いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

八ツ三館【岐阜県 飛騨古川 桃源郷温泉】~極上の料理でもてなすホスピタリティ溢れる飛騨古川の別荘宿~

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 高山の奥座敷である飛騨古川で160年にわたり、寛ぎの空間を創造してきたお宿が八ツ三館(やつさんかん)さんです。安らぎが詰まった別荘のようで、お茶会、結婚式、宿泊客が同じ空間を共有し、昔々の旅情が感じられるお宿です。

旅情

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 八ツ三館さんは飛騨古川の荒城川の土手にあって、一見では旅館とは思えない地主屋敷といった外見です。

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 玄関のある土手道は一方通行で車が一台ほどが通れる広さです。何故にこんな狭いところが正面玄関なのか。車が流通する時代以前と思えば景色の良い川岸が玄関になったのか。

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 土手道を走っていると、唐突に現れる文化財プレートと門扉。初めて来た時はその高級感とおもてなしに、こちらが緊張したのを覚えています。車を着けるとドアマンと下足番の方が、すぐに駆け寄って来られました。3年ぶりの宿泊でしたが名前を告げると、察したかのような対応はさすがです。

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 門扉をくぐり文化財に指定されている玄関からお邪魔します。

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 宴会が催されても大人数を受け入れができるように玄関の土間と上り框はとても広い。

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 玄関を上がって左手にフロントがあります。フロント手前に「鹿鳴(ろくめい)」という小部屋があります。鹿鳴とは「おもてなしの宴会」と言う意味があるそう。

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 大正浪漫漂う鹿鳴でチェックインの記帳をしてお茶をいただきました。熱々の抹茶、お茶請けは手作り黒蜜寒天です。これまでの宿泊でも、八ツ三館さんのお茶請けは毎回手作りでした。お部屋には、新元号発表時に「令和」を書いた書道家の茂住修身(もずみおさみ)さんの書があります。飛騨古川のご出身なんだそうです。

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 玄関の衝立後ろのお部屋はロビーに該当する物でしょうか。八ツ三館さんは宿泊だけでなく外来宴会も受けておられます。宿泊日と大きな宴会の予約が重なった日は、この場所は沢山の人で賑わっていました。下画像の仲居さんがおられる廊下辺りから鉄筋造の観月楼という建物になります。

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 観月楼の1階には広い空間の休憩処があります。ここには湯上がりに丁度よい冷たいレモン水が用意してありました。

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 無料のマッサージチェアや書籍が置いてあるので、本を読みながらのんびりとしているお客さんもちらほら。窓からは手入れされた外庭を臨みます。いつ来た時かこのお庭でハクビシンを見たのを覚えています。

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 観月楼からさらに歩みを進めると光月楼という建物に変わります。この棟は木造屋ですが綺麗にリフォームされており、茶室や露天風呂などが付いた特別室の宿泊棟です。

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 1度玄関に戻り観月楼とは反対側にある文化財棟である招月楼へ向かいます。左画像が玄関側から見た廊下で、右が反対側から玄関側を見た物です。朱塗りの壁は個室のお食事処が並んでいます。また、右画像の行灯(あんどん)がある場所には貸切風呂があります。

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 道がてらに八ツ三館さん縁の陶磁器などが飾ってあるギャラリーを抜けると、文化財の宿泊棟である招月楼が姿を現します。明治38年に再建された飛騨商家の造りです。とても保存状態が良く当時としては吹き抜け天井は珍しいのではないでしょうか。

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 もともと宿泊施設としての建物ではないためか、どちらかというと宿というよりはお屋敷と言った雰囲気です。八ツ三館さんは「あゝ野麦峠」の映画撮影のロケ地になったお宿でもあります。

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 かつての玄関は確かにお店としての風情を感じることができます。現在は勝手口のようになっています。ここから表へ出ることもできます。

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 表から玄関戸まで不思議な距離感のある奥まっています。雪除けのようなものでしょうか。旧玄関?には門柱があり県道に面します。こちらがかつての正面玄関だったのかなぁと思いつつ。

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 玄関棟の2階にある文化財指定の大広間も見せて頂きました。

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 この大広間もとても美しく一本木材の梁が見事です。現在では建材を運搬するのも難しいのではないでしょうか。この日は昼から宴会があるということで椅子が並べられていました。他の旅館さんの大広間はこのご時世なので使用率は低いですが、八ツ三館さんはいつ訪れても宴会が入っている印象です。

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 大広間を見学していたらヒヨドリの巣を発見。卵を温めていました。毎年この木に巣を作るんだそうです。

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 館内にはかつて蔵として使用していた所にお土産屋さんがあります。小物からお菓子とラインナップは豊富な品揃えです。

 

お部屋

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  案内して頂いたのは観月楼の「皐月」というお部屋です。

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  本間10畳+前室と玄関5畳+広縁2.5畳+洗面+トイレ+お風呂です。

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  前室には囲炉裏があり冬に訪れた時は、お願いしたら炭をくべて下さいました。今回は流石に初夏だったので炭はなし。前室には洗面、シャワートイレ、お風呂があります。お風呂は温泉ではありません。

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 観月楼のお部屋は鉄筋造の建物ながらも、お部屋の内装は同じではなく、これまで泊まったお部屋とも趣向が異なります。 

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  広縁からは荒城川と対岸の本光寺が見え、夜間はライトアップも鑑賞できます。

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 チェックイン直後のお部屋は、お香が焚かれアロマ効果で落ち着きます。 お部屋の備えに不備はありません。ありがたいのは浴衣1枚、作務衣1枚と館内着と寝間着の2着。洗面には化粧水、乳液。これに簡易お裁縫セット、爪切り、絆創膏までありました。お部屋の鍵も2つあるので気兼ねなくお風呂に行けます。夕食・朝食中のお布団敷でお茶セットの入れ替え、冷水の用意とサービスは充実しています。

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 お布団敷きの際にはお夜食の差し入れもあります。ヒジキと梅のちまき飯です。館内には自動販売機も確認しましたが、従業員の勝手口のような所に設置されてあったので、お客さん用ではないかもしれません・・・。冷蔵庫には有料の飲料、休憩処にレモン水、お部屋に冷水と飲み物は充実しています。

 周辺にはお土産屋さん、お隣に酒屋さんがあります。ただし、早く閉まってしまいます。また周辺には大きな商店はなく、必要な物は事前に用意しておいた方が良いと思います。

 

お風呂

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 飛騨古川には目立った温泉地はありません。なので、少し離れたところにある桃源郷温泉からの運び湯です。温泉好きな人からすると残念かもしれません。しかし、アルカリ性単純温泉のツルツルとした感触はしっかりと感じられます。湯使いがいいのか、足し湯しているのか、翌朝に入っても温泉感が残っています。浴場は男女別の「せせらぎの湯」と「おしどりの湯」の計4か所あります。せせらぎの湯は時間制の男女入れ替えとなっており、おしどりの湯は夜間までは貸切風呂利用となっていて、それ以降は男女別浴場になります。

せせらぎの湯

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 2カ所のせせらぎの湯は少し趣向が違う造りとなっています。

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 一番大きな湯舟が桃源郷温泉の温泉となっています。循環湯ですが消毒臭は感じられず。入ってすぐ左手のイベント風呂は「みかんの湯」です。こちらは地下水の沸かし湯です。

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 屋外には釜風呂と石造りの露天風呂があります。こちらも地下水を沸かしたものです。釜風呂の湯は白濁しています。酒粕を沈めてあって「どぶろく風呂」として楽しむことができます。屋根が釜の蓋となんともユニーク。温泉ではないにしても、溢れ出た分だけお湯が注ぎ込まれます。

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 こちらはもう1つの浴場です。内湯の形状はほとんど同じです。

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 こちらのイベント風呂は「りんごの湯」と釜風呂は「バラ風呂」です。入れ替え後はバラは無く。男性がバラ風呂に入るのも変な感じなので無くてもいいかも?

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 内湯と露天風呂は湯舟が繋がっているので、こちら側の浴場は温泉の露天風呂に入れるのがポイントです。

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 露天風呂には19時まで日本酒の振る舞いがあって心身の源泉を注入できます。左は女性、右は男性とガラスと甕に趣きを変えているのも粋ですが、実は中に入っている日本酒も女性は甘口で男性は辛口でのご用意です。

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 脱衣所には化粧水、乳液から髭剃りまですべて揃っています。また、フェイスタオルとバスタオルも毎回新しい物を使用することができます。プチロッカーもあってお部屋の鍵などを入れることができます。

おしどりの湯

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 おしどりの湯は招月楼に至る廊下にあります。恐らくかつての大浴場であったであろうと思われる様相です。貸切風呂として利用ができますが、プライベート感以外での利用目的はあまりないかもしれません。アメニティは充実の品揃え。

 

お料理

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 お料理は朝夕ともに個室でいただきます。毎回違う個室に通してもらっているので、毎回違う雰囲気で食事が楽しめます。料亭旅館ということもあって、お料理にハズレがなく毎回当たりという安心感は他にはありません。内容は名物料理を除けば季節毎の趣を常に変化させた品々が配されます。お野菜は大旦那さんが自家農園で育てたものを使用しているのだとか。

 献立は頂いたお品書きをもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

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 食事時間になるとロビー横にあるライブラリーのような所へ向かいます。ライブラリーか廊下を挟んだBARで、まず食前酒をいただきます。

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【食前酒】:梅酒

 この日は日本酒ベースの梅酒です。梅ジュースを日本酒で割るカクテルのようで、焼酎で漬けたものより上品でフルーティ。テーブルに置かれた瞬間から梅が香ります。

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 食前酒をいただいて食事処の個室に通されると飛騨名品の和ろうそくでお出迎え。

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 着席時には先附が配膳されてありました。

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【先附】:

(左)アスパラ豆腐 生姜ジュレ掛 穂じそ

(右)水蛸蓴菜もずく エディブルフラワー

 アスパラ風味が淡い豆腐には、ショウガの刻みと搾り汁を薄口醤油で溶いたものをジュレにして合わせてあります。 水タコには梅肉をあしらい彩り良く、とても柔らく歯がスッとはいっていくような火の入れ具合。もずくはジュンサイを入れ込んで、まろやかなお酢と控えめの塩はタコの味を邪魔しません。ピンクのお花は食べれるカーネーションです。

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【先附】:針魚押寿司、太刀魚オランダ焼き、海老たで味噌焼き

 サヨリは炒りゴマの酢飯に「おぼろ昆布」が押してあり風味を楽しむお寿司。 タチウオには塩をしっかりと持たてあります。一夜干しのような引き締まった旨味と身に卵を塗って焼き上げてあります。 たで味噌と海老は炙ってありで香ばしく。殻はとても柔らかく頭から尻尾まで一口で食べても、口のなかに殻の硬さが残るものはありません。脱皮直後の物をわざわざ使っている?

 

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【お椀】:飛騨ほうれん草と湯葉のすり流し、白玉団子、大根、人参、木の芽

一口目はほんのりカツオの香りがするお澄ましのよう。沈殿したホウレンソウと湯葉を混ぜて再度口に入れると、ほのかに漂うホウレンソウとまろやかな湯葉の風味。刻み人参、大根、木の芽で彩をとり、白玉はもっちもちの小餅。とても涼を感じる一品です。

 

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【造り】:鮪、鱸、飛騨とらふぐ、とり貝

 山の中なのに刺身がとても美味しい。鮪は中トロより大トロに近い脂の乗りでとろける舌触りです。 スズキは白身のタンパク味と新鮮が分かる歯ごたえ。皮に炙りを入れて風味を高めています。 旬とは言えトリガイを飛騨の山奥で食べれるとは。かるく湯引きしてあり半生のような鮮度。トリガイ独特の甘味と旨味が強く口に広がります。 飛騨トラフグは極めて塩分濃度が低い淡水で養殖に成功した品種です。添え物のジュレポン酢を少なめに味わうと、海水で育ったフグよりも何故かフグ味がとても濃厚です。海水の方がミネラルたっぷりのような気がするのに不思議。あしらいは生ワカメ、大葉、山葵、蓼。加味はトロりとした「たまり醤油」。この醤油は地産の物で売店で販売してありました。

 

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【温物】:紫陽花饅頭 鱧 ズッキーニ 銀餡

 アジサイを模した饅頭の餅生地は白玉粉と紫芋でしょうか。海藻ビーズを散らしてアジサイのような華やかさを演出。中には甘く炊かれた海老と里芋が入っています。ハモとズッキーニは程良く火を入れてあります。ハモは打ち粉をしてホクもっちり、ズッキーニはサクサク感を残して上品な塩加減のカツオ銀餡に絡めてあります。

 

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【焼物】:天然アユ塩焼き、空豆

 配膳時は籠盛りでやってきました。女将さんのお手自らお皿に盛ってもらいます。海腹川背。海の物は腹が手前、川の物は背が手前で盛り付けます。構図は奇妙ですが、川魚は腹に小骨が多いから背中からどうぞという意味だそう。鮎の季節にしては少し早く、若鮎は骨が柔く全身まるっと食せます。焼き立て熱々で配されるので口に入れるとホクホクふっくら。付け合わせは、甘いそら豆に刻み昆布を合わせてあります。

 

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【強肴】:飛騨牛ミニステーキ、トマトポン酢だれ

 八ツ三館のステーキは他では口にできないほどの美味さです。A4ランクの部位はさっぱりとしたフィレかな。これでA5じゃないのだからびっくりです。舌で解けそうな程に柔く、とろける滑らかさは病みつきになります。ソースはトマトピューレの香りが裏側にあり、酸味が少ない醤油和ステーキソース。これに牛の旨味が絡むと昇天しそうです。お野菜は蕪の柔か煮、ラディッシュ、フリルレタス、さやえんんどう、イタリアンパセリ。八ツ三館さんは飛騨牛を一頭買するそうで、おいしさの秘密はそこかな。

 

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【お凌ぎ】:飛騨ほうれん草うどん 山葵菜 くこの実 蓮芋 大和芋とろろ

 さすがに手打ちではないようですが、色鮮やかな風味豊かなうどんです。小椀なので冷うどんのようですが、温うどんで配膳されます。お出汁は合わせ?少し醤油強めの味付けです。汁にはワサビ菜が入れ込んであり、ピリリとした辛味が爽やかです。とろろを混ぜ込んで食べると、味がまろやかになり優しくほうれん草が香ります。

 

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【汁】:絹さや、豆腐

【御飯】:飛騨ひとめぼれ、穴子ふりかけ

【香の物】:飛騨漬物

 まろやかな赤出汁に御飯は炊き加減が絶妙です。山椒の実と一緒に甘辛く佃煮にしたふんわり穴子が御飯に最高です。おかわりしてもちゃんと穴子も乗せてくれてあります。香の物はお茄子、大根の桜付け、野沢菜です。漬物もええの出してくれはります。

 

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【水の物】:

(椀)水無月南瓜 さくらんぼ

(ギヤマン)キウイ密漬け、のし梅紫陽花

 八ツ三館さんはお菓子屋さんでそのまま売っているようなデザートをいつも出してくれます。椀はカボチャのチーズケーキとさくらんぼです。チーズケーキはカボチャの自然の甘味に、サクッとふわりな生地にチーズをまろやかにするように小豆が入っています。豊潤。切り口の手作り感がいいですね。キウイの密漬けはコンポート。これにアジサイをイメージした梅ゼリーを散らしてあります。

朝食

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 朝食は地の物が盛り込みながらも、手作りでお野菜たっぷりな献立。

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・梅肉ゴボウ、春菊とエノキの和え物、こも豆腐、ワサビ菜のお浸し、八ツ三館オリジナル梅の甘露煮

・堅豆腐、ピリ辛もろみ胡瓜味噌

 堅豆腐やこも豆腐は北陸や飛騨の名産で豆腐というよりは、「お揚げ」「おから」に近い味わい。手作り味のオリジナル甘露梅はお口直しに。

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・朴葉味噌

・サラダ(生ハム、レタス、海藻クリスタル、ブロッコリー、ミニトマト、イタリアンバジルドレッシング)

・タジン鍋の蒸し物(蟹爪、タラの味噌漬け、パプリカ、キャベツ、水菜、刺身こんにゃく、ポン酢)

 飛騨高山名物である朴葉味噌。お料理のこだわりからすると味噌床は持っておられると思うので自家製かな。これまでの宿泊でも、サラダと続いてタジン鍋の蒸し物は八ツ三館さんの定番のラインナップです。

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・とろろ山芋

・鳥皮燻製の南蛮漬け(玉葱、パプリカ、人参)

・虹鱒の一夜干し

・ワカメの茶碗蒸し

 ニジマスの一夜干しは、朴葉味噌を温めた後の炭で香ばしく焼きます。一夜干しに朴葉味噌を塗って焼いても美味です。茶碗蒸しは具材がワカメだけというシンプルさ。ワカメと玉子地が薫る素朴な味が、朝食には最適で胃袋が癒されます。

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・香の物(野沢菜、大根柚子なます、はちみつ梅干し)

・味噌汁(湯葉、わかめ、三つ葉)

・飛騨産白米

 御飯は時間に合わせて釜炊きです。飛騨の水で炊くお米はどこで食べてもおいしく。お味噌汁は少し酸味のある関西風赤出汁。

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・白胡麻プリン

デザートのゴマプリンは夕食と同じようにスィーツ店の商品棚に並んでいるような一品です。前回の宿泊では黒ゴマプリンでした。白でも黒でも卵とゴマがとんでもなく濃厚です。まろっと滑らかな生地を食べ進めると、器の底には沈殿した摺りゴマで薫りが更に贅沢。

 

まとめ

 八ツ三館さんに宿泊して一番はやはりお料理。それに並ぶのが従業員の方の接客です。お料理に関しては、フレンチレストランも別営業されておられることもあってか、デザートが会席料理の繋ぎではなく本格的な和洋菓子の一品です。配膳して頂いた方のお料理の説明も完璧で、質問にも即答と隙がありません。宿の雰囲気もとても気に入っています。茶会や宴会利用の客と同じ空間を共有する様は、時代ドラマの一風景のような旅情があります。口コミでは、この外来客との接触は控えたいという書き込みも目にしたので好みもあるかなと。それも旅のエッセンスの1つと楽しめる方は面白い宿泊ができるかもしれません。1つだけ言うならば、お風呂が源泉かけ流しでなくとも、源泉投入があれば・・・と思う次第です。

宿泊料金

 さて、宿泊料金です。平日でも通常料金2人40000円を下回らず。お部屋にもよりますが、一般客室は土曜泊であれば45000円程度が相場かなと思います。宿泊日は土曜泊でしたが平日プランが一休(yahooトラベル)にありました。それでも43000円でしたが、yahooの夏旅クーポンと即時ポイント利用で37000円まで価格を抑えれました。平日に泊まれるのであれば、楽天のスーパーセールによく出品されておられるので、そちらの方が安いかもしれません。

宿泊日:2019/6

旅行サイト:一休(yahooトラベル)

プラン:【日本味の宿×一休】平日限定お値打ちに飛騨を満喫~大人の隠れ宿で味わう季節の会席

部屋タイプ:【観月楼】 和室(10帖+4.5帖)禁煙室 (和室)

合計料金:43360円(2名)

クーポン:2000円(yahoo!プレミアム会員特典)

ポイント:4130P(ポイント即時利用)

支払い料金:37230円

獲得ポイント:372P

桃源郷温泉 八ツ三館 宿泊予約

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