いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

森津屋旅館【兵庫県 城崎温泉】~城崎温泉では無二の岩窟風呂は常時源泉の投入がある、古くも懐かしい日本建築の情緒を楽しみ、但馬の食材を余すことなく変化球も交えた豪華料理が堪能できる~

 城崎温泉街の中心にあり湯巡りや温泉街散策に便利すぎるお宿が森津屋さんです。山肌に建っていることで建物は木造建築なのに5階建て?のような装いが何とも旅情を駆り立てます。客室は11部屋とこじんまりとして、ゆっくりとした時間を過ごすには丁度良い規模の旅館です。また、源泉が常時投入されている岩窟風呂がある珍しいお宿でもあります。

※記事の内容は宿泊した当時の内容となっていますのでご参考程度に。最新の情報は各々ご確認下さい。

旅情

 城崎温泉街のど真ん中にある「一の湯」の並びにあります。

 以前、お邪魔した大和屋さんの3軒隣ぐらいにあります。

 大和屋さんの記事もよければどうぞ。

  玄関前に車を着けると若旦那らしき方が出迎えてくれました。城崎温泉は建物がひしめき合っているので、ほとんどのお宿では駐車場は離れたところにあり、森津屋さんでも車は駐車場へ回して頂きました。

 玄関には花がたくさん生けられており、写真撮影用の番傘と女性の羽織りが置かれています。

 玄関の間口はとても大きくとられています。

 正面にフロントと客室に上がる階段が、ど真ん中についています。

 玄関の天上には金魚が描かれた涼しげな電飾。

 こういうのを今の若者がみると新鮮味があるのだそう。

 フロント前にはお出かけ用の手提げ籠の用意もありました。

 玄関横の小部屋がロビーとなっており、こちらで宿帳に記帳してお部屋に案内してもらいました。

 1階は全てエントランスとなっており居住スペースは2階より上階にあります。

 階段を上がると「筧」があり和の雰囲気が色濃く漂います。

 建物は木造で古めかしいのですが、とんでもなく綺麗にされています。

 筧の反対側にはパンフレットなどが置かれた休憩処があります。

 休憩処から上を見上げると吹き抜けとなっており趣向を凝らした造形がたまりません。

 ん~某アニメの無限城のようです。

 玄関の間口は広いが建物は幅はなく、奥へ奥へとウナギの寝床のような造りとなっています。

 長い廊下の途中にも談話スペースがあります。

 ここの階段を上がると宴会場があるのですが、2025年では新装したレストランになっているのかな?

 天上には鶴がおり、壁は扇を模した掘り込み、欄間の装飾が何気なく机の横に置いてあったりと、見るときりがないぐらい職人の技を見ることができます。

 廊下を端まで行くと小露天風呂が現れます。

 さらに奥には岩窟風呂があり、さらに階段は上へ上へと続いていきます。

 岩窟風呂前にある小庭のオブジェや瓢箪の飾り窓も粋です。

 岩窟風呂前の階段を上がってくると客室があります。

 ここからさらに階段が伸びています。

 まだまだ階段の先にはさらに階段。

 これが最後の階段です。一番上には山吹という部屋があるのですが、風呂も遠ければ玄関からはさらに遠くエレベーターもないので大変です。それ故に昔ながらの風情というのが残っているともとれます。

 最高の旅情を醸し出していますが、バリアフリーとはほど遠いので予約前に確認はされた方がいいです。

 

お部屋

 案内して頂いたのは「胡蝶」というお部屋です。

 間取りは本間6畳+次の間2畳+広縁1.5畳+踏み込み+トイレです。

 ウェルカム茶はお部屋に到着してから頂きました。

 お茶請けは城崎名物「独鈷水」という焼き菓子でした。

 玄関戸を開けると元々は次の間だったところを板間に変えたような広いスペース。正面の扉はトイレです。

 板間からはすぐに本間があります。

 板は網代で本間は舟屋天上とシンプルなお部屋のように見えても細部は凝っています。

 水回りも必要な物は全て揃っていて、冷水も最初から用意されていました。

 冷蔵庫内は有料でした。

 お部屋からは山の斜面?の小庭が見えますが眺望はありません。

 2025年調べでは温泉街側のお部屋だけを売っているようなので、このお部屋は売りに出ていないかもしれません。

 アメニティ類は過不足なく女性には色浴衣の貸し出しがありました。

 

お風呂

 岩窟風呂と露天風呂付の内湯の2カ所の浴場があります。訪れた時はいずれも貸切利用することができました。泉質は塩化物泉となっており、温泉街の飲泉所では塩気の含んだオイリーな感じがありました。浴場のものは無味無臭で、加水・循環・消毒・源泉投入有りという湯使いながらも消毒臭は無いに等しく、ツルりとしたまろやかな湯となっています。集中管理となっているため、各旅館への配湯量に制限があるそうです。

岩窟風呂

 岩窟風呂はもっとごつごつとした、完全に岩を彫り込んだようなものかと思っていましたが、想像よりも洞窟風呂でした。

 手前に小スペースの岩風呂があり、トンネルの先に空洞がある歪な浴槽です。

 大岩を埋め込んだ人工物ですが、手前の岩肌は天然岩のように見えます。

 ごく少量ではありますが、オーバーフローがあり源泉が投入されていることが分かります。配湯量が決まっているので、城崎温泉のお宿は小さな湯舟であるほど、掛け流しに近い湯質の所が多い印象です。

 外側の浴槽からは勢いのある噴き出し口があり、捨て湯量からすると恐らく循環湯です。

 洞窟の中はかなり蒸しているので、すぐにのぼせてしまいます。思った以上に水深はなく座ると胸ぐらい。

 底から沸いてでるのはこちらも多分循環湯です。源泉湯口がどこにあるかは分からないかったのですが、溢れ出しがあるのでいずこからは投入はされているはずです。

 洞窟という意外性はありましたが、蒸しが強く堪能したいのに、のぼせてしまうので長くは浸かっておられません。ただ、源泉が投入されているのはこの湯舟だけなので、朝の最後はこの湯舟をいただきました。他のお客さんはどうやら外湯に行っていたようで、往訪時は常に利用可能でした。

露天風呂付内湯

 昭和な感じの雰囲気がある内湯です。

 内湯はオーバーフローはなく循環湯だけのように見えます。

 析出物が付いたこの湯口は最後まで静観を決め込んでいました。

 かつては源泉が入れ込まれた跡?が残っています。

 キリキリにお湯が張られているので、身体を沈めるとお湯が溢れ出ていくのですが、どういう仕組みなのか、急激に温度が落ち赤矢印から冷たい源泉と加水をMIXしたものと思わしきお湯が追加されてすぐに水位が戻っていました。どうやら溢れ出た分だけ足されるようです。

 この浴場のチャームポイントでもあるタイル??で創作された鶴?の壁画があります。いや、但馬なのでコウノトリか??いや、黒色が入ってないのでサギ?

 露天風呂は温泉ではないそうですが、かつては温泉が入っていたのか析出物の跡が残っていました。たしかに内湯に比べるとツルっと感はありません。

 山の斜面側に露天風呂があるので眺めはないので敢えて入りに来るかと言えば微妙なところです。

外湯

 城崎温泉では源泉かけ流しの有するお宿はとても稀です。お隣の大和屋さんは小さな湯舟1つに源泉を注力しているので源泉かけ流しとしています。どんな高級宿に泊まっても源泉配湯量は決まっているので、外湯も合わせて楽しむのが城崎温泉です。むしろ、お宿によっては源泉の投入量からして外湯の方がいい湯だったりします。一の湯はわずかに消毒臭はありましたが、源泉の投入量もしっかりあるのかオーバーフローはしっかりとありました。

 宿泊客には外湯7ヵ所巡り入り放題の「ゆめぱ」というパスポートが付いてきますので、そちらも合わせて楽しむのがいいと思います。

 

お料理

 朝夕ともにお部屋で用意していただきました。2025年では大広間を新装したレストランでの食事となっているようです。予約では牛肉と活鮑が楽しめるプランとなっています。海沿いにある城崎温泉は海の幸も確かな物が手に入り、和牛のルーツである但馬牛の里もすぐお隣にあるので豪華な食材に恵まれた立地です。料理そのものに創作性があるというよりは、食材をゴールドスタンダードに美味しく食する和会席となっています。

 食材をそのままに楽しむ内容と言うこともあってか、配膳時の説明はなく献立も無かったので、ネット予約時の説明書きからメニューを掲載しています。

夕食

 最初の配膳が終わると、大鍋、酢の物、造り、凌ぎ、焼物、前菜と見た目からして豪華です。

 

【前菜】:料理長お勧め冬の味覚前菜

 前菜は珍味小鉢3種です。左はホタテ貝のカニ味噌和えです。軽く湯引きしたかのような締まりのある食感のホタテに、お酒で溶いたかのような程よい磯風味のカニ味噌を合せえてあります。中央はこれからの旬物であるホタルイカは鳥取か北陸からか・・・ボイルに甘味が混在する辛子酢味噌掛け。甘エビに紅白花レンコンを入れ込みワカメを敷いてあります。右はコリコリの貝ヒモとシイタケ、シャクシャクの蕗が濃い味噌和えかと。

 

【向付】:津居山漁港の採れたてお造り料理長お勧め四種盛り合わせ

 津居山漁港は城崎温泉から10分ぐらい北にあります。ニンジン蝶々と盛りの演出、大根けん、キュウリ、パセリと珍しい妻に、練り山葵の薬味です。

 妻にお邪魔いただくと、献立には4種とありますが、ハマチ?ツバス?カンパチ?に、スルメイカ?、マグロ焼き霜、甘エビ、サザエの5種盛でした。どれも新鮮で活かりまくりではあるのですが、特にサザエは恐らく活けで先ほどまで生きていたものだと思います。ゴリッゴリッの豪弾力で貝味が濃い。以下は甲イカ種らしいもったりとした歯応えと甘味。カンパチはゴリュっとした新鮮さに締まりがあります。醤油は甘たるトロリのたまりです。

 

【台物】:お部屋で焼く厚切り石焼サーロインステーキ

 夕食の準備ができたら最初に火が入ったのは70gぐらいの赤身が強いサーロインです。見た目は霜降りというよりは和牛ではなく見た目は国産牛。2025年の献立では「和牛」との記載があります。野菜はキャベツ、赤黄パプリカ、タマネギ。薬味にはバターと擦りニンニクを。

 お野菜を乗せてしばらく待っていると一気に火力があがります。付け添えのバターを溶かして肉を焼き始めます。サーロインというには赤身が多くフィレ寄りの柔さと触感ですが弾力もあります。火が入ると赤身の触感はウデやスネの様でしっかり噛むと歯切れよく、緩く噛むと肉汁が溢れます。最近の赤身志向に適した肉質です。ニンニクとタマネギがよく効いた醤油ダレでいただきます。赤身が強いせいもあるのか和牛特有の脂の甘味はなく。

 

【焼物】:お部屋で焼く活地鮑のブランデーフランベ地獄焼

 ステーキが食べ終わると同じ五徳に配されるのは活けアワビの蒸し焼きです。活けなので陶板の上で待っていたのか、少し元気なさげですがウネウネと動いています。会席料理で出されるアワビでは100g程度の比較的大きい物です。

 支度の最後に「これを火が消える直前に入れて下さい」と配膳係さんが置いていったのは酒度があるブランデーです。しかし、コクのあるブランデーそのままではなく出汁か何かで伸ばしてあるような味わいです。

 固形燃料があと1分ぐらいで消えそうな感じになってきたので、陶板の蓋を開けてブランデーを鮑に回し掛けさらに火が消えるまで待ちます。

 肉厚で1.5㎝以上の厚みがあります。バターがやや焦げてしまったので焦げ臭さはありますが、ステーキアワビ独特の最初は抵抗感があり歯がはいるとスルスルとした噛み心地と鮑の美味旨味です。ワタは緑色を呈し海藻や野菜類を食したようで天然物??磯臭さはなく味全体に角がなく美味です。しかし、加熱時間が長くバターが焦げになって風味が落ちるので、差し出がましくも燃料はもうワンサイズ小さい物でも良いのでは?と思いました。

 

【酢の物】:松葉の茹で蟹(半身)

 日本海名物であるズワイガニは日本海側のお宿では必ず入ってくる1品です。丁度漁が終わった頃に訪れたのと身の入り具合からすると、茹で冷凍の解凍物か・・・。ただ、「松葉」とあるので水揚げは山陰から関西の日本海で揚がった国産品でしょう。

 もともとの身振りは500~600gぐらいでしょうか。身入りはぎっちりとしていたので良い物で、半身を全部取り出してみると予想以上の量のほぐし身でした。お味はやはり茹で揚げすぐに比べると、風味はおとなしいがカニのジューシーさは旬と変わらず楽しめる味わいです。酸味、甘味、塩味すべてがゆったりとしたカニ酢は相性が良い交わり。

 

【大鍋】:とろける霜降りロースのしゃぶしゃぶと地野菜の大鍋

 皿に盛られているのはガッツリ赤身ロース?で、和牛脂特有の甘旨味はなく国産牛っぽい。ただ、2025年の予約サイトの献立には和牛とあります。付け添えの野菜は白菜、水菜、エノキ、シイタケ、豆腐、マロニー、人参は城崎らしくカニに型抜きされていました。

 脂身のサシの入りはたしかに和牛ぽいところもある。とろけない、結構な筋肉質でロースというによりはやはり和牛ならモモやウデ、スネに近い食べ口。とろけるではなくグモグモ、噛めば噛むほど赤身の味わいが出るが脂旨味は和牛に近いが交雑種っぽいです。ん~辛口評価だと和牛だとしても等級は高くないのかも??しゃぶしゃぶにしては肉厚なので食べ応えは十分。まぁ・・・流行り病渦だったので色々あったのかとも思います。

 ゴマダレと自家製のポン酢、薬味には紅葉卸とネギがあり食べ方はお好みで変更できます。ポン酢のお味はよく知る柑橘の酸味!というものではなく、昆布出汁ポン酢?かという少し変わった味わいがありました。

 

【揚物】:海老と山菜のあつあつ天婦羅

 終盤にやってくる揚物はサツマイモ、玉子焼、海老、ナス、扇そうめんの纏めは焼き海苔で結んであります。可もなく不可もなく暖かく配膳されたサクサクの天婦羅です。ただ、特別な味というわけではないのですが、玉子焼を天ぷらにしてあるのには驚きです。変化球というよりはデッドボールですわww 衣はサクり中はふんわりホクホクと最初は何を口にしたのか???となりました。関西では珍しい醤油が濃い目の天つゆでちょうだいします。

 

【凌ぎ】:黒毛和牛のにぎり寿司

 こちらにはちゃんと和牛の表記。森津屋さんは赤身にこだわりがあるのか、和牛の握りもやはりしっかりとした赤身のローストビーフです。

 酢飯は酸味甘味はしっとりと香る程度に和牛を楽しめるように仕立ててあります。味付はなくシンプルに薬味のガリはお口直しに。味付らしいものがなかったので、醤油は刺身の物を使いました。握りの肉質も赤身が多いのか解ける溶けるといった感じではなく噛み締めて楽しむタイプですが、鍋や焼きの物より柔くほどけ、咀嚼するたびに米との一体感が美味です。

 

【温物】:釜焼き野菜のホワイトクリームパイ

 森津屋さんの定番料理でもあるクリームシチューパイです。蓋のパイ生地は椀にしっかりと焼き付いているので、被せただけではなく、器に生地を纏わせて焼いてあるのかと。

 「パイを椀の中へ崩しながら食べてみて下さい」とのご説明。だったので言うがままに崩して口にすると「あっつ!!!」、うれしくもとんでもなく熱い直前配膳。これがクリームシチューに絡むと極上のクリームパイとなります。

 このパイ被せて焼いてあるようですが・・・実はカポッと取れちゃいます。ですので、エンターテインメント的には崩したほうが面白いですが、椀に対して帽子になっているバイは外して浸して食べる方が、効率良く満弁なく食するほうがバリエーションは広い。料理長さんごめんなさいw クラムチャウダーのような貝出汁があるようにも思えたクリーム地に加え、春らしくブロッコリーとホクホクゴロリの南京が浸されていました。とにかく熱々すぎるので南京もとにかく極熱い!!下拵えからの直前調理なのがよく分かる和会席ではとても珍しい一品。

 

【食事】:香の物、魚のお吸い物、こしひかり

 最後の食事にも変化球があります。配膳のタイミングが外れたのか白米は冷たくなっていました・・・香の物は珍味のキクラゲとクラゲの辛子明太子和え、桜漬け、お新香と地物の取り合わせでしょうか。

 米は冷えていたのに、吸物はブリに梅肉を添えて、塩が際立ちネギが薫る熱々の清汁を注いだお澄まし。赤が映える梅肉をお澄ましに漂わせる椀は見た事がありません。温や蒸しの料理の応用に生かせそうな初見でした。

 

【水物】:女将の特製デザート&フルーツ

 甘味はないのかと思い油断していると、持ってきていただいたのは「抹茶プリン、栗甘露、あんこ」です。抹茶プリンの味は方々で味わったことのある味か・・・抹茶プリンは羊羹のようなまろやか、添えの栗の甘露は自家製だろうか味はとても整っている。普通に美味しいのですが。フルーツは甘夏の「はっさく」のような柑橘で甘味は強くないが料理の〆としては逆にいい酸っぱさ。「紅甘」種でしょうか。

朝食

 朝食の時間に合わせて暖かい物が用意されていました。

・ほうれん草胡麻和え

・茶碗蒸し

・古代米と白米のお粥

・サラダ(サニーレタス、キャベツ、キュウリ、ロースハム、ミニトマト、パセリ、コーン、サウザンアイランドドレッシング)

・焼鮭 出汁巻玉子 紅白なます

・湯豆腐

・白米

・味噌汁(わかめ、揚げ、豆腐)
・香の物(のしイカと桜エビ、キクラゲとのショウガの醤油煮、梅干し)

・焼き海苔

 朝食は派手さはないが全て手作りです。お粥と茶碗蒸しは温かく配膳され、茶碗蒸しはしっかり地で卵が濃くシメジとエビに柚子の香りが胃に優しい。焼鮭は意外にもほんのり温かさがのこり、出汁巻玉子は甘いタイプでネギの入れ込んであります。湯豆腐は絹の滑らかさはあるがかなりしっかりとした硬さがあります。醤油に海苔を溶かし込んだ海辺らしい味付ダレも変わっていました。香の物も漬物ではなく珍味です。柔く炊いた白米に甘さのある熱々のたっぷり味噌汁で、ほどよくお腹を満たしてくれます。

 書き起こしていて、当時に記録を残しておらず不明なデザート。黒蜜ときな粉に豆乳プリンだったか・・・いずれにしても朝食までしっかりとデザート付きです。

 

まとめ

 自分が関西人ということもあり、関西のお宿は御もてなしの心意気が実に素晴らしく、森津屋さんも例にもれず細かな心遣いがありがたかったです。

 木造建築の雰囲気は好みがあると思いますが、女将さんがデザインしたという客室など趣向が所々に見られ、館内も綺麗に清掃され温泉旅館に泊まっているという旅情感は素晴らしいです。ただ、奥に行けば行くほど階段が多いので、足元が不自由な方は予約時に確認された方が良いと思います。

 浴場は貸し切り風呂利用できるところが売りです。源泉が投入されているので湯感はいいのですが少し閉塞感もあります。到着時と起床時は移動の無い内湯で、朝夕の食後は源泉量がしっかりとある外湯へ湯巡りを堪能しました。

 あれもこれも楽しめる特別懐石だったので若者には嬉しい量ながらも、質を求めるならステーキとしゃぶしゃぶはいずれかにして肉質をランクアップさせてもらったほうが、自分的には満足度が高かったかもしれません。ただ、料理は手作りの物ばかりで好感度はかなり高いです。

宿泊料金

 宿泊したのは2022年ですが2025年の調査では、昔と変わらず城崎温泉のお宿はどこもちょい割高です。有馬温泉と同じで観光温泉地として完結しているので、外湯やアフター夕食後アクティビティなども含めエンターテインメント代として仕方のない所かなと思います。期限切れ直前のポイントがあったので、以前から気になっていた森津屋さんに急遽宿泊したので参考までに。

宿泊日:2022/春

旅行サイト:じゃらん

プラン:【じゃらん春SAIL】名物2カ所の貸し切り温泉と夕朝お部屋食で大満足☆彡活鮑のブランで地獄焼き付特別懐石

部屋のタイプ:デザイン和室タイプ2名様部屋

合計料金:52800円(2人)

クーポン:春セールが更にお得になるクーポン5000円

利用ポイント:12800p

支払い料金:35000円

加算ポイント:1584p

城崎温泉 森津屋 宿泊予約

『じゃらん』

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