磐梯山の登山を予定していたが天候は雨天。前回、磐梯山へ上がった時も雨嵐。さすがに無景色2回はつらいので、前から気になっていた裏磐梯にある五色沼のハイキングにプランを変更。ほとんどアップダウンのない赤矢印1時間30分の往路、復路は青矢印をバスで駐車場まで戻りました。地図はいつもお世話になっている、ヤマケイさんからのスクリーンショットです。
前日は「飯坂温泉 青葉旅館」に宿泊しました。小皿小鉢がずらりと並ぶ料理を出してくれるお宿です。記事にまとめているので、よかったらどうぞ。
車は裏磐梯ビジターセンターへ駐車しました。このビジターセンターでは国立公園の動植物の生体や、成り立ちを紹介しているので、ハイキング前に覗いてから出発すると、より面白くなるかもしれません。
ビジターセンター建物の横にハイキングコースの入り口があります。
案内板にはおおよその距離が書かれた地図もあるので、写真を撮っておくといいかも。
道脇にはノコンギクとアカツメクサ?
休憩処と最初の沼である毘沙門沼の湖畔を歩くプチハイクとの分岐。
やがて毘沙門沼の駐車場に出て、お土産屋さんの建物が現れます。
お土産屋さんの奥へ進むとエメラルドグリーンの毘沙門沼が見えてきました。
少し雨が「しとしと」と降ってきました。毘沙門沼を取り囲むように遊歩道がついています。
熊注意の看板がそこら中にあります。自粛期間中に熊の勢力が各地で拡大しているようで、この年は至る所で熊、熊、熊。
階段を降りると、いかにもハイキングといった感じになってました。
毘沙門沼の末端付近のダート道を進みます。光の加減もあって沼の青緑色が目立ちます。
雨に日には危ないツルツル滑る木道を慎重に。
木道横には少し元気のないアキノキリンソウ。
毘沙門沼を通りすぎて少し開けた場所にでます。
9月の森はまだまだ青々しく雨によりさらに青く。
駐車場からの分岐に到着です。右に行くと毘沙門沼の駐車場に戻ることができます。左へは五色沼のハイキングコースの続きです。
高台から最後にもう一度、毘沙門沼を見下ろす展望所。
気持ちのよい木のトンネルを進みます。関西はまだまだ暑く山は蒸し暑い。しかし、東北はすでに涼しく快適に歩けます。
草陰でコソコソ歩いている物体が。目をやるとヒキガエルの子供がいました。
途中、橋の上から沼への流れ込み。
雨は小雨になり葉っぱが傘になってくれます。
実際は赤くはないが「赤沼」に到着しました。標識には熊注意!
別の角度から見ると確かに枯れ葉により赤くも見えなくはない。
所々にベンチが設置されてあったり、標識が明確なのでどの辺りにいるのか、とても分かり易くなっています。
種類は分かりませんが豊富なキノコ。
白い物が点々と群生している・・・。
ん~調べてみるが分からん・・・。どうやら、シロハツという物の様で食用できるようです。しかし、シロハツもどきという似たようなやつは毒があります・・・。
キノコの観察をしていると次の沼が見えてきました。
木の間から見えてくる不思議なグリーンの沼は幻想的。
木道に差し掛かります。先ほどの沼は弁天沼のようです。
木道下は赤茶褐色の沈殿物がありました。手に取ってみると着色するぐらいに成分が濃い。臭いはないが、枯れ木の泥化ならモール泉!もしかしらた、鉄分が濃いのかもしれません。
小さな橋を渡ります。これから行く「るり沼」からは、次の「青沼」への流れ込みが見られます。
瑠璃沼と書かれた標からは眺望はありません。奥に進むと展望所があるので、そちらから鑑賞します。
こちらがその展望所、幅広く設けられています。
植木の背が高く背の低い女性だとほとんど見えていないのでしょうか・・・。
少し戻ってからハイキング道に戻ると、メインデッシュ沼である青沼が見えてきます。これまでの沼に比べると青さが一層映えて見えます。
標識はあるがここからは木の陰で全く見えず。
標識からすぐの所に、青沼を眺めることが出来る広場があるので、はやる気持ちを抑えながらそちらへ寄ります。
青沼は他の沼よりもブルーが濃いのに濁りは少なく透明度も高い。最高の景色を眺めながらここで昼食を摂りました。
袂にはミゾソバという花が群生しており極楽浄土のようです。
いつまでも眺めていられる青沼ですが、バスの時間もあるので後ろ髪惹かれながら後にします。
最後の柳沼はここからは見えず。ゴールまで200m。
これは来た道を振り返った所です。車止めの柱が立っている所でゴールです。
柳沼の畔を歩いて行く途中、橋が付いていて、これまでの沼とは違いエメラルドグリーン色はなく水の流れがある透明度の高い沼に変わります。
柳沼の端まで来ました。ここまで来るとただの池のような風景に。
赤矢印の階段から上がってきました。休憩スペース、食事処、お土産屋がある物産館に着きました。こちらからビジターセンターへ向かうことも出来ます。青沼だけ見たい観光客はこちらに車を停めていたようです。
物産館から道路を挟んで反対側に、赤矢印の小屋から帰路に向かうバスが出ます。
ほどなくしてバスがやってきました。バスは1時間に1本ぐらいの頻度だったので、時間を確認した上で歩くことをお勧めします。
自然を満喫した後は、本日のお宿「向瀧」さんへ向かいます。