いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

元湯石屋【石川県 深谷温泉】~加賀藩お墨付きの能舞台とモール泉がある一軒宿で日本海の幸を堪能~

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 創業は江戸時代。元湯石屋さんは、加賀藩ゆかりの能舞台とモール泉が自慢のお宿です。その歴史に偽りのない木造と土蔵の建物は、昔のままの風情を留め、金沢市街地から離れた所にひっそりと佇む1軒宿です。

旅情

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 共同の駐車場に停めると、バス停でバス待っておられた旅館の従業員と思わしきご年配の女性から、「玄関前に停めるといいよ」と丁寧に案内にして頂きました。

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 玄関を入るとスタッフの方が気持ちよく出迎えて下さいました。天井が格子状になっていて、玄関戸の両サイドには「阿」「吽」を表す、存在感抜群の狛犬を象った彫り物があります。

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 玄関を上がった所にあるロビーで、記帳してお茶を頂戴しました。外観から一変して 内装は綺麗にリフォームされていました。ここには喫茶と瞑想部屋があり、金沢周辺の観光パンフレット、お土産の小物、新聞などが置いてあります。

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 有料ですが喫茶ではコーヒーと紅茶を飲むことができます。瞑想部屋とは何ぞや?と思っていたら阿弥陀如来像が祀ってありました。元湯石屋さん縁の展示や、ちょっとした読み物が置いてあります。瞑想部屋入り口にある欄間の彫り物も折れそうな程に細かい。

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 ロビーから向かって右側は宿泊棟と大浴場があります。廊下付き当たりの少し広いスペースから、右の通路奥が大浴場、手前に2階への階段、ガラス戸からは中庭を眺め見ることができます。

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 ガラス戸を外にでると、縁側から見えるのはイチョウの大木と、離れの家屋と手入れの行き届いた中庭です。現在は離れに泊まるプランはありませんが、時の総理大臣がお泊りになったと公式HPにありました。

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 2階に上がると「孔雀の間」と「書院の間」があります。見たことのない模様が小窓に施されています。

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 1階の階段下の通路を進むと大浴場の湯上がり処があり、その前には冷水が置いてあります。大浴場の道がてら出窓のようなスペースに、アンティーク家具でおしゃれな空間を演出してありました。何故かこういう隙間的生活空間のような場所に見入ってしまうのは自分だけでしょうか。

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 今度は玄関から向かって右側の棟です。こちらも木造建築と土蔵造りにとなっていて、宿泊部屋、お食事処、能舞台があります。ロビーから廊下を進むと、足音で土蔵?から木造に変わるのが分かります。ここから奥に進んでいくと能舞台がある大広間へ通じています。

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 2階にあがると白壁基調の天井が高い造りになっていて、大浴場のある棟に比べるとこちらのほうがレトロ感があります。

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 これは1階部分で左画像の屏風がおいてあるところがお食事処です。宿泊部屋が並ぶ廊下は天井が照かり、お部屋の引き戸も重厚感がります。この記事内で書いた以外にも近代的な宿泊部屋もありました。

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 能舞台に上がれるプランで宿泊したので、所定時間にロビーに集合です。案内しながら、お宿のご主人さんらしき方が、能について分かり易く説明をして下さいました。

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 舞人さんや演奏係さんの楽屋。

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 楽屋からの渡り廊下、大広間観覧席。能面は実際に裏から覗かせてもらったのですが、視界が物凄く狭いのにびっくり。

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 大広間の舞台と観覧席からの能楽堂。大広間はお食事処としても使われているようでした。当時の加賀藩主のお殿様は能がかなりお好きだったようです。加賀の国では能は大衆演劇のような所もあったり、能に関する決まり事やどのような所作があるかなど、とても面白いお話を聞くことができました。

 さて、館内の設備です。アルコールとソフトドリンクがミックスされた自動販売機があります。お部屋から個別に、おつまみやお酒を頼むこともできるようです。周囲には何もない1軒宿なので、必要な物があれば事前に揃えておく方がいいと思います。

 

お部屋

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 案内して頂いたのは「孔雀の間」です。

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 間取りは本間8畳+前室4畳+角広縁+洗面トイレです。前室には囲炉裏机が置いてあり、丁寧に灰が整えられています。

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 本間には書院があり床の間には一輪挿しが飾られ、朱塗りの壁が特徴的なお部屋は豪商屋敷を移築したものだそうです。

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 説明には四君子(蘭、竹、菊、梅)が彫り込まれているようです。調べてみると、蘭、竹、菊、梅は君子の特性と似ているのだとか。元湯石屋さんは文人さんも多く宿泊したお宿で、文人はみな君子を目指すというところから欄間に飾ることになったのでしょうか。

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 襖には見たことのない引手。右は七宝の絵柄。七宝は仏教における七種の宝なんだそう。

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 館内の案内に載っていた細工です。入り口の柱には瓢箪、盃、扇の細工が埋め込まれています。これも何か意味があっての物でしょうか。調べましたが分かりませんでした。わざわざ粋のある造形をここに装飾する意味はなんなのか。

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 角部屋の縁側はL字です。窓からは正面玄関と前庭を眺めることができます。

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 水回りは昭和感のあるものですが綺麗にしてあります。トイレは安心のシャワートイレ、洗面にはドライヤーも置いてあります。古いですがお湯もきちんと出るし、水は天然のおいしいお水で飲用可能とのこと。

 アメニティは不足なく、うれしいことにバスタオルが2枚です。金庫に空の冷蔵庫、エアコンもありますが、冬は石油ストーブも置いてくれていました。

 

お風呂

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 泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で、黒色に近い茶褐色のモール泉となっています。モール泉はイネ科の植物成分が多く含まれた温泉で、湯舟の底までの透明度はない感じです。無味無臭で視覚的効果のせいか、藁のような匂いがしたような、しないような。源泉名が「深谷温泉 元湯源泉」なので自家源泉でしょう。源泉の温度がかなり低いので、加温あり、循環あり、消毒ありとなっています。しかし、消毒臭は全く感じられずツルりとした温泉らしい感触はしっかりとあります。

殿方大浴場「琥珀の湯」

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 男湯の内湯は入って左の源泉浴槽?、右側の快適温度の小浴槽、奥のあつ湯の中浴槽があります。

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 源泉風呂と思わしき浴槽は、源泉の温度が元より高くないため、水風呂のように冷たいです。蛇口からは何も出ず、循環もされていないようで100%源泉でしょうか。冬はさすがに冷たすぎて足しか入れませんでした。

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 こちらは快適に入れる温度になっていた3人ぐらいが入れそうな湯舟です。温度設定が丁度良く一番長く入っていられました。

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 奥にある6,7人は入れそうな浴槽は、長湯をするには熱く、さっと体を温めたい洗体後に入るに丁度良い熱さ。

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 露天風呂は1人で快適程度の大きさです。湯舟と光加減の効果か、露天風呂と源泉浴槽は他の2つの浴槽よりも茶褐色が濃くツルツル感も強いように感じました。

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 脱衣所の入り口前には貴重品を入れる小さなロッカーがありました。ドライヤー、綿棒、男性用の化粧水やトニックの備品があります。タオルや髭剃りはお部屋から持参です。

婦人大浴場「紅玉の湯」

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 内湯は男性風呂とは違い源泉風呂と快適温度の大浴槽となっています。

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 源泉湯舟はかなり冷たく冬場は気合がないと入れません。あつ湯の湯舟がない代わりに源泉蛇口が付いています。アメニティにフェイスパックが付いていたので、この源泉に浸して使えるという女性には嬉しい天然化粧水。源泉投入がないので源泉蛇口はうらやましい・・・。

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 大浴槽は7,8人ぐらいが余裕を持って入れる大きさがあります。

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 露天風呂は男性のものと対称的な造りとなっています。相方もやはり露天風呂は湯の色が最も茶色と言っていました。露天風呂は湯舟の中に男性露天と湯を共有する穴が開いていて水位が調整されていました。脱衣所にはドライヤー、綿棒、女性用の化粧水や乳液がおいてあります。

 

お料理

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 友人と一緒に宿泊したのですが、予約を別々にしたので違う場所での食事になっていたようです。チェックイン時にすぐに対応して頂いて、同じお食事処に再セッティングして下さいました。ちびっ子もいたのですが、配膳時など素晴らしい気配りとおもてなしです。

 朝夕ともにお食事処「欅(けやき)」で用意して頂きました。お品書がなかったので、配膳係さんから聞いた内容と、実際に食べた感触から献立を作っています。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

夕食

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 とにかくお値段に対して素材の使いがとんでもなく贅沢でした。一品一品がメインディッシュという内容で、胃袋に易しく接してくれるのは前菜だけという。苦しいのか嬉しいのか悩ましい程で、各々のお皿はちょっとずつではなくボリュームがあり覚悟を決めて食べるに相応しい内容です。

 

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【前菜】:①人参のカステラ、②牛蒡の牛肉巻き・そらまめ、③牛蒡の旨煮、松葉銀杏、④エンドウ豆の含め煮

 ①カステラは人参の甘さをギュッと閉じ込めてチーズケーキのような濃厚さがあります。②牛蒡の牛肉巻きは醤油強めで、そら豆は甘く炊き、色と味の対比が美味。③牛蒡旨煮は味わい深く少し酸味を持たせ胡麻をまぶし、とても大きい銀杏はゆるりと塩味。④エンドウ豆はやさしいお出汁に浸し、素材のままの青い風味が良く。この前菜の後から怒涛の献立が始まります。

 

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【造り】:白海老、平政、赤西貝、本鮪、スズキ

 白エビは少しタンパクで甘味も控えめで、甘エビのようなねっとりとしたクドさが無くいくらでも行けます。どのお造りも素材本来の味は濃く、本マグロは程よく脂が乗りスズキ、赤西貝は歯ごたえがコリコリ。つまは大根けん、大葉、本山葵。お造りは醤油と甘みが強い関西風たまり醤油で。

 

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 【碗】:治部煮

 「福」と蓋に書かれた椀に盛られているのは治部煮です。鴨は叩きにしたように中心は赤く、3人前のぐらいの厚みがあります。ふんわりと柔く炊いてあり鴨の旨味が口に広がります。さらにつみれも盛り込まれて2度楽しめ、これまで食べた鴨ランキング1位だったかも。蕪や里芋はほろりと溶けるように火を入れてあり口当たりが極上です。他では見ない「すだれ麩」が入っていて石川県の治部煮の定番のようです。お出汁はみりんが強めの鰹の銀餡です。彩りにインゲンを盛り込み、本山葵をあしらい、お出汁に溶いていただきます。治部煮というよりは丁寧に仕上げた炊き合わせのようです。

 

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【焼物】:鰆の幽庵焼き、茗荷の酢漬け

 焼きたてで配されました。みりん風味が強めのとても甘い漬焼きです。サワラなのに身は良く締まり、脂加減は絶妙で上品なタンパクさです。2,3口程度の大きさで、少しだけおいしい物を口にするには丁度良く。付け添えはのミョウガは酢を抑えて、こちらも上品です。

 

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【台物】:能登牛の石焼き

 能登牛は「のとぎゅう」ではなく、本来の呼び名は「のとうし」と言うのだそうです。ランクはA5と公式HPにあります。ややたくましい系のお肉はロースでしょうか。とろけるのではなく歯ごたえ十分で、噛めば噛むほど質のいい和牛の旨味が滲みだします。これを酸味がない甘い赤味噌で頂戴します。付け合わせはシメジと菜の花、味の変化に柚子胡椒も添えてあります。

 

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【洋碗】:蟹身味噌チーズ仕立て

 熱々で配膳されたのは、カニ尽くしの椀です。ほぐした蟹身、エノキ、エリンギをクリームソースに浸し、芹を添えたらその上にカニ味噌を回し掛け、さらにチーズでパックしてあります。クリームとカニ味噌の相性がとにかく抜群でコクが増し、それにカニ身が混ざると濃密な風味に包まれます。チーズをバーナーで炙って焦がしてあるので、チーズと蟹が香ばしいリッチな和風グラタンです。

 

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【お凌ぎ】:古代米 蒸しおこわ

 赤米をもちもちに蒸して丸めて、醤油を強めにもたせた餡に浸してあります。赤飯は小豆の煮汁が染みた物ですが、赤米はもとから赤い古代米の1種です。味は風味の強い赤飯のようですが、「ひえ」「あわ」のような雑穀独特の味があります。これも熱々で配され、餡に絡めると雑煮のような感覚で食べれます。花を添えるのは百合根と蒸し穴子です。この蒸し穴子がふっくらと程よい甘醤油がおいしい。

 

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【揚げ物】:河豚の唐揚げ、松葉ガニの天ぷら

 ここで揚げ物ですか!?というのが正直な感想です。すでに満腹感を通り過ぎていました。だが・・・。配膳時に説明がなかったのですが、口にした瞬間に「フグやん!」と感動。しっかりと揚げられて火が通り過ぎている感があるも、大振りでホクっとしている素的なタンパクさ。塩をほんのりと加味。カニ足のてんぷらも少し火が入りすぎているのか、やや締まりがありました。小振りながらも蟹の甘味は強い。普通はフグ1、カニ1、お野菜2ぐらいで盛られるはずが、フグ2、カニ2と、懐石料理の一品でこんな贅沢な揚げ物に出会うことは珍しいでしょう。お腹がいっぱいなのに入ってしまうのは何故でしょうか。香り付けは酢橘でさっぱりと。

 

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【酢の物】:モクジの薄造り

 モクジは初めて聞いた魚です。調べてみるとコブダイのようです。ベラ科なので身が柔く臭みがあるとのことです。とても残念な魚のように聞こえますが、口にしてみるとフグのようなタンパクさと歯ごたえは「てっさ」か?と思わせるほど。見た目はもちろんフグではなく鯛。今までに舌が感じたことがない味覚と感触に困惑。お造りで提供できるのは新鮮だからこそでしょうか。酢の物にしたのはポン酢の柑橘が、かなり強めだったのと、お食事前に配膳されたので「酢の物」にしました。薬味は紅葉おろし、みょうが、わけぎ、大葉です。

 

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【食事】:石川県産白米

【止椀】:味噌汁赤みそ仕立て

【香物】:白菜

 お食事の時点でかなりお腹が苦しく。お米を小盛にしてもらいました。北国の白米は透き通るような甘味があります。止椀の赤味噌は台物の味付け味噌と似ています。酸味のある関西風の赤味噌ではなく、ほんのり甘さと赤味噌独特の鼻に抜ける香り。香の物は白菜そのままで塩を抑えた浅漬けです。

 

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【水菓子】:宝石箱

 7㎜角ぐらいの寒天ゼリーは緩く甘味を持たせてあり、その間に黒豆、ブルーベリー、オレンジ、パイナップル、柿、キウイ、苺と彩りよく盛り込まれ、甘酒のソースを回しかけてあります。見た目が雅で、納得の宝石箱。甘酒のソースは糀の風味が豊かで、どちらかというと「どぶろく」です。ゼリーは煮切りワイン?煮切り日本酒?に加糖した物でしょうか。このゼリーがソースと混ざると上質な大人のお菓子。

朝食

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・籠盛(ほうれん草胡麻和え、ちりめん山椒、ひじきの煮物、山芋とろろ)

・鯵の一夜干し、もろみ味噌

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・出汁巻き卵、大根おろし

・車麩芹添え

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・モクジ昆布締め

・自家製豆腐

・メロン

・白米、蓮芋茎のみそ汁、佃煮昆布

 籠盛は白米と合わせて食べれる物が揃っています。ちりめん山椒はピリッと程よく塩加減はおとなしい。粘りが強い濃厚味は「山の芋」でしょうか。3口程度で食べれる小振りの鯵一夜干しと、もろみ味噌はピリリとして白米が止まりません。対照的に丁寧に巻き上げた出汁巻きは舌触りが良くあっさり。車麩はもっちりとして歯ごたえのある触感に芹に春を感じます。夕食にも出た「もくじ」は、朝食では味わい深く昆布締めで。自家製豆腐は熱々で配膳されます。献立はシンプルな旅館の朝食といった内容です。しかし、ボリュームたっぷりの夕食で、疲れた胃腸を気遣うようなやさしい味付けの物ばかりです。

 

まとめ

 朱の壁と雅な欄間に一目惚れして、元湯石屋さんに宿泊するなら「孔雀の間」と決めていました。実際泊まってみて、お部屋の造り込みや家具も想像以上に素晴らしかったです。お宿全体の雰囲気もいいですが、能舞台の見学と能に関する勉強ができるのは他にはないものです。お料理は素材は新鮮贅沢な物を使っておられらます。お造りは、当日お昼に食べた近江市場の海鮮丼より美味しく感じました。ただ、美味しいのに一品一品がヘビーなものが多く悩ましい。お風呂に関しては、モール泉の源泉風呂と思われるものはあります。ただ、源泉の投入はないので、源泉を少しでも足してもらえたら最高なんだけどなぁ・・・。しかし、モール泉自体はとても珍しいものですし、温泉の浴感はしっかりとあるので満足度は高いものです。

宿泊料金

 さて、宿泊料金です。公式HPが最安値で同日42900円でした。今では使用できないですが、yahooトラベルの「5の付く日」と「旅旅サンデー」の併用で15%ポイント利用で6765円引きで泊まることができました。お宿のサービス、お風呂、お料理を考えると、このお値段だとお釣りがくる宿泊だったと思います。

宿泊日:2020/2(土曜日泊)

旅行サイト:yahooトラベル(一休)

プラン:能舞台に上がれる!能の歴史に触れる案内サービスプラン

部屋タイプ:伝統の客室【孔雀の間】和室8帖(バスなし)

合計料金:45100円(2人)

ポイント:6765P(ポイント即時利用)

支払い料金:38335円

加算ポイント:380p

深谷温泉 元湯石屋 宿泊予約

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