いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

伊勢志摩TEPPANオーベルジュCaroCaro鳥羽浦別邸【三重県 鳥羽本浦温泉】~三重鳥羽最古の希少温泉にその歴史と共に心身を委ねる、目の前で鉄板焼きで仕上がる三重の食材は熱が入って尚生きており鉄板から口へ直送調理~

 CaroCaroさんは伊勢湾にある小さな漁港を目の前にした鉄板会席のお宿です。周辺には漁師宿がたくさん見受けられるのですが、営業はされておられない様子です。CaroCaroさんも、かつては名産である牡蠣をふるまう和宿だったそうです。しかし、6部屋というプライベート空間に温泉露天風呂を持たせた鉄板焼きのオーベルジュスタイルで再興されました。母体の姉妹館は車で5分もないサン浦島 悠季の里さん。伊勢には温泉無しと言われながらも、奇跡的に温泉を湧出させた開祖のお宿で、その源泉が運び湯として別邸のCaroCaroさんにも注がれています。

※記事の内容は宿泊した当時の内容となっていますのでご参考程度に。最新の情報は各々ご確認下さい。

旅情

 かつての国道?の上には立派な橋が掛けられており、橋の手前からこの旧国道へ降りる道があります。これがナビあっても難易度が高く二回ほどスルーしてしまいました。しかも、バイバスの橋の下にあるという何とも珍し構成です。

 波止場側へ行くと停泊する船は少なく、かつてはたくさんの漁船が連なっていたのか。

 バイバスの橋の下が駐車場とは、いままでにないスタイルです。

 実は玄関前にも駐車場があるので乗りつけもできます。

 ホテルでもなく旅館でもない佇まいはレストラン??という雰囲気で、泊まれるレストランであるオーベルジュそのままです。

 前庭にはテーブルセットがあります。訪れた時には少々寒さがあり利用するお客さんはいませんでしたが、朝食などもお願いすればいただけるかも? 画像左は鉄板焼きレストランとなっています。

 レストラン入り口には竈がありました。実際にここでご飯を炊いているのでしょうか、薪がたくさん積み上げられていました。

 フロントへ向かう途中、中庭に入ってみると白濁とした温泉??が流れています。でも、運び湯のはずですよね・・・

 温泉?の水場を右手に玄関への道がついています。

 正面の建物を回り込むように玄関が着いています。雪国でもないのに2重扉となっていました。

 玄関を入ると下駄箱に簀の子。パッと見た感じ失礼ながらも幼稚園や保育園を思い出す・・・。

 シンプルな造りはフロント前も飾らない感じで、正面の扉からお隣のレストラン棟へ移動することができます。

 フロントには近隣のパンフレットとセルフアメニティバイキングがあります。

 フロント前にあるロビーでチェックインをしました。

 ウェルカムドリンクはジンジャーティーとオレンジティーです。こちらはfreeで頂くことができます。

 1階は2カ所の貸切風呂のみで客室はありません。

 2階にあがると少し無機質な廊下はかつての建物名残でしょうか。

 建物は3階建てですが、2階には2部屋のみです。

 3階に上がると同じ構造の、やや狭い廊下に同じように部屋が並んでいます。

 3階は廊下最奥までいくと、特別室??の別棟にいく扉があります。

 一度外にでるとすぐに別棟の扉がありました。離れ的なプライベート空間。小さな建物ですが、館内にはエレベーターがあるので多少足元に不安がある方でも安心してステイできると思います。

 立地としては最寄りのコンビニが車で10分なので、必要な物は事前に用意している方がよいかと思われます。

 

お部屋

 案内して頂いたのは304号室です。

 CaroCaroさんでは最も安価なお部屋です。お料理の内容が変わらないのであれば、手狭でも一泊寝るだけなら問題なしという我が家の選択です。

 失礼ながらもビジホなどの方が間取りは使いやすいです。踏み込みは1/3畳ほどの大きさ。

 部屋に入ると手前にリビングスペースに奥には2ベッドです。

 セミダブルを2台。寝心地は少々硬めのマットレス。伊勢なので元々温かい地方ではありますが、厳冬期では窓側は寒く感じるかも・・・エアコンはしっかりと効きますが夜は少し寒く感じました。

 コーヒーメーカーから急須、消臭剤など考えられるセットは全て揃っています。

 クローゼットの中にはレストランには着ていくことはできませんが、寝間着やガウンも用意されていました。バスタオルは2枚用意されています。姉妹館の浴場を利用するなど必要があれば申し付けて下さいという案内もありました。

 テレビ台によりリビングとベッド―ルームが区切られているため少々手狭ですが、2人だと行き交いに渋滞が起こる程度です。

 自分はこのソファで記事をしたためていましたが、相方は椅子を引っ張り出したりベッドでゴロゴロと自由に過ごせる自宅的な感覚。

 クローゼット下にあった冷蔵庫にはサービスの氷結とビールにペットボトルの水、プラン特典であるウェルカムフルーツが入っていました。

 フルーツはピオーネ?とパインでした。あるとうれしい特典です。

 洗面、トイレ周りは最新です。ドライヤーもお高いやつで申し分なく。化粧水などもフル装備で用意されています。

 冬季には屋外での洗体洗髪がつらいこともあり、洗い場と浴槽は隔離できるようにしてあります。

 全ての部屋で循環ながらも源泉を有する姉妹館からの運び湯の露天が付いています。

 温泉はこの水位で循環されています。姉妹館に貰い湯に行った感想としては、後述する姉妹館の壷湯ほどのツルツル湯感です。開業されてまだ新しくヒノキの香りが残っていました。

 他のお部屋はどうか分かりませんが、お風呂は開放感はなく304号室では目隠しで外気の旅情露天です。壁向こうを見ると裏道が付いていたので、壁がないと丸見えなので納得。

 

お風呂

 部屋風呂の他にも館内には貸切風呂が2カ所あります。泉質はアルカリ性単純温泉となっており、分析表には微弱な濁りと硫化水素臭があるとありますが、循環によるものかほとんど無味無臭です。いずれも姉妹館からの運び湯なので完全循環消毒ありとなっています。しかし、消毒臭はほとんど感じる事なく湯感もつるりとした優しい湯です。

 一階のフロント前から一度外に出た所に貸切風呂が2つ並んでいます。

花野の湯

 夜間はライトアップなどはなく、開放的なお風呂が付いた部屋の場合は敢えてこちらを利用しなくてもいいかもしれません。宿泊した時は貸切風呂は常に空きがありました。ただ、湯巡りという点では、姉妹館、部屋風呂、貸切風呂と旅情を楽しむのもありかと。

 湯舟は美濃焼と思われる甕です。大人2人でちょうどよい大きさ。湯感は部屋風呂のほうがツルツル感は強く感じられました。

風雅の湯

 こちらは反対側の浴場で造りは左右対称となっています。

姉妹館

 CaroCaroさんに泊まると車で数分で辿り着く、姉妹館「サン浦島」さんの大浴場も利用することができます。ただし、歩くには1.3kmあり往復20分ぐらいかかります。

 送迎はないので車で往訪する方専用のサービスとも言えます。そういうこともあってかチェックイン時には姉妹館のお風呂の案内がなかったので、利用するなら事前に尋ねることをお勧めします。

 鳥羽にはもともと温泉がなく姉妹館であるサン浦島さんの源泉が鳥羽では最も古い湯だそうです。そんな希少な源泉ということもあってか外来湯が2200円もするので、温泉好きでCaroCaroさんに泊まるのであれば150%利用をお勧めしたい。しかも、思っていた以上の良泉で、強アルカリ性単純温泉らしいヌルヌルとした感触があり皮脂が落ちるとツルツルに変化します。湯使いの明記はないのですが吸い込み口や噴出孔があり恐らく循環加温消毒ありで、気にならないほどの消毒臭があります。浴感からすると源泉の投入はあるかもしれません。

 あつ湯とぬる湯に分けた湯船が多数あり、露天風呂のあつ湯が最もヌメリを強く感じました。3つ壷湯があるのですがちょろちょろと注ぐ湯口があり源泉??と思ったのですがオーバーフローは確認できず。壷湯もあつ湯ほどではないですが結構なヌメリがありました。この壺湯が最も部屋風呂の湯感に近い肌触りでした。

 もらい湯をしに行っただけなのに、湯上りにところてんと焼きたての団子までいただいてしまいました。ちょっとしたうれしいサービスです。

 

お料理

 お風呂を楽しんだ後はお楽しみに夕食タイムです。朝夕共に敷地内にある鉄板焼きレストランでいただきました。目の前の鉄板で仕上げる地食材の数々を熱々料理で堪能することができます。また、鉄板焼きだけでなく煮・焼・揚などバリエーション豊かなコース料理となっています。目の前での専任料理と言うこともあり、献立の全てがベストタイミングで配膳され、テンポの良さも美味しさに相乗効果をもたらせています。

 献立は頂いたお品書きをもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

 前菜などの事前配膳はなく、テーブルには焜炉が置いてありました。

 席に着くと焜炉に火が入り黄色の丸い蓋の鍋が乗せられます。

 初手が鉄板料理でないことに少々困惑。

 鍋が沸くまでにプラン特典のスパークリングワインを注いでいただきました。

【牡蠣の小鍋】

 鍋は鉄板の上であらかじめ温められていたので、セットされるとすぐに沸き立ちました。沸騰し始めるとタイミングを見計らって蓋を開けてくれます。予約時は岩牡蠣の予定でしたが、冬季は真牡蠣になります。小粒ながらも3つも入っており、野菜も新鮮シャキシャキ白菜、三つ葉、紅葉麩、えのき、マロニーです。

 牡蠣そのものはクリーミーというよりは、磯臭さが全くなく牡蠣の純な旨みだけ。広島の磯深さ、厚岸産のような汽水域のクリアでもなく、ただ少々頼りないと思いつつ出汁を掬ってみると、最初は昆布とカツオの合わせが強く香り、最後に鼻の奥を通り抜けるのは牡蠣の上品出汁です。醤油、塩、甘味のバランスも絶品で牡蠣を楽しむというよりは牡蠣汁を楽しむお品です。

 

 牡蠣鍋を食べ終わるとここでシェフがメインディッシュの肉と伊勢海老をお披露目しにきてくれました。

 プラン特典である鉄板焼きの牡蠣と帆立も。

【鮮魚のカルパッチョ】

 メインのお披露目後すぐに配膳されたカルパッチョは「ぐれ」です。関西では「めじな」とも呼びます。スズキの仲間で白身を呈し色合いはヒラメなどにも見えます。彩にはレッドキャベツのスプラウト、紅芯大根、黄色人参、グレープフルーツです。

 背身と腹身の両方が盛り付けてあり背はゴリゴリ腹はしっとりとした食感です。味付けにはライムのドレッシングです。ライムドレッシングは酸味がとても大人しく、柑橘の品のある香りだけで塩はとてもおとなしく、グレの旨味を押し上げる味付けです。浸けても掛けてもとご説明でしたが、掛けて混ぜ合わせて全体になじませ、サラダ風仕立てにする方が確実においしかったと思います。

 カルパッチョを食していると、プラン特典の牡蠣と帆立の調理が始まります。

 

【料理長からの一品】

 まさかの献立には載っていない料理長からの温椀です。

「牡蠣のあられ揚げ 蕪の銀餡浸し」です。見た目は完璧にケン〇ッキーのフライドチキンです。蓋を開けると揚げあられの香ばしさが漂います。カブも自然のままの味でとても柔く炊き素材本来のほんのり甘味はほっこりとろとろ。

 カリカリに上げた牡蠣は鍋物と同じように磯臭は全くなく牡蠣の真旨味を楽しみます。カリカリと厚みのある衣を歯で破ると、ふわジュワっと淡水牡蠣かと思うほどの透明感のある牡蠣汁が溢れ出します。加味はカツオが香る銀餡なのですが、塩味はとにかく控えカブの甘味が滲み出ており、牡蠣の旨味に絡む銀餡は絶妙な塩と甘味がMatchする追い味。しかし、とんでもなく癖のない牡蠣で淡水牡蠣というものがあればこういうものなのかと思う。CaroCaroさんに訪れる途中、多数の小屋があり大盛況でしたが、たしかにこれなら20個ぐらいは普通に食べてしまうw

 

【プラン特典】

 予約時に牡蠣と帆立をチョイスできるので、一人一品ずつ違うものを頼みました。シンプルにバターソテーです。牡蠣は透明感のある味わいはこれまでと変わりありません。やはり、岩牡蠣に比べるとボリュームとクリーミーさは劣る気がします。そう・・・岩牡蠣に比べると真牡蠣はクリーミーさは弱く特有の臭みが抑えられている感じがあり、ここは好みの問題もあるのかと思います。その代わり個数は増量してくれているそうです。 帆立は表面はグモグモと噛める硬さにしてあるのですが、中央付近に差し掛かると中はレアのままにしてあり、生と激焼きが口腔内で楽しめ且つコラボレーションも味わえます。純レアと焦げ香ばしさを共存できるのは鉄板ならではとも言えます。

 

【伊勢海老の鉄板焼き】

 カウンター席の状況をみて伊勢海老が鉄板へ移されます。イセエビはステーキカバーをかぶせるのですが、何度か開けて白ワイン?を掛けて蒸し焼きにしていました。

 蒸しあがると殻から身が外されてソースの中へ一度移されます。そして、殻にだけバーナーでの炙りをいれて直火焼きで甲殻香ばしさを増幅させます。焼き場は甲殻類の浜焼きの匂いで埋め尽くされます。

 身を殻に戻してからホワイトソース、粉チーズ、刻みプロセスチーズを振りかけて、ステーキカバーを再度掛けてチーズを溶かします。最後にバーナーでチーズに焼き目を付けていきます。

 お皿に移して配膳されたのでグラタン風か??と思っていたら、シェフが甲殻類のブイヤであるアメリケーヌソースを忘れていたようで後掛けの回し掛けです。お皿も温められているので、あっつあっつのほっくほっくは鉄板焼きの醍醐味。大きさ的には土産屋さんでは一匹5000円ぐらいの大きさ? アメリケーヌソースは伊勢海老味噌と殻ベースかと思うのですが、色合いからするとこってり味噌or甲殻がっつり風味かと思いきや、磯は弱く濃厚なのに濃厚じゃない甲殻類と生クリームの濃厚バターソースのよう。いずれの方向にも角がなく丸く、濃いだがこってりというわけでもなく風味は濃いが味は上品。これまでの味付けもそうであったが味付けに鋭角がない新しい京料理を連想させます。

 身は事前に切り分けてくれているので、お箸で取り上げるだけです。乳臭さやカビを主張しない謎のプロセスチーズのようですが、とんでもなく伸び口に入れるとさっぱりとしながらも絡みのよい粘り。伊勢海老は甲殻類の中ではとても中性的で海老とカニのハイブリットのような味でありながらも磯臭さは全くない。ゴリュゴリュ噛んでにじみ出る汁はまさに海の肉です。

 海老味噌を掬うためのスプーンまで用意してくれています。他の海老に比べると海老味噌が少なく感じるのは自分だけ??伊勢海老の味噌はアメリケーヌソースほどの深みはなく、しかし鶏卵黄身のマッタリほど急がず、ズワイガニ味噌のような海テイストでもなく。火が入っているとDEEPに伊勢海老味噌を放つが、生味噌だとびっくりするぐらい癖のないウニのようです。本来であれば切り取られた身だけをいただくお品かと。しかし、殻の隅々までの卑しくも身をほじり尽くしていただきました。美味。「綺麗に召し上がっていただいて、ありがとうございます」とお褒めのお言葉までいただく。

 

 イセエビを食し終わると肉が鉄板に投入されます。メインの肉料理は追加料金でフィレにアップグレードできますが、サーロインのままでいただきました。軽く塩胡椒を振り下味を整えます。見た目は赤身の強いサーロインと見受けられます。

【彩野菜のサラダ】

 肉が焼かれるのと同時にボォルにサニーレタス、水菜、フリルレタスを入れて自家製の胡麻ドレッシングを廻し掛けたサラダが配されます。胡麻っぽくないがクリーミーな何かと思っていたのですが、しっかり味わうとやはり胡麻ドレでマヨ要素が強かったのかもという味わいです。ただ、ドレッシング自体は主張せずこれまでと同じ飽くまで素材が主役。直前に混ぜるので水は出ず、シャキシャキを提供してくれる、うれしい一手間。

 

 肉が焼かれている傍らでリズムよく薬味と加味がお皿に添えられていきます。

 肉の表面に焼き目が着くと、事前に蒸したジャガイモとチンゲン菜が軽く焼かれます。

 ここでパフォーマンスのフランベ!!鉄板焼きならではです。

 「いきますよ?」と写真と動画ウェルカムにシェフが合図してくれます。

 むちゃくちゃ切れ味の良い牛刀でスッスッスッと切られていきます。

 ん~これを魅せられると新しいダマスカスの牛刀が欲しくなります。

【黒毛和牛のサーロインステーキ 季節の焼き野菜】

 鉄板で温められたお皿に盛られるのでいつまでも余熱が残って暖かく食せます。加味薬味は伊勢市の夫婦岩の近所で精製されたという手作りの岩戸塩、本ワサビ、シェフ手作りのピリ辛味噌、ニンニクチップと豊富すぎw 付け合わせのチンゲン菜とジャガイモにも合わせてどうぞというご説明。ジャガイモがとんでもほっくほっくです。

 焼き加減のお勧めはミディアムレアだったので、そちらでお願いしました。見事なミディアムレアで、色合いからしてマグロステーキにも見えてきます。塩は煎り塩のように乾燥した凝縮されたミネラル天然塩です。レアに近いのでゴリュゴリュと生身を裂く振動なのに歯切れが良く、赤身が強くいつまでも噛んでいられる肉質。いつまでも噛んでしまうので、口腔内に追い塩をしながら咀嚼すると、独特すぎるミネラル塩が肉の旨みを引っこ抜き、このファンタジーソルトは和牛に悟りを開かせています。塩をそのまま舐めても、酒をやれそうな不思議な味があります。

 これにワサビを添えてみると確かに美味しいが塩単体の方が自分の味覚にあっていました。ワサビに塩を練り込んであったら感じ方も変わるかもしれません。ただ、CaroCaroさんでは漬けダレやソースはないのです。私的味覚では、ワサビは醤油ベースとの相性がよいと感じます。

 シェフ特製味噌は予想外の辛味があり、唐辛子の輪切りが入っていました。熱した油に鷹の爪をいれて辛味を増長させ、八丁味噌のような甘味のある味噌を合わせてあります。そして、芳香が強いガーリックチップと特性味噌の波長がよろしく、噛める肉質故にガーリックと味噌が増し増しでも肉が負けることはなくジャンキーな感じにも楽します。ただ、味を吟味するには、やはり肉が足りない!!塩だけが一番おいしいが、飽きを解消する味変に最適解はないような気もします。

 

 銅鍋で炊き上げた三重県産のお米をお披露目してくれます。

 実はこの銅釜は鉄板熱で炊き上げた物なんです。釜の底全体が覆われていないのに??そんなことが可能なのかと疑っていたら、目の前で銅釜から蒸気が沸き立つ様を見て鉄板で米って炊けるんだ・・・と驚愕しました。銅特性の熱伝導率の高さによるものでしょう。

 オリーブオイル?を敷いて生ガーリックを細かく微塵にしていきます。

 ん? そのペティナイフ・・・

オリーブオイル?を敷いて生ガーリックを細かく微塵にしていきます。

 ん? そのペティナイフ・・・

 ん~~~??手彫りの銘入りは時代を感じますがお高いペティナイフ・・・使い込まれている。調べたら今の値段だと7000円ぐらい??ぐぎぎ!!新しい包丁が欲しくなる。自分の商売道具ではないので、一般家庭では予算オーバーなペティナイフに7000円は払えません(´・ω・`)

 釜からおもむろにライスをがっつり掻き出し、ライスの上にガーリックをマウントします。

 エゴマ、ジャパン胡瓜ピクルス、を混ぜあわせながら焼き飯にしていきます。鉄板焼きのガーリックライスは油が照り照りタイプが多いですが、CaroCaroさんでは油は最初だけで追い油はなく、あっさりとした焼き飯風です。

【ガーリックライス 赤出汁 香の物】

 出来上がったのはガーリックライスというようりは和焼き飯です。よくあるニンニク増し増しの焼き飯ではなく、ガーリック、胡瓜ピクルス、エゴマの配分がそれぞれに等分されオリーブオイルは適量で、油のギットリとした感じもないので後口さっぱりです。香の物には水ナス?の浅漬けと絶品すぎる大根の桜漬け。京漬物かと思わせる上品すぎるおいしさ。青さ海苔の赤出汁は八丁味噌かと思ったのですが、香ばしさを控えた京赤味噌よりも深みがあるのにサッパリ後口は濁しがありません。

 

 あらかじめコンポート?にしたリンゴをパイ生地に乗せたリンゴパイ風の一品。リンゴには細粒にしたザラメ砂糖を被せてバーナーで炙りを加え溶解。

 コーンフレークに砂糖でキャラメリゼの衣を纏わしたと思わしきものを底に敷き上にバニラアイスを乗せてあります。これにブランデー?を使ったデザートフランベ。フランベは直接アイスには掛からず薫り付けや演出の意味合いが比重を占める感じです。

【デザート】

ベイクドアイス

コーヒーまたは紅茶、ハーブティー

 ホットリンゴパイは焦げ香ばしいザラメ砂糖が豊満。蜜煮?コンポート?にしてから焼き上げてあるのですが、リンゴの線維はそのままに焦げの風味には贅を言うと生クリームがあるとさらに一歩階段を登るかもと生意気にも言ってみる。カスタードクリームを添えてアイスとパイに加味しながらバリエーション豊かに楽しむのですが、このクリームはカスタード風味があまりないのに、やけにまろやかクリーミーで最後まで何者かは分からないが絶妙な味添えをしてくれる不思議なデザートクリーム。ベイクドアイスはフランベはしたものの自分には失礼にも普通のミルクアイスでした。

 ホット一択でなく、アイスも選べるという最後のドリンク。ティーはハーブティーも選べます。拘りというよりはコーヒーはメーカーで、紅茶はほどよく煮出しで。私的意見ですがcafeは普通です。

朝食

 朝食は朝一番の時間なので目の前で鉄板パフォーマンスを見ることができる席です。

 席に着くと早速始まるオムレツのパフォーマンス。作り手は夕食と同じシェフ。厨房時代にいた記憶では、みんなが働いている時間が休憩時間・・・ありがとうございます。

【目覚めの一杯】

 シャンパングラスに注がれる朝のジュースは、りんごとみかんから選ぶことができました。

 席に着くと始まるライブキッチン。伊豆の吉祥CARENさんでも鉄板でオムレツを作っておられました。そもそも鉄板でオムレツを作るという発想が自分にはないww 絶対にオムレツ風スクランブルエッグになる自信があります。

【オムレツ】

 玉子というには牛乳を溶いたような淡い黄色の液体を焼いていきます。すぐに焼き上がり丸めてお皿へサーブされます。あらかじめ塩味を付けてくれてありますが、好みでケチャップとマヨネーズでどうぞとのお勧め。添え付けには人参のオリーブオイルきんぴらはエゴマとガラムマサラのようなエスニック風味。ミニトマトにブロッコリー、赤黄パプリカの色合い。

 実はオムレツはいわゆる滑らかタイプではなく表皮はごつごつとしてクリーミーではなくしっかりと火が入ったタイプです。ただ、ふわっと空気を多くはらませた、しっかりと火が入った煎りタイプのオムレツです。

 オムレツが食べ終わる頃にベーコンとガレットが鉄板に乗せられます。その横でスープの準備も同時に行われています。

【季節のスープ】

 季節のスープはとうもろこしのポタージュでした。12月なので季節外れでは??と思いつつも、こってりではなくあっさりした味と舌触りで乾燥パセリを振り、ミルク仕立て浮遊する粗越しのコーンはシンプルなポタージュながらも手作り感はある味わい。ただ、これまでの料理からあっさりとしたのは素材を活かす、一方で調い過ぎた味であるのでお取り寄せかとも思わせる悩ましいフープ。

 

【そば粉のガレット】

 普通にベーコンとガレットのコンビネーションかと思いきや・・・サラダにドレッシングをかけてパルミジャーノ?のチーズを卸し掛けます。いや~~温サラダという予想外な演出です。

 生野菜に温玉を落とすのはよくありますが、完全にサラダ仕立でガレットは完全に脇役みたいになっています。温泉卵と混ぜながら食べて下さいとのご説明。卸しチーズは豊潤な乳臭さのあるタイプで、サラダは夕食と同じサニーレタスとフリルレタスに水菜。ガレットはかなり薄く玉子を割ってベーコンと一緒に巻き上げて口に入れ込みます。黄身の濃密さに加えチーズでさらにコクを持たせて塩コショウがよく聞いたベーコンとサラダでボリューム&ヘビーが朝から胃袋を鷲掴み。ドレッシングは白フレンチで酸味がほどよく馴染んで美味い。半玉の黄身とチーズの調和は、まってりとしているのに塩がおとなしいので、さくさくと食べてしまうガレットというよりもサラダとしての逸品です。

 

【大内山ヨーグルト・フルーツ】

 ヨーグルトは酸味と甘みはしっかりとあるのに、ジャージー牛のような濃厚チーズ味ではなく後味すっきりとした口あたりで、誰にも口にしやすい地物ブランドである大内山地物をグラノーラと一緒にいただきます。フルーツはピンクグレープフルーツ、オレンジ、パイナップルです。

【特性フレンチトースト】

 フルーツで終わりでは?と思うと、あらかじめ保温されてるフレンチトーストが鉄板に。遅い時間帯ならフレンチトーストも直前調理にしてくれるのかな?

 夕食のデザートと同じく、底にキャラメリゼしたコーンフレークを敷いたバニラアイスのブランデー?フランベです。

 最後にベイクドバニラアイスを乗せて完成です。完全に朝食デザート2品目です。フォークで持ち上げても崩れることなくパン生地の固さはしっかりと残っており、こちらもよくあるまってり味ではなく、さらりとした味わいで、香りと舌触りがスーパーセントラルなメープルシロップにシナモンパウダーを降ります。シナモンパウダーは好みがあるので、降る前にお尋ねがありました。ネトネトタイプのフレンチトーストは多々ありますが、こちらは本当に角の無い、胃にどっしりとこない味わいで、味に棘がでないCaroCaroさんらしい味付けでした。

【ドリンク】

 夕食と同じくコーヒーと紅茶を温冷から選べます。朝食をいただいている間はお替りfreeです。

 

まとめ

 オープン以来気になっていたのですが、温泉が運び湯で前情報がなく少々お高めの鉄板焼き。む~~次でいいかと思い時が過ぎて、一周年プランが物凄くお得だったので即予約しました。

・ウェルカムフルーツ

・シェフ厳選ハーフボトルワインサービス

・選べる逸品(岩ガキor帆立貝柱)鉄板焼き

 が付き、さらに料理長からのプレゼントの牡蠣フリッターも追加です。これで街中価格で15000円overは間違いないのではと・・・。名産の牡蠣は好みそれぞれですが、貝特有のワタの臭みなどは一切ないので、牡蠣が苦手な方でも口にできる「可能性はあります」。ただ、岩牡蠣のほうが牡蠣味は間違いなく美味いので、訪れる時期により口にできるものは変わるかと思います。料理は申し分なく鉄板焼きの醍醐味は全て味わえる内容となっています。他にも鉄板焼きを食せる宿はありますが高価な所も多いです。新鮮かつ素材を活かす京風海鮮鉄板ならCaroCaroさんがリーズナブルだと思いました。

 記事をしたためた時点(2026年4月)で5万円後半から6万円前半です。プランにより値段は上下しますが、5万円前半ならMust確定宿だと思います。ただ、CaroCaroさんの温泉は運び湯なので、源泉かけ流しの拘る温泉好きには満足感は低いと思います。車で行くなら母体である「サン浦島」さんで、源泉かけ流しではなくとも、温泉好きなら伊勢最古の一湯をその身を委ねてみるのも一興かと。2026年4月現在の調べた限りでは関西一円では他にはないクオリティの鉄板焼きオーベルジュです。

そもそも関西にこういうスタイルのお宿がない・・・。

宿泊料金

宿泊日:2025/冬

旅行サイト:じゃらん

プラン:【じゃらんのお得な10日間】1周年記念「3大特典付き鉄板焼き満喫プラン」

部屋のタイプ:304号室 温泉露天 ひのき風呂付客室

宿泊料金:66454円(2人)お得な10日間割引済み

クーポン:温泉宿限定予約5000円クーポン+お得な10日間源泉宿6000円クーポン

支払い料金:51454円

加算ポイント:1992P

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