いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

上林ホテル仙壽閣【長野県 上林温泉】~洗い場で足がすくわれそうな圧倒的湯量に、野菜たっぷりの美味なる季節の会席料理で心が緩む~

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 仙壽閣さんは1929年に創業。当時としては和建築に装飾美を組み込んだ珍しいホテルだったそうです。外観も館内も高級感溢れる造りとなっています。また、皇族御用達のお宿でもあったようで、皇太子時代に現天皇さんも泊まっておられるハイソなお宿です。

 仙壽閣さんへ訪れる前に行った「志賀高原」の活動記録もよろしければどうそ。

旅情

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 現在の建物は平成元年からの物だそうで、それでも32年の歳月が過ぎています。大事にしておらるようで建物に古さは感じません。

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 重厚で品のある玄関にプレッシャーを感じながら、車寄せへ停めるとドアマンの人が出てこられました。車はあずけて駐車場へ回してもらうことができます。目の前が駐車場なので流行り病が気になる方は自身で駐車することもできます。

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 玄関脇には源泉が湧き出ている温泉場?があります。読んでみると2キロ先から引き湯しているとあります。武田信玄の隠し湯だったとも言われるとか。信玄さんいろんなところに温泉隠し過ぎですわ・・・。

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 靴を履いたままお部屋へ行くので、衛生面を考慮してチェックインの前に靴を消毒しました。お宿側はいろいろと考えておられ大変です。もちろん館内ではマスクを着用。

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 玄関からお邪魔すると、磨かれた床の大理石に中庭の緑が映って開放感は抜群です。

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 フロントスペースは大きく、手を消毒してソーシャルディスタンスでチェックイン待機です。自分には価値は分かりませんが、年代物の掛け軸が飾ってあります。チェックイン時にgotoの宿泊証明書を先に渡して下さいました。アウトではなくインで渡す気遣いは忘れる事がないのでありがたい。※何も告げず2回目の宿泊でしたが、リピート客ということも知っておられました。お客さんを大事にしておられる証拠。

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 ロビーの脇から館内奥に案内してもらいます。

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 室内の温水プールもあって子供連れのお客さんが遊んでいました。セレブですなぁ。相方は競泳よろしく本気で泳いでいました。ハイキング後の陸ではへばっていたのに、水の中では元気です。

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 温水プールの隣には喫茶スペースがあります。前回はここでお酒も提供していたような・・・。感染症の予防のためでしょう。

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 喫茶スペースではコーヒーや冷水などのフリードリンクをいただけます。また、自動販売機も設置されていました。

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 喫茶スペースの横は売店となっています。郷土の小物、お酒類からアイスクリームまでなかなかの品揃えです。

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 丁度、喫茶スペースの前から中庭へ出ることができます。ここは喫煙所になっています。

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 喫煙スペースでもありますが、緑が一杯の仙壽閣さんの自慢のお庭を眺める場所でもあります。

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 前に来た時は真冬だったので、雪が一面で散策も出来ませんでした。そのため、庭の良さが伝わってきませんでしたが、たくさんの花が植樹してあり、木々の間から見える建物の壮観さも映えます。

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 館内に戻って売店前を進んでいくと、突き当りはエレベーターホールになっています。エレベーターを左手に進むと大浴場があります。

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 エレベーター前を左に向くと浴場への道すじ。大浴場に行く途中に「談話室」と、正面奥に居心地のよい「休憩処」があります。

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 音楽セットや図書も置いてあります。コロナの騒動がなければここが本来の喫茶スペースです。前の宿泊ではこちらでコーヒーをいただいた記憶があります。複数のお茶類も置いてあって充実していました。密にならないように今は仕方なし・・・。

 

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 大浴場手前の休憩スペース眼前には滝があります。なんとも涼を誘う景色です。実際はお風呂上りだとあまり涼しくはありませんでしたw そして滝の下にある池には鯉が泳いでいます。この池は温泉も注がれているという贅沢池です。

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 さらに進むと浴場前に到着です。手前から貸切風呂、女性風呂、男性風呂となっています。これまで通ってきた宿泊者の共有スペースは、すべて中庭を取り囲むようになっており、どこからでも中庭を眺められ光が常に入ってくる明るい造りです。

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 「談話室」の正面から、1階客室棟と「離れ」への廊下がついています。客室は3階合わせて35部屋ぐらいあり、温泉付きのお部屋もあるようです。

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 こちらは離れの、やけに立体的な空間の階段です。前は無料のグレードアップで離れに通して頂きました。本間を取り囲むように廻り縁が付いてあって豪華なお部屋でした。が、この階段は結構な面倒さがありました・・・。最奥なのでお風呂が遠い。アップダウンが多い。これは風呂好きには由々しき事です。文化財のお宿とかなら階段多くてもワクワクするのはなぜか・・・。

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 3階のエレベーターホールには、豪華な手すりがある折り返し階段が地下まで付いていました。地下は搬出入出口なのか、リネンを整理する従業員の方々が、仕事をしながら談笑する声が響いていました。私的には裏方さんの働く姿が垣間見える?聞こえる?風景は好きです。

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 歴史人の書や画が普通に館内に飾ってあります。レプリカで本物は大事にしまってあるのか。客室廊下には、これでもかっていうぐらいに展示してあります。

 

お部屋

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  案内して頂いたのはお部屋は207号室です。

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 間取りは本間10畳+広縁6畳+広々玄関+バス+トイレ+洗面です。

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 流行り病の影響によりウェルカム茶は省略です。お茶請けは売店にも売っていた仙壽閣さんのオリジナル?の温泉饅頭。

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 玄関は広々としており、上がってすぐにトイレと洗面があります。

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 洗面にはPOLAの化粧水から乳液まで充実のアメニティ類が揃っています。温泉ではありませんがバスも併設されています。

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 大人2人で使うには余裕があり、3人でも丁度良いぐらいの10畳の本間。和風ですが鉄筋コンクリート造のホテルなので特に凝った装飾などはなく。

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 広縁も大きく空の冷蔵庫が置いてあります。冷蔵庫の上の棚には「志賀高原の天然水」の用意もあります。お部屋の説明書きには、「蛇口の水は志賀高原の天然水なのでおいしく飲めます」とあります。

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 ベランダからは裏庭と、離れに、志賀の山々の落ち着いた景色を臨みます。冬に訪れた時は裏庭にタヌキが出ました。

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 サービスも行き届いています。お布団敷の時に新しい浴衣とお茶セットの入れ替え。お布団上げの時にもお茶セットが入れ替えられてあり、ドアノブには朝刊が掛けられてありました。

 周辺には商店らしきものはありません。しかし、館内のサービスは充足しているので、よほど嗜好の物でない限り買い足しは必要はなさそうです。

 

お風呂

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 仙壽閣さんには男女別の大浴場が1カ所ずつに、それぞれ露天風呂が併設してありあます。有料の貸し切り風呂も2カ所あります。ただ、温泉好きな方であれば大浴場一択ではないかと思います。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉となっており、無味無臭のあまり特徴のない温泉です。分析表には少し塩味とあり、確かに言われればわずかに塩味を感じるか。ちょっと残念な聞きです。実はそこではなく、売りはやはり・・・湯舟が大きいのにどんどんとお湯が入れ替わる圧倒的湯量にあります。浴感はツルりとして湯上りはしっとりと肌にやさしい湯、なのでとても入浴しやすいのも良いです。感染予防に浴場は人数制限が設けてありました。

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 内湯はよくある大きな御影石の湯舟が1つとシンプル。人によっては「あつ湯」に感じる程度の湯温。前はもっと熱かったような・・・。

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 昔の銭湯のように天井空間は女性風呂と繋がっています。画像の湯舟の淵から外を見て頂くと、湯舟の淵全体から溢れ出す凄まじい湯量は大洪水状態。タイトルのように足元はすくわれることはないものの、洗い場に寝ころんだら間違いなく寝湯ができます。 湯舟に入ると新鮮な湯が体を撫でていく感触と、多くはないが白い湯の花も浮遊して湯感は絶頂です。

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 温泉成分で黒くなったと思わしき壁は滝のようになっていて、とんでもない量のお湯が注ぎこまれます。女性の浴場も同じ造りとなっていて、この壁の向こう側にも同じ湯量の滝があるのが凄い。10人以上は余裕をもって入れる湯舟なのに、すぐにお湯が入れ替わるので常に新鮮湯です。

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 露天風呂は内湯に比べると「ぬる湯」で長居できます。庭のように手入れされており、緑の木々がとても清々しく爽やか。

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 露天風呂もありえないぐらいのお湯が投入されています。注ぎ口は滝!!ザバザバとこれでもかと流れ込みます。岩の捨て湯口からも内湯に負けないぐらいお湯が溢れでしています。まるで堰を切った川だ・・・。決壊状態!

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 脱衣所には髭剃りからPOLAの化粧品類まで揃えてあり、常に新しいバスタオルも用意してあります。そして、志賀高原の天然水サーバーが設置されています。

 

お料理

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 朝夕共にお食事処「鹿鳴(ろくめい)」でいただきました。入り口には消毒用のアルコールと紙の「マスク入れ」も準備してありました。通常は一品一品丁寧に提供しているのだと思います。「コロナ対策で複数品の配膳になることもあります」とのことでしたが、全く気になりませんでした。温かい物と冷たい物は各々適温で、信州の夏野菜盛り沢山で品よく丁寧に仕上げてあります。

 

 献立は頂いたお品書きをもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

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 温物の「炊き合わせ」と「蒸し物」は先に配膳されてありました。

通り雨北信五岳にに虹の端

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【文月】:ブルーベリー酒

【山開き】:ハス芋 鱧薄衣揚げ 黄身酢 茗荷

 ブルーベリー酒は特融の酸味を控えたマイルドなロゼワインのような口当たり。ほんのりとした甘味と酒気がよく感じる大人の味。 先付に当たるハモは小麦を打ち粉にしてさらりと揚げて、網目が特徴のハス芋を座布団に鎮座させてあります。これに雑味のない濃いまろみのある黄身酢を回し掛け針ミョウガを飾ります。ハモの衣と黄身酢が混ざると、ハモの旨味が賑やかに引き立ちます。

 

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【夕涼】:

①珍味 順才 生姜

②ベーコン粒芥子

③枝豆 パプリカ川海老

④サーモン糀

⑤小茄子

 ①秋田県産のジュンサイをカツオ出汁に浮かべ、擦りショウガを少々持たせて清らかな味と食感に仕上げてあります。 ②ベーコンはあらかじめ粒マスタードをすり潰したものと一緒に香ばしく焼いた物。 ③枝豆は程よい塩加減で夏の風物に緑の涼。装飾のパプリカはカエデに模してバターでソテーかな?。川海老は香ばしく素揚げにして塩を馴染ませて。 ④サーモンは塩麹なのですが、ほのかに薫るものではなく、甘酒で蒸し焼きにしたかのような濃密な糀(こうじ)の底力を感じます。 ⑤小茄子は田楽とのご説明。口にいれた瞬間「!!」。茄子を立てに切れ目を入れて素揚げにし、切れ目の隙間から田楽味噌を注入して捻じってありました。これは新しい・・・。捻じりがまた陶磁器の置物のように座わらせておもしろい。

 

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【雲海】:豆乳スープ 夏野菜 牛蒡煎餅

 市販されている豆乳の5倍の濃さがあるのだとか。隠し味に信州みそを入れ込んであるそうです。限りなく豆腐に近い豆乳で、大豆風味が濃密で味噌で熟されコクが深くチーズのようなミルキーさ。乳製品じゃないのにチーズ感が半端ない・・・。

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 そのまま、食べても良し、夏野菜をディップして食べても良し、まさに和製バーニャカウダーです。妙な柔らかさがある食感はパンナコッタに似ているか。「コーンを入れて食べて下さい」と説明を受け、で入れると濃厚コーンポタージュに早変わりです。なんなんだこいつは!!?? 味の変化が面白くて自然に笑みが出てました。夏野菜は黄・緑のズッキーニ、生でも食べれるコリンキーという南瓜、レンコン、棒ゴボウの素揚げ、ニンジン、湯剥きミニトマト、とうもろこしです。

 

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【虹の橋】:旬の物、あしらい一式

 お造りは4種盛のヒラマサ、ヒラメ、マナカツオ、本マグロです。やや熟成タイプの食感は、どれも素材の味がしっかりと乗っており新鮮そのものです。加味はすこし甘さのあるたまり醤油の様です。ワサビはやや辛味を抑えて甘みが強く粗削りにしてあり、料理によって擦り分けをしているようでした。妻は蓼、大葉、大根けん。飾りに紫蘇花。

 

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【心遣いの一品】

 献立に載っていない信州そばのサービス品です。あらかじめ麺つゆに浸してあり、コシがありながらも歯切れがよく、そば粉のぼそぼそ感もしっかりとあります。手打ちのお取り寄せとかでしょうか。つゆは濃い目の合わせ出汁かな。薬味にネギとワサビです。

 

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【巖滴り】:冬瓜醤油豆 牛蒡 粟麩オランダ 木の芽

 冬瓜と粟麩の炊き合わせなのですが、醤油豆(しょうゆまめ)とはいかに。調べてみると香川県の郷土料理で、そら豆を焙煎して醤油とみりん等で漬け込んだ料理だそうです。調理法としてトウガンを焙煎してから煮たということでしょうか。トウガンの風味がお出汁にしっかりと出ています。粟麩は粟から作った生麩に片栗粉をまぶして揚げてあります。浸し出汁は冬瓜を炊いたものですが、牛蒡の土香りとサンショウの青さが滲み出て、それが粟麩にも沁み込んで美味い。

 

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【仙石蒸】:信州牛蒸し レタス 野菜 茸 タレ 薬味

 肉料理は「すきやき」「しゃぶしゃぶ」「蒸し」から予約時に選択できました。この度は「蒸し料理」を選びました。直接せいろに盛ってくるのかなと思いきや、わざわざ蒸す前の山盛りの状態を持ってきてくれました。くり貫いたレタスの中に具材が宝石箱のように盛り込まれています。期待が膨らみます!

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 さらに、調理されてくるのかと思いきや驚きのテーブル調理のパフォーマンス。次に登場した時には蒸籠(せいろ)にきれいに並んでいます。蒸籠(せいろ)の下には焼き石が敷いてあり、蒸篭の中へお出汁を回し入れると、一瞬のうちにお出汁が沸騰し、ものの数分で風味が移って蒸しあがります。登り竜のごとく蒸気が立ち上がります。

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 盛り込まれたお野菜はバリエーション豊かで、もやし、ズッキーニ、かぼちゃ、ブロッコリー、ナス、ニンジン、紫たまねぎ、水菜、器のレタス、もしかしたら他にもあったかもしれません。茸はシメジ、エノキ、マイタケ。メインは信州牛のロースでしょうか。切り身と、黒コショウをまぶした玉葱巻きの2種を用意。

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 味付けは信州味噌ダレ、ポン酢に、薬味は「わけぎ」「刻みニンニク」「酢橘」です。味噌ダレには擦り胡麻が混ぜ込まれたゴマダレ。ポン酢は塩も酸味も、とても優しい。いや、優しすぎるぐらい。薬味に秘密があって味変に酢橘を絞るとよく知っているぽん酢の味に変化します。加味にも工夫がなされて、いろいろな味で楽しめます。旅館飯でこんなにもお野菜をたくさん食したのは初めてです。

 

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【浴衣】:湯葉蒸し フグ 海老 茸 銀餡 山葵

 ひたひたの餡に浸された湯葉は緩く溶けてしまうほどの柔さ。具材を入れ込んだ器にふわりと被せ、濃い味の銀餡を注いで甘い本ワサビを添え付けてあります。銀餡のお出汁はシイタケの戻し汁かなぁ。餡と湯葉が溶けて混ざり合うと、とてもシルキーな餡になり具材と絡めて口にすると深さが増します。最初から配膳されていましたが、本来であれば献立のこの位置。御飯の前にこれをいただけば、胃袋がほっこりするのがよく分かります。

 

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【夏草】:白御飯 木島平産、味噌汁 浅利、香の物

 白米はツヤツヤでふっくらと炊き上げ甘味が強い。米自体もいい物ですが、これに水と炊き方が合わさると本当においしい。野沢菜はエグ味のない醤油が効いたよく知っている味。上信でも飯山地区周辺の野沢菜は至高です。黒酢?で漬けたと思われる大根はりはり、胡瓜のぬかづけも米が進みます。留め椀は酸味はやさしく、まろやかな甘味っがあるアサリの味噌汁です。

 

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【仏法僧】:アイスケーキ 西瓜 マンゴウ ミント

【土用】:甘味

 献立にはアイスケーキとありましたが、苺とブルーベリーのケーキでした。ベース生地にはチョコをあしらい、中段にはブルーベリーの酸味をマイルドにしたベリームース、トップには刻んだイチゴとブルーベリーのゼリー寄せ。季節のフルーツはスイカに濃密マンゴウ。菓子と果物の両方がいただけるのはうれしい。

 

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 また、チェックイン時のウェルカム茶を、夕食で甘味として配された気遣い。お茶は、抹茶or煎茶orほうじ茶から選べました。信州中野の落雁と一緒に。

朝食

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 朝食は、夕食と同じくお食事処「鹿鳴(ろくめい)」で。席配置を変えて雰囲気を変えてくれる演出。そして、洋食と和食から選べまるのもホテルならでは。

洋食

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・五穀米ほうじ茶粥

・選べるジュース(リンゴ、ブルーベリー、トマト、牛乳)

・野菜スープ

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・厚切りロースハム、スクランブルエッグ、スプラウト、ジャガイモと玉葱のバターソテー

・地元産の旬野菜サラダ(自家製マヨネーズドレッシング、フリルレタス、ベビーリーフ、水菜、トマト、胡瓜、パプリカ、乾燥エノキ)

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・4種のパン(白パン、フランスパン、クロワッサン、食パン)

・スクランブルエッグ用のケチャップ、バター、ニンジンジャム、リンゴのジャム

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・カスピ海果物ヨーグルト(マンゴー、スイカ、バナナ、オレンジ、キュウイ、メロン)

・コーヒーor紅茶(レモン、ミルク、ストレート)

 まず、温かいほうじ茶粥で口と胃を休めます。ジュースはトマトをチョイス。ジュースというよりはフルーツトマトのスムージーで濃厚。スープはゆったり塩加減のお野菜たっぷりのコンソメ。ハムは焼きをいれて香ばしく、牛乳で溶いたふんわりスクランブルエッグはお好みでケチャップを。サラダはフレンチドレッシングのように仕立てた自家製マヨドレッシングで。パンは熱々でニンジンのジャムがうまい。ヨーグルトも果物たっぷり。

和食

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・五穀米ほうじ茶粥

・選べるジュース(リンゴ、ブルーベリー、トマト、牛乳)

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・煮物(人参、大根、里芋、いんげん、揚げ)

・豆乳蒸し

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・籠盛り(白菜のお浸し、フキの佃煮)

・信州ネギ味噌

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・時鮭、ちりめん山椒

・サラダ(自家製マヨネーズドレッシング、フリルレタス、ベビーリーフ、セロリ、トマト、コーン、乾燥エノキ)

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・白米orお粥、エノキとワカメの味噌汁、香の物(野沢菜、梅干し2種)

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・カスピ海ヨーグルト(メロン、オレンジ)

・コーヒーor紅茶(レモン、ミルク、ストレート)

 選べるジュースは甘味が控えめで、さっぱりとしたブルーベリーのジュースをいただきました。ほうじ茶粥は和洋共通のお品。煮物や豆乳餡かけは温かく配膳されています。豆乳とありますが、豆腐のような食感で醤油餡には「からし」を浮かべ薬味のチョイスが絶妙。信州ネギ味噌はお隣の飛騨朴葉味噌のように火をいれます。柏(かしわ)の葉の上に信州みそとネギ、クルミを合わせてあります。朴とは違う味わい。時鮭(トキ)は2口サイズで脂がよくのっています。洋食に比べおかずが多く、夕食と同じく野菜たっぷりなのはありがたく。微妙にサラダとヨーグルトの内容は洋食のほうが豪華?

 

まとめ

 感染症予防のため、できるだけ接触の機会を減らしながらも、サービスに抜かりはなく快適に過ごせました。お宿の落ち着いた雰囲気はゆっくりと、温泉の湯量も相変わらず豪快で湯感が最高です。お料理に関しては前回の冬料理は普通の会席かなぁという感想でした。しかし、今回の宿泊で夏料理を口にして思ったのは、おすすめは圧倒的に夏料理になりました。まとめているうちから、贅沢な湯量に身をゆだね、あの濃厚な豆乳スープが食べたくなってきました。何も告げずに往訪して、リピート客だと把握できるのは宿泊業では最高の心遣いと、私的には思っています。近くに寄ることがあれば、絶対に行きたくなるお宿の1つとなりました。

宿泊料金

 さて、宿泊料金です。GWに訪れる予定にしていましたが、非常事態宣言によりキャンセルとなりました。ダメもとで7月の連休に再予約。4月時点の予約でしたが、20倍ポイントのウィンターセールがまだ残っていたので予約。それにYahoo会員限定クーポンでさらに2000円引きで、かなりお安く泊まれました。

宿泊日:2020/7

旅行サイト:yahooトラベル(一休)

プラン:【ウィンターセール】【ポイント最大20倍!】選べる信州牛のお料理と10品の会席

部屋タイプ:本館和室

合計料金:54000円

ポイント利用:14560ポイント(即時利用)

クーポン:2000円(会員限定)

goto割引:13104円

支払い料金:24336円

獲得ポイント:374P

上林温泉 上林ホテル仙壽閣 宿泊予約

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