかに残っていましたが、7月下旬の田ノ原湿原では見ることができませんでした。
木道が終わると緩やかなダートの登り道に変わります。
高度を上げると湿原が一望できるようになってきます。
上がりきると今度は整備された砂利道の階段を降りていきます。
階段を降りきると木戸池に到着です。ここから池を右回りと左回りに池をぐるりと1周することができます。
ほぉ・・・。深さが6mもあるんですか。池にいたのはほとんどが鯉だったような・・・。
晴れそうになってきたと思ったら、どんよりとした雲が張り出し一変して不気味な池に変貌・・・。
池を取り囲むように木道が敷かれてあるので安心かと思いきや、ここのはかなり滑る!あぶないあぶない・・・。
木道から舗装路に出るとゴールの木戸池温泉ホテルが正面に見えてきます。丁度お昼時だったのでホテルでランチタイムとしました。
7月はコロナ渦の影響がまだ強かったのでホテルには人が少なかったです。メニューはそんなに多くはなく、ホテルの御飯というよりは定食屋さん的です。焼肉重とかつ重を頼みました。ゲレンデサイドのホテルなので、冷凍・レトルトのゲレンデ食かなと思っていたら、むちゃくちゃ肉厚のある「豚焼肉」と「かつ重」がきました。注文からえらく時間が掛かったのは、ちゃんと調理していたからなのでしょう。熱々のお手製でおいしかったです。
お腹がいっぱいになったところで、ホテルの前から来た方向の反対に行くと帰り道の自然歩道がついています。
反対側から見る池は神秘的。
5分も歩かないうちに砂利階段の分岐路に戻ってきました。ここからはもと来た道を駐車場まで往路を進みます。
梅雨が長く連日のレインハイク。小雨とはいえ何時間もの山登りは危険なので湿原歩きに変更しましたが、花も綺麗で昼ごはんもおいしく歩いて良かった。曇天で景色もないときには観光の楽しみは少ないので、少しぐらいの雨であればカッパを持って行けば志賀高原で楽しめる場所の1つではないかと思います。
このあとお池巡りをハシゴして琵琶池へ向かいます。
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