いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

伊藤屋【神奈川県 湯河原温泉】~2.26事件の舞台にもなり時代を眺めてきたお宿で絶品の海鮮会席を味わう~

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 明治21年に創業しこれまでの歴史の中で政府高官が宿泊してきたお宿。文人の島崎藤村さんも好んで訪れ執筆活動に勤しんだそうです。また、時代の節目に関わる2.26事件で、東京以外で唯一事件の舞台になったお宿でもあります。

旅情

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 歴史を見届けてきた伊藤屋さんの建物は、平成26年に有形文化財に登録されています。玄関の建て構えは現代風の造りとなっていますが、館内は所々にかつての趣を垣間見ることができます。

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 全12部屋のお宿からするとロビーは物凄く広々としていてます。玄関には島崎藤村さん縁宿と明記されてた行灯(あんどん)。

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 ロビーには島崎藤村さん縁の展示物があり、原稿のコピーなんかも置いてあります。確かに藤村さんの形跡が残る宿であることは間違いありません。原稿なんて見たことないもんね・・・。

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 ロビーにちょっとしたお土産やお酒が置いてある売店があり、上画像正面の階段を上がると新館、右通路入り口は14番から16番のお部屋がある木造建築があります。売店左には下画像の宴会場です。ここは現代風な建物。

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 ロビーには伊藤屋さんの軌跡を語る写真などが飾ってあるラウンジがあります。天井細工も変わっていて当時のものでしょうか。ここには雑誌や新聞の用意があり、有料ですがコーヒーもいただけるようです。また、湯上がり用の冷水も置いてくれてありました。

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 2.26事件で伊藤屋さんの「別邸 光風荘」が襲撃された時の写真が残されてありました。歴史的な写真が残っているは本当に凄い。

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 ラウンジを出て階段を上がると、近代的な造りの新館宿泊階となっています。ただ、床材は木なのか軋む音が聞こえます。コンクリートではなく芯材は木造のままなのでしょうか。

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 一旦ロビーに戻りラウンジ横の通路を抜けていくと、何段上るんだという3階まで続く階段が見えてきます。

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 今までに見たこともないタイプの三叉路階段には14番のお部屋があり、3階まで上りきると15番と16番のお部屋があります。天井の漆喰と杖のような飾りがなかなかに面白い。

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 フロント脇には浴場が並んでおり、ここからが文化財に指定された建物となっています。画像「湯」と書かれた行灯(あんどん)の奥左の階段を上がると17番、18番、19番のお部屋があります。

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 お部屋にあった説明書にはこうあります。「2.26事件で牧野伸顕さんの暗殺を図った、陸軍大尉:河野寿さんが宿泊した当時の階段」だそうです。2.26事件のちょっとした解説を。牧野さんは天皇さんにとても信頼の厚い尊皇軍人で大久保利通さんの次男です。しかし、河野寿さんは明治は民主主義だと主張した側のお人です。2.26事件は尊皇と民主という思想の違いによって生じた当時のクーデターとも言える事件だそう。詳しくは突っ込まないでね・・・。

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 貸切家族風呂の前にはバリアフリーの53番のお部屋があります。さらに奥へ歩みを進めると、足腰泣かせの風情ある長い階段が登場するではありませんか。数段上がると右画像にある51番のお部屋。

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 階段の途中途中には木材を曲げた組子細工や、こちらには漆喰のローマ的天井飾り。

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 さらに3階まで上がると飾り窓があり、現存する伊藤屋さんの建物で最も高貴なお部屋52番があります。さすがに3階から見下ろすと、結構な高度感があります。島崎藤村さんは1番のお部屋に逗留していたそうで、そのお部屋は現在はないそうです。昔は1番から53番までのお部屋があったのではなく、かつては温泉街全体の、お部屋ごとの内線番号の名残りなんだとか。伊藤屋さんは今も昔も12部屋程度で営業されておられます。

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 52番のお部屋を見学させてもらえないか頼んでみたところ、快く了承して頂けました。このお部屋は、藤村さんだけでなく親類の方も利用されていたのだとか。3間のお部屋に山を眺める広縁は流石の気品です。欄間などの随所の造りも見事。

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 お部屋にはタイル張りのレトロな洗面が付いており、当時からトイレがあったかは不明ですが、現在のトイレの天井は網代天井に、見たことがないデザインが施されていました。床の間、書院、欄間と、他に見ない盛り沢山の装飾に飽きません。次はこの部屋に泊まってみたいものです。

 館内に売店はありますが、自動販売機などはなく公式HPにしっかりと持ち込みは基本厳禁とあります。お宿の雰囲気は厳粛ではないのでご迷惑が掛からない上で必需品は揃えます。徒歩10分圏内に商店、コンビニがあります。

 

お部屋

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 案内して頂いたのは19番のお部屋です。このお部屋は2.26事件にまつわる件のお部屋。

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 間取りは本間8畳+次の間6畳+廻り縁+踏み込み2畳程+洗面+トイレです。歴史的人物が泊まった空間を共有できるお宿はそうそうありません。

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 お部屋に案内してもらってから、煎茶と、伊藤屋さんのお隣にある「小梅堂のきび餅」をいただきました。もっちりきな粉が香ばしい。

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 玄関戸周りはリフォームされてあり、扉を開けると左手すぐに洗面とトイレがあります。右がお部屋への廊下です。トイレはシャワートイレ。

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 入り口から広縁を突き当りまで行くと手作りガラスの窓。椅子セットのある所からは、前庭を見下ろすことができ、最も景色の良いお部屋ではないかと思われます。

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 お部屋の中は江戸間ですが天井が高いせいかとても広く感じます。さすがに所々は補修が成されていましたが、柱などは当時のままの姿を残しています。書院も昔のままの組子と新しくされた部分が混じっていました。

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 訪れた時は枝垂れ桜と染井吉野が見頃を向かえお部屋からの眺めは最高でした。お部屋からは2.26事件で襲撃された、画像中央青矢印にある「光風荘」がよく見えます。この同じ景色を見ながら、当時の陸軍大尉:河野寿さんが、天皇さん側近:牧野伸顕さんの暗殺を企てたとか胸熱です。当時の光風荘は燃え落ちてしまったので、現存の物は再建された物です。日本の歴史的浪漫や前庭を楽しむのであれば52号室よりも確実にこのお部屋をお勧めです。お風呂が近いのもポイントです。

 お部屋の洗面にはドライヤーとハンドソープ、他には金庫、冷蔵庫があります。冷蔵庫は充実の有料の飲み物が揃っていました。アメニティも歯ブラシとフェイスタオルの必要最低限の備えですが、お風呂には髭剃りや化粧水などは完備されています。食後にお茶の入れ替えや冷水の用意もあり抜け目はありません。

 

お風呂

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 伊藤屋さんは男女別の大浴場と、貸し切り風呂が2つあります。貸し切り風呂は空いていれば、いつでも何度でも利用することができます。伊藤屋さんの湯使いはどの浴槽も、源泉温度調整の加水、消毒あり、循環あり、と残念のような聞こえです。しかし、源泉は少ないながらも注がれており、消毒臭は感じず確かなツルツル感触。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉の無味無臭で中性的な、だれでも入りやすい湯河原の湯です。大浴場は男女の入れ替えはありませんでした。

大浴場 男湯

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 男女の浴場は造りが異なっていて昭和なノスタルジーな情景が何とも言えません。シャワーは4基と不足はなく。

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 岩作りの壁からは源泉が注がれる、サラサラという滴る音だけが浴場に響き静寂。析出物がびっしりと水面高についています。夜間と翌朝は少量ながらも確かなオーバーフローがありました。画像では岩の圧力があり手狭に見ますが、4,5人は余裕を持って入れる浴槽です。

大浴場 女湯

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 源泉の投入量は男湯と同様に少なくオーバーフローはなかったようです。しかし、体を沈めると湯舟の淵からは気持ちよくお湯が溢れ出ます。シャワーは3基と男性の方が多いのは珍しい。

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 男性脱衣所には固定式ドライヤー、男性用リキッド等、女性脱衣所にはクラシエの乳液、化粧水、クレンジングがありました。

貸切露天風呂

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 建物の間にひっそりとある露天風呂です。3人ぐらいで入っても余裕のある岩造りの湯舟。湯舟の大きさに対して源泉の投入量が一番多いのではないかと思います。利用時は常にお湯が溢れ出し、スベスベ感はどの浴槽よりも強くありました。それもあって一番入った湯舟でした。

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 浴場は坪庭のようになっていて、壁の向こうには51番のお部屋があります。もともとは51番の専用風呂だったのか、中庭の池だったのかという雰囲気です。シャワーはあるもののボディソープだけ置いてありました。

半露天家族風呂

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 今風にアレンジされた、よく光が入る綺麗なヒノキと石造りの湯屋です。

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 こちらも3人ぐらいでも余裕があり家族で利用するにはぴったりの大きさ。朝一番に利用した時は湯舟からゆるりとお湯が溢れ出ていました。こちらにはシャワーが2基あってソープ類は揃えてありました。また、脱衣所には化粧水なのどのアメニティ類も備えてあります。

 

お料理

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 食事は朝夕ともにお部屋食でした。お料理全体としては関東らしく甘味と醤油が主張する、関西からすると少し濃い目の味付けです。地の物もたくさん配されますが、良いと思うものは積極的に取り寄せて、手作りで見た目も美しく仕上げてある印象です。夕食はお品書きにないお品が2つも追加されてあり、朝食も品数が多く妥協のないボリュームです。

 献立は頂いたお品書きをもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

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【食前酒】:黒糖梅酒 瑞泉

【先付】:白魚菜種合え

 食前酒は調べてみると沖縄の泡盛で漬け込んだ梅酒のようです。黒糖の風味はそのままに甘味は抑えてさっぱりとした吞み口。 白魚は釜茹風に仕立て味が締まっています。それに甘い桜でんぶと卵でんぶ、おそらく塩を持たせた菜の花の鞘を、菱餅風3色に見立てて散らしてあります。これにイクラをトッピングして華やかに。全部混ぜていただくと、絶品で口の中に春が訪れます。

 

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【前菜】

①ツブ貝時雨煮

②菜の花辛子漬け

③ホタル烏賊一夜干し

④巻木の芽焼き

⑤子持ち昆布

①砂糖の甘さがしっかりとした下味に、ふっくらと丁寧に炊かれたツブ貝は雑味のない貝味。 ②菜の花は辛子ではなく山葵風味の方が強く感じました。山葵菜の菜の花?青さが際立ちこれも味付けは塩が効いた醤油とカツオ。 ③この一夜干しがとにかく濃縮還元されています。噛めば噛むほど旨味が滲み出て、高級なタコ煎餅を何回も食べているようです。 ④巻とは小ぶりの車海老のことを言います。木の芽(山椒)を塗って、両面をしっかりと焼き上げあり甲殻香ばしい。 ⑤塩が強めのお出汁の子持ち昆布には風味豊かな鰹節がたっぷりと。

 

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【地物】:でんでんの煮つけ

 これはお品書きにありませんでした。サービス品でしょうか。でんでんとは通称はオオメハタという魚で、シロムツ、ギンムツ、ショウワダイというほうが馴染みがあるかもしれません。太平洋側に生息する漁獲量が少なく、その希少性から高級魚の部類に入ると思います。味は淡泊で身は緩くカレイやサワラのような食感と味わい。醤油とみりんが強い煮汁に生姜で香り付けしてあります。彩りにさっぱりと小松菜を添え付けて。

 

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【造り】:鮮魚四点盛

 マグロ、小ダイ、烏賊、甘エビの4種盛りです。どれも関東風の熟成タイプのお味で旨さを閉じ込めてあります。マグロは脂の乗り加減が最高の格別中トロです。小ダイは甘味が出ており、烏賊は湯引きしてから氷で締めてあるのかコリコリです。つまは青・赤とさかのり、大葉、大根けん、山葵、飾り菊花。

 

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【鍋物】:浅蜊の吸鍋

 鰹ベースのお出汁にアサリがたくさん盛り込まれています。お鍋から湯気があがると酒蒸しのような、アサリの豊潤な香りが漂います。少しお塩を持たせた汁は美味しすぎて最後まで飲み干してしまいました。余計な味付けはあくアサリの味覚を味わう一品です。付け合わせは白菜、シメジ、ワカメ、豆腐、細切り人参、桜生麩、葛切りです。箱根の豆腐はどこで食べてもうまく濃厚。

 

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【焼き物】:大山地鶏粕漬け

 口に入れた瞬間、たくましい系の歯ごたえと思いきや、するりと歯が入っていきます。もも肉のはずなのに脂は圧縮されてクドくなく、地鶏本来の甘味と風味を全力で握り込めて10倍にしたような地鶏の濃密さ。それを成しているは、麹の旨甘味でギュッと締め上げて閉じ込めているからでしょう。しかも焼き立て熱々配膳です。これに杏の紫蘇巻き、変わり味に柚子胡椒を添えてあります。箱根まで来て鳥取の大山とはいかにというところですが美味し。関東の方からすると、大山は遠方なので他国の味わいを食するには、おもしろいのかも。

 

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【煮物】:赤魚桜蒸し

 赤魚とお品書きにありましたが、配膳係の方の説明は鯛でした。火が入ると確かに鯛皮は赤くなります。私的には身は緩く、ほろりとした口溶けと甘い淡白さは甘鯛かなと思いました。器を開けると、ふわりと桜の薫り。桜の葉っぱに巻かれているのは、甘鯛ともっちり「おこわ」の握りです。甘く炊かれたワラビと塩を持たせた桜百合根で旬の飾り。これを、こってり甘味のある餡に浸してありました。飾りは京、味は江戸。

 

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【お凌ぎ】:桜うどん

 これもお品書きに載っていない一品。お出汁は合わせ出汁かな?桜の風味が勝ち過ぎてよくわからない。これまで濃い味料理が並んでいたにも関わらず、突然の薄味出汁の桜香味押し押しのお凌ぎです。うどんの上には桜花塩漬け、葱、錦糸卵、山葵が彩りよく。

 

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【油物】:烏賊真薯花見団子

 このお品書きを見た時、小角切り烏賊をすり身で混ぜ揚げた物が配されるだろうと思っていました。ところがほんのり塩を持たせ100%イカ団子が来ました。普通に烏賊を食べるよりも烏賊が前に出てきます。その濃さはちょっと遠慮しろよと言いたいぐらい。菱餅カラーの細粒あられを衣は米香ばしく。しかも盛りが本当の櫛団子で、配膳係の方が「外の桜を見ながらどうぞ」となんという粋。野菜は早茄子にタラの芽、味付けは抹茶塩。

 

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【酢の物】:細魚木の葉造り

 この飾り盛りにも驚かされました!サヨリは塩は優しく酢締めにして昆布の風味。これを短冊に切って、丸めて葉っぱに見立てて飾ってあります。注)中心の白いのはサヨリの酢締めです。芸が細かすぎる・・・。下に敷かれた酢味噌はお酢も使ってあるようでしたが、柑橘の酸味もあるようで上品。器にはもずく、桜花大根酢漬け、こごみ、みかん?が盛り付けられています。こごみがエグ味苦味のある天然の味そのままの薬味。

 

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【お椀】:胡麻豆腐 赤出汁

【お食事】:白米

【香の物】:3種盛

 赤出汁はナメコも入ってトロミが付き、まろやか。もっちもっちで噛み切れないが、とても柔らかい生麩のような濃厚胡麻豆腐は不思議触感。香の物はキュウリ、柴漬け、大根。箱根で食べる白米はやはり美味。やっぱり水かなぁ・・・。箱根と飛騨の天然水は汲んで帰っても料理が引き立ちます。

 

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【デザート】:湯河原産みかんゼリー

 お品書きはみかんゼリーでしたが、配されたのは柚子アイスです。柚子を蜜煮にしてからアイスに入れ込んであるのか、大きな皮と果肉が入っていて風味豊かです。しかも、甘味と柑橘の苦いエグ味の両方をバランスよく上手に仕上げて品があります。自家製の味がしました。アイスが旨すぎてみかんゼリーも味わってみたくなります。

朝食

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・ほうれん草の白和え

・サラダ(サニーレタス、キャベツ、赤大根、ミニトマト、ポテトサラダ)

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・肉豆腐(豆腐、豚肉、葱)

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・煮物(大根、揚げ、人参、ちくわ)

・マグロ山かけ

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・玉子焼き

・鰺の一夜干し

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・山葵入り海苔佃煮、梅干し

・香の物

・わかめの味噌汁

・白米

 一品一品がしっかりとした朝食です。そして手作りの味付けは、やはりおいしい。白和えはしっかりと水分を抜いてあり卯の花のよう。肉豆腐はすき焼のような割り下で豆腐に良く滲みています。煮物は蓋を挙げると湯気が立ち上り甘い味付け。マグロ山かけが夕食と同様に絶妙中トロで朝から贅沢。玉子焼きも温かさが残り、甘さが強く舌触りがシルキーでクレープ生地のような層重なり。箱根定番の鰺の一夜干しは、ほっこりと温かく脂が少ないしっかり身の物。そして進む白米。朝もお米がうまい。ここまで手作り感が凄いのにポテトサラダだけ業務用パックでギャップ萌え。

 

まとめ

 予約時は17番か19番のお部屋のいずれかだったので、安く泊まらせてもらうので17番かなぁと勝手に思っていました。しかし、案内して頂いたのは19番のお部屋で、とてもありがたかったです。歴史の片鱗に触れ、お部屋からの桜も素晴らしかった。源泉投入の湯量は多くないですが、湯感は申し分なく、それぞれある浴場も味わい深く楽しめます。お料理は地元だけの物だけに拘らず、おいしい物をバリエーション多くベストパフォーマンスで提供して下さいます。また、季節の物もしっかりと盛り込まれ、他の季節料理もぜひ味わってみたいと思いました。とにかく従業員さんの接客が物腰柔らかで、とても落ち着きます。塔ノ沢などの箱根のお宿は接客が、悪い意味ではなくあっさり対応が多い印象です。今回4度目となる湯河原温泉は、宿泊したどのお宿も、もてなされてる感が素晴らしい。お宿を出た瞬間から、また訪れたくなる温泉地です。

宿泊料金

 さて、宿泊料金です。伊藤屋さんは普段安くは売られておられないお宿です。じゃらんを利用し初めて、じゃらんバザールの20000円クーポンを利用することができました。配布直後には無くなっているレアクーポンなので、料金はあまり参考になりませんが掲載しておきます。

宿泊日:2020/3

旅行サイト:じゃらん 

プラン:【本館のお部屋】昔懐かしい雰囲気&ゆったり次の間付きのお部屋

部屋タイプ:【本館17,19番】大正十五年建築の次の間付

合計料金:51700円

クーポン:20000円(じゃらんバザールクーポン)

支払い料金:31700円

獲得ポイント:1034P

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